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「超ボーカリストオーディション」1期生がライブ開催、最終審査進出者決定

6年近く前2018年05月29日 12:02

SDRが開催しているオーディション「超ボーカリストオーディション」のライブ審査が本日5月29日に東京都内で行われた。

このライブ審査は現在候補に残っている7名からグランプリを決める最終審査に進む2名を選ぶもの。参加メンバーは課題曲に自分で歌詞をつけた楽曲と自由曲ワンコーラスぶんを観客と審査員の前で歌唱した。

トップバッターで登場した石井翔也は母への感謝を込めて選んだという大橋卓弥「ありがとう」を自由曲として歌うと、「自分は夢を見させてもらえる恵まれた環境にいる。支えてくれている家族みんなに感謝しています」と言って課題曲にも家族への感謝の思いを込めた。続く石綿宏司は「みんな自由曲にバラードを持ってくると思って」と言っていきものがかり「ブルーバード」で会場を盛り上げる。一方で課題曲は“夕暮れ”をテーマに歌詞を書き上げ、歌い終えると「皆さんの心に届いたらいいなと思います」とメッセージを伝えた。

福岡から上京して今回のオーディションに臨んでいる大塚太一は、課題曲に故郷への思いを詰め込んでみせる。また彼は「ステージの上でやってみたいことがあって」とコール&レスポンスを披露し、そののちに自由曲として[ALEXANDROS]「ワタリドリ」を歌った。「僕は20歳にして、髪も染めていないし虫歯菌にも侵されたことがありません」と無垢さをアピールしたのは奥武大輔。彼が課題曲に付けたタイトルも「白」で、寒い冬をイメージして作ったというこの楽曲を歌うと、自由曲にも槇原敬之のウインターソング「冬がはじまるよ」をチョイスする。クリス・ハート「I LOVE YOU」を歌った森英寿は曲と曲の間に特技だというマジックで自己アピール。そして課題曲には両親への思いを乗せて歌声を響かせた。

6人目に登場したケビンは課題曲からパフォーマンスをスタート。「新学期になって皆さん悩みとかあると思うけど、自分が変わることが(悩みを解消する)近道だと思って書いてみました」と説明し、「マスク」と名付けた曲を歌い上げる。自由曲にはあいみょん「愛を伝えたいだとか」を選び、最後に「今後の活動に向けて、よろしければ力を貸してください」と観客に訴えた。ラストを担った寺坂尚呂己はステージに姿を見せるなり清水翔太「桜」を歌ってみせる。この曲について彼は「僕は5年間カスタマイZというバンドで活動していました。そのバンドは解散してしまったんですけど、全力で走ってきた大切で貴重な5年間。一緒に戦った仲間、スタッフさん、何よりもファンのみんなに感謝の気持ちを伝えられたらと思って(曲を)選びました」と説明。そして「これからが新しいスタートです」と、「自分に素直であること、受け入れること、大切にすること」という思いを歌詞に込めた課題曲を歌った。

審査がすべて終わると観客が投票を行い、さらにこのライブ審査のニコニコ生放送視聴者によるリアルタイム投票とこれまでのオフィシャルサイトでの投票の順位に応じた数のピンポン玉が参加メンバーの持つボックスに入れられた。結果発表はボックスの中のピンポン玉を1つずつ数えていく形で行われ、参加メンバーは緊張の滲む笑顔を浮かべながらボールをフロアへ投げ入れる。観客がカウントを続ける中、最後まで残ったのはケビンと石綿の2人。2人は驚きの表情を浮かべながら審査通過を喜び、ケビンは「最終審査に向けてしっかり準備を進めたいと思います」、石綿は「自分の歌が届いたんだなって実感しました」とそれぞれに思いを語っていた。

勝ち残った2人は最終審査に進出。この最終審査には、今後行われるオーディション2期審査の通過者も参加する。「超ボーカリストオーディション」2次募集の締め切りは、5月31日となっている。