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「ラムのラブソング」最初のデモ音源がWebに

5年以上前2018年06月22日 2:05

テレビアニメ「うる星やつら」のオープニングテーマ「ラムのラブソング」のデモ音源が、同アニメの劇中曲を手がけた安西史孝の、音楽SNS「nana」のアカウントで公開された。

この音源は作曲者である小林泉美が1981年の初夏に作った最初のデモとのこと。これを基に歌詞やアレンジを検討してレコーディングが行われたため、歌詞が完成バージョンと異なっていたり、一部がスキャットになっている。安西はこの音源について「当時のアニメのテーマ曲は、登場人物の名前やシチュエーションが必ず入っているのが常で、私はディレクターにこれを渡されて『え? これ大丈夫なの?』なんて言ったものです。まあ、私の書いたシンセのBGMも当時は周りから『え? 大丈夫なのかよ? こんな劇伴作っちまって』と言われたんですけどね(笑)」と振り返っている。

なお今回この音源を公開した理由について安西は、5月に静岡・キティ伊豆スタジオでイベント「OTAKU Spirit Sessions」が開催され、そこで安西と小林が1991年に東京・日本武道館で行われた「うる星やつら 10th ANNIVERSARY」以来27年ぶりに会い、「せっかくだから公表しよう」という話になったからと説明している。

「ラムのラブソング」はアニメ「うる星やつら」のオープニングテーマとして書き下ろされた、松谷祐子のデビュー曲。1981年10月にシングルが発売され、以降数多くのアーティストによってカバーされている。