JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

“趣味が近い同世代”Rei&オカモトショウ「Reiny Friday」で厳選カバー熱演

5年以上前2018年07月18日 10:03

Reiが7月13日に自主企画ライブ「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.8」を開催した。

「Reiny Friday -Rei & Friends-」は彼女が音楽仲間をゲストに招いて実施している自主企画イベント。開催8回目を数える今回、彼女はゲストにOKAMOTO'Sのオカモトショウ(Vo)を迎えた。

色とりどりの傘が飾られ雨音がしとしとと響く場内に、まずはラベンダー色のワンピースを着たReiが登場。アコースティックギターを抱えてステージ下手の椅子に腰をかけると「こんばんは、Reiです。『Reiny Friday』最後までお楽しみください」と挨拶して、イベントのテーマ曲「Rainy Monday Blues」でライブの幕を開けた。エレキギターに持ち替えてステージ中央へと立ったReiは、玉木正太郎(B)、カメダタク(Key / オワリカラ)、大宮洋介(Dr)からなるバンドメンバーと共にポップチューン「MOSHI MOSHI」を演奏。Reiが「Are you ready!?」と耳に手を当てて観客の歓声をさらうと、4人の演奏は熱気を帯びていった。

「JUMP」では首にかけたタンバリンを、「Black Cat」ではハーモニカを鳴らしてオーディエンスを魅了したReiは、ゴキゲンなThe Beatles「Birthday」のカバーに乗せてこの日のゲスト・オカモトショウを呼び込んだ。ショウはステージに姿を見せるとハーモニカとマイクを持ち、Reiとバンドと共にリトル・ウォルター「Mellow Down Easy」をセッション。Reiのギターソロ中には自身もステップを踏んだりと大いにライブを楽しんでいる様子だった。

2人が出会った当時を回想したMCでショウは「最初にReiちゃんと会ったハマ(・オカモト)が『俺たちと同じぐらい楽器の話ができる女の子がいた。誰にもわからないようなペグの話で盛り上がった』って言ってて、『絶対に嘘だよ』って思った」と笑い、「濃い音楽の部分が共有できる相手って、ミュージシャンやっててもなかなか出会えない。今日呼んでもらえてうれしいです」とReiにメッセージを贈る。これにReiが「同世代でなかなかないですよね。次のOKAMOTO'Sの曲は、そういうジェネレーションを意識した曲?」と質問すると、ショウは「90年代生まれの自分たち、みたいな看板がわかりやすいほうがいいなと思って。そういう自分の幼少期とか今とかがごちゃごちゃに混ざったような曲です」と返し、OKAMOTO'Sの「90'S TOKYO BOYS」を披露。2人はかけ合うようにラップを繰り広げて観客の体を揺らした。

続くMCでReiがこの日届けた「Mellow Down Easy」はショウのリクエスト曲だと明かすと、ショウは「OKAMOTO'Sじゃやろうってならないから。趣味が近いからこそ今日何やろうって悩まなかった?」と喜びをにじませ、Reiも「ホントはもっともっとやりたい曲あったけど厳選しました!」と語る。2人はそんな選び抜いた曲の中からThe Who「My Generation」、Aerosmith「Walk This Way」を披露。ショウは曲中にコール&レスポンスを実施し、会場を大いに沸かせたのちステージを降りた。

ショウとのコラボパートを終えたReiは、スポットライトを浴びてエモーショナルに「Long Way to Go」を歌唱。バンドアンサンブルへと変化すると、雄大な歌声を響かせてオーディエンスを圧倒した。飛行機の走行音のようなSEから入った「Sky Girl」でキャプテンになりきってアナウンスしたReiは、身ぶり手ぶりを交えて開放感のあるボーカルを披露。ドライブ感のある「my mama」やロカビリーテイストの「Route 246」、遊び心のある「COCOA」といったアッパーチューンが続いたライブ終盤では、巧みなギタープレイとバンドメンバーとの白熱のセッションでファンのテンションをこれでもかと引き上げていく。この日のラストナンバーは「New Days」。最初はアコギで演奏をしていたReiはここで改めてメンバー紹介をし、それぞれが熱いソロプレイを見せると自身もフライングVへと持ち替えてお立ち台の上へ。フロアに背を向けていたReiは振り向くとサングラスをかけており、最後にギターを堂々と鳴らしてファンを熱狂させた。

アンコールでブルーのリッケンバッカーを抱えたReiは「アンコールありがとうございます」と感謝し、ここで自身のレーベルReiny Recordsがユニバーサル ミュージック内レーベルとなることを発表した。会場が祝福の声に包まれる中、Reiは再度ショウとバンドメンバーを呼び込んでマディ・ウォーターズ「Got My Mojo Workin'」をカバー。最後はボンゴを叩くショウと共に「BLACK BANANA」を熱演し、着席していた観客をも総立ちにさせる大盛り上がりの中「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.8」を締めくくった。

Rei「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.8」2018年7月13日 セットリスト

01. Rainy Monday Blues
02. MOSHI MOSHI
03. JUMP
04. Black Cat
05. Birthday(The Beatlesカバー)
06. Mellow Down Easy(リトル・ウォルターカバー)
07. 90'S TOKYO BOYS(OKAMOTO'Sカバー)
08. My Generation(The Whoカバー)
09. Walk This Way(Aerosmithカバー)
10. Long Way to Go
11. Sky Girl
12. my mama
13. Route 246
14. OCD
15. COCOA
16. New Days
<アンコール>
17. Got My Mojo Workin'(マディ・ウォーターズカバー)
18. BLACK BANANA

関連記事

OKAMOTO'S。写真左上がハマ・オカモト。

OKAMOTO'Sハマ・オカモト、体調不良を受け当面の活動を休止

約6時間
OKAMOTO'S

あのちゃんの友達になれるオカモトは誰だ

8日
「OTODAMA'24~音泉魂~『必死のパッチで20年目!大感謝祭』」メインビジュアル

「OTODAMA'24~音泉魂~」全42組の入浴順決定、トリは四星球&Cornelius

8日
「VIVA LA ROCK 2024」ロゴ

「ビバラ」最終発表でペトロールズ、フレデリック、BREIMEN、秋山黄色ら追加&タイムテーブル公開

12日
「Music Proof~Tempalay~」より、小原綾斗(G, Vo)。

Tempalayの世界観に迫る密着特番放送 TOSHI-LOW、オカモトショウ、TENDRE、成田凌らが証言

18日
「NYLON JAPAN」創刊20周年記念ロゴ  (c)NYLON JAPAN

「NYLON JAPAN」20周年イベントにリトグリ、げんじぶ、NOA、木村カエラ、ニコタンら

20日
ATEEZ(写真提供:NHK)

ATEEZの世界観&edhiii boiの歌詞の魅力に迫る「沼ハマ」OA、ワンエンメンバーとSKY-HIも登場

25日
「森、道、市場2024」告知ビジュアル

「森、道、市場」にAwich、おとぼけビ~バ~、折坂悠太、ralph、土岐麻子、どんぐりず、ベボベら追加

26日
RHYMESTER

17年ぶり武道館大成功のRHYMESTER、50代でもいまだ成長途中「もっとラップうまくなりたいのよ」

約1か月
「森、道、市場2024」告知ビジュアル

「森、道、市場」に岸田繁、ライムス、藤井隆×後藤輝基×ONIGAWARA、カネコアヤノら追加

約1か月