石川さゆりが8月15日にニューシングル「花が咲いている」をリリースする。
本作の表題曲は、サウンドプロデュースを亀田誠治、作詞および作曲を水野良樹(いきものがかり)が手がけたナンバー。シングルのカップリングには、亀田がプロデュースし、水野が作曲、いしわたり淳治が作詞した「オリーブの島」が収められる。またアーティスト写真やジャケット写真のビジュアルプロデュースは箭内道彦が担当した。
パッケージ盤の発売に先駆けて、Apple Music、レコチョク、Google Play Music、LINE MUSIC、Spotify、AWA、KKBOXなど各サブスクリプションサービスでは8月1日に楽曲の配信がスタートする。
石川さゆり「花が咲いている」収録曲
01. 花が咲いている
[作詞・作曲:水野良樹 / 編曲:亀田誠治]
02. オリーブの島
[作詞:いしわたり淳治 / 作曲:水野良樹 / 編曲:亀田誠治
03. 花が咲いている(オリジナルカラオケ)
04. オリーブの島(オリジナルカラオケ)
亀田誠治 コメント
ご縁あって子供の頃からTVの中の憧れの人だった石川さゆりさんの楽曲をプロデュースすることになりました。
新曲「花が咲いている」は僕が一番信頼しているいきものがかりの水野良樹さんに作詞作曲をお願いしました。水野君は昭和歌謡をこよなく愛し、昭和歌謡を代表する作詞家阿久悠さんの追悼特番で一緒に楽曲制作をした仲です。歌は時代を映す鏡。水野君は平成という時代が持っている空気を見事に歌に込めてくれました。一言一言を大切に歌うさゆりさんの歌声はまさに野に咲く花のよう。この「花が咲いている」も、きっとたくさんの人の日常に希望という花を咲かせてくれることでしょう。
「オリーブの島」はさゆりさんが「波止場しぐれ」以来35年ぶりに小豆島の歌を歌います。僕も小豆島まで行って、小豆島の今の空気をいっぱい吸い込んで作品に注ぎました。さゆりさんの伸びやかな歌声が、瀬戸内のおだやか風景といつの時代にも変わらない人と人の優しいふれあいを伝えてくれます。作詞はこちらも僕が一番信頼している作詞家いしわたり淳治さん。メロディーをつけたのはこれまた水野良樹さん。
つまり「花が咲いている」と「オリーブの島」の2曲は、僕亀田誠治と、水野良樹さん、いしわたり淳治さんという、石川さゆりさんの歌を昭和から平成にわたって聞いて育った世代が、さゆりさんと日本の歌に感謝と尊敬の気持ちを込めて、平成最後の夏にみなさんにお届けするとてもとても大切な「日本の歌」なのです。
水野良樹(いきものがかり) コメント
さゆりさんと会議室で、ときには電話で、そしてスタジオという、先輩も後輩もなく誰もが平等になれる場所で、たくさんの言葉を交わし合いながら「花が咲いている」「オリーブの島」という2曲をつくりました。歌に向き合ってきたさゆりさんの想い、そしてさゆりさんとともに歌をつくってきた人々の想いに、触れさせて頂いたように思います。時を越えて、ひとりでも多くの方々にこの歌たちが愛されることを願っています。
いしわたり淳治 コメント
五月のある日、様々な偶然がトントン拍子に重なって、気がついたら私は都内のスタジオで亀田さんと石川さんと新曲の歌詞について打ち合わせをしていました。それは「小豆島の歌を作りたい」と亀田さんから最初にお話を頂いてから、ほんの数日後のことだったと思います。打ち合わせで石川さんが「私は情念の歌が多いから、幸せになれるかわいらしい歌がいいな」と微笑んでいらっしゃったのが印象的でした。その三日後、私は小豆島にいました。青い空と海、オリーブの樹々、橋では繋がっていない島ならではのゆっくりとした時間を体で感じながら、この島に嫁いで来る女性に思いを馳せました。石川さんに歌っていただく幸せな歌を、まるで運命に導かれたような幸せな時間の流れの中で、幸せな気持ちのまま書き上げました。この歌がたくさんの人に届いたら、これ以上の幸せはありません。