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「僕たちのこれからを見届けて」ONE N' ONLY、Zepp Tokyoから世界へ駆ける

5年以上前2018年10月15日 1:01

ONE N' ONLYが昨日10月14日に東京・Zepp Tokyoにてツアー「ONE N' ONLY ~EBiSSH×SBC~ Zepp Tour 2018」の東京公演を行った。

EBiSSHとさとり少年団による合同プロジェクトとして、今年の4月に始動したONE N' ONLY。5月に「I'M SWAG」のミュージックビデオがYouTubeで公開されるとアジア圏を中心に話題を集め、公開から間もなく100万回再生を記録するなど注目を集めている。今回のツアーは11月21日のCDデビューに先駆けて東名阪のZeppを舞台に行われるもので、この日の会場には約1200人のファンが集まり7人に熱い声援を送った。

ONE N' ONLYの始まりの曲「I'M SWAG」で幕を開けたこの日のステージ。タイトなスーツに赤いスニーカーという揃いのスタイルの7人が光の中に浮かび上がると、オーディエンスは一斉に声を上げる。曲が途中まで進んだところでバックトラックが最初からリピートしてしまうというハプニングがあったが、メンバーは突然のハプニングにも動じることなくオープニングを繰り返し、トラブルをエネルギーに変えるべく熱い煽りでファンの視線を惹きつけた。そして続く「What About This?」ではREIが気だるげなボーカルで歌う冒頭パートを合図に、力の抜けたアダルトな表現でファンを魅了していく。

ONE N' ONLYによる2曲が終わると、ここからはEBiSSHとさとり少年団それぞれのステージが交互に展開し、異なる個性のぶつかり合いがオーディエンスを楽しませた。赤いライダースジャケットを羽織ったEBiSSHは色気をはらんだダンスで「Just Like Me」を届ける。彼らのライブの定番曲「恋はタイミング」ではNAOYAとKOHKIの投げる甘いセリフにBAEBAE(EBiSSHファンの呼称)の悲鳴のような歓声が会場に響き、4人と観客は息の合った「YES!」というコールで一体感を生み出した。一方のさとり少年団は、はつらつとした歌とダンスでフロアの空気を一変させる。観客が手にするペンライトの光がEBiSSHのチームカラーの赤からさとり少年団のチームカラーであるオレンジ色へと変わると、謙信は「東京燃え上がれ!」と絶叫。3人は疾走感あふれるロックナンバー「パラダイムシフト」をさわやかに届け、続く「BREAK ME DOWN」ではスキルフルなパフォーマンス、「Stay Alive」では情感のこもったダンスを見せるなど表現力の幅の広さも提示してみせた。

「Stay Alive」ののち、さとり少年団からバトンを受け取ったEBiSSHはメンバーどうしのやりとりやスキンシップがほほえましい「KIMI GA SUKI」で朗らかなムードを会場に届けた。そして、Zepp Tokyoでのライブは初体験の4人は「マイ・フレンド」のあとのMCでハイテンションなトークを展開。NAOYAは「1階! 2階!」と大きな会場全体に呼びかけ「いつか立ちたい場所だったので、うれしいですね!」と笑顔を弾けさせる。またここでは、さとり少年団のMCパートで永玖が筋トレ中のREIのモノマネをしたのち「おい金髪、せいぜいがんばれよ」と先輩に向かって言い放ったのを振り返ったREIが「永玖、次の曲出られないからな?」と永玖をけん制。対バンライブならではの2組のやりとりも、ファンの笑い声を誘っていた。

TETTAが「ここからは魂をこっちに降り注いで! ぶっ倒れるくらいの圧を僕らにください!」と呼びかけた「GO!!!」では、NAOYAの気合いの入った煽りにBAEBAEが「GO!」コールで応える。ミラーボールの光の粒がステージに降り注ぐ中、4人が軽快に身体を揺らしたファンキーな「エビパレ」でEBiSSHがフロアの熱気を一層引き上げると、アロハシャツにハーフパンツ姿のさとり少年団が舞台上に“乱入”。タオルを手にした彼らはサマーチューン「夏へダイビング」(仮)で季節を巻き戻すようにエネルギッシュなダンスを踊った。さとり少年団の1stシングル表題曲「ヘルプ ユー」で3人が自身のステージを締めくくると再びEBiSSHが登場して本編はラストスパートへ。客席を駆け抜けてステージに上がった4人は自己紹介ナンバー「Let's EBiSSH!」のにぎやかなパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げ、NAOYAの「IROTAS(さとり少年団ファンの呼称)もBAEBAEもタオル回して騒ぎましょう!」という呼びかけからラストに「KOi・Ni・OCHi・YO!」を歌って大きな一体感を生み出していた。

アンコールのステージにはオープニングに続き、ONE N' ONLYが再登場。7人はアッパーなEDMナンバー「Sexy Beach Party Yes!!」でダイナミックなダンスフォーメーションを見せたのち、「Everything's Changing」では個性のにじむソロダンスのリレーやEIKU、TETTAによるかけあいのボーカルパートでオーディエンスを魅了した。HAYATOとKENSHINの刺すようなラップとパワフルな群舞が印象的な「Dark Knight」でグループの持つクールな世界観を一層深めると、この日最後のMCへ。メンバーを代表してマイクを握ったNAOYAは「今回のZeppツアーを成功させるの、正直『無理でしょ』って最初は思っていたんです。4月にツーマンをやったときは(ONE N' ONLYの曲は)1曲しかなかったし。けれどこの7人でこうしてスタートを切れることがうれしくて、がんばりました」と素直な思いを明かしながら「ONE N' ONLYとしてはやっとスタートラインに立てました。僕たちのこれからを見届けてほしいし、7人だからこそ見せられるものを見つけたいと思います。もっともっと上に行きたい。日本にとどまらず、国境を越えるグループになることが夢です。僕たちに付いて来てください!」とファンに呼びかけた。観客からの大きな拍手を受けた7人はここで舞台袖へと足を進めるが、その途中でNAOYAは「ちょっと待って。こんなにみんな来てくれているんだし……まだ踊りたくない?」とメンバーに呼びかける。するとTETTAが「体力余っちゃってて。みんなも余ってるよね?」と即座に反応。このやりとりにオーディエンスが喜びの歓声を上げる中、7人は「I'M SWAG」を最後に披露してこの日のライブの幕を下ろした。

ONE N' ONLY 終演後コメント

HAYATO

ONE N' ONLYとしてのステージをしっかり見せるのは、今回のツアーが初めて。MVの再生回数でいい反応があったりしてからの今回のツアーなので「少しハードルが高いな」と思っていたんですが、お客さんの反応を見ていたら初めて聴くであろう曲にもすごくノってくれていたので、ONE N' ONLYとしてもこれからもっと行けるんじゃないかなって思えました。曲数ももっともっと増やして、世界を視野に入れてがんばっていけたらと思います。

EIKU

お客さんのノリもよくてすごく楽しかったんですけど、何よりも「Sexy Beach Party Yes!!」や「I'M SWAG」の曲中の振りを一緒にやってくれているのを見たときはすごくうれしかったです! 本当に感動的でした。

TETTA

このツアーをきっかけにメンバーどうしもすごく仲良くなれました。毎日のように会っているから距離感も近く、素で砕けた話ができているからいい感じのわちゃわちゃが生まれていると思います。ダンスとかはまだまだな部分もあるので、もっとがんばりたいです。あと今回のZeppツアーは指定席なので、次はスタンディングで会場を全部埋められるようなツアーをやりたいです。

KENSHIN

今回のツアー、すごく盛りだくさんなライブなんですけどお客さんも付いて来てくれて。大阪公演よりも振りが浸透しているのもうれしかったです。EBiSSHとさとり少年団としてはもちろんなんですが、ONE N' ONLYとしてももっと上に上がって、日本の音楽界を変えるくらい、新しい風を吹かせたいです。個人的には7人でMCをするときにこれまではあまりしゃべれなかったんですけど、今回はしっかりしゃべれました。そこは自分の中では成長なのかな?と思います。

KOHKI

7日の大阪公演よりは振りもそろえられて、ツアーを通しても成長できているなって思います。それと、4月にやった(EBiSSHとさとり少年団の)ツーマンよりも、7人にまとまりが生まれていると思います。MCとかではまだ1人ひとり何を言っているのかわからなくなっちゃうところもあるけど(笑)、そこを修正していけたらもっと面白トークができると思うし、パフォーマンスも個人的にはまだまだなところがあるので、そこはHAYATOを中心に合わせていって、次のステージに生かせたらと思いました。

REI

EBiSSHとさとり少年団、それぞれの色があるけれど、ONE N' ONLYとしてもグループの魅力がパフォーマンスやMCに少しずつ出てくればいいなと思います。すべては挑戦なので、めいっぱいやっていけたらと思います。

NAOYA

今日最初の曲でトラブルがあったんですが何事もなく乗り越えられたんで、以前やった最初のツーマン(2018年4月)から自分たちは成長できたんだなと思いました。あのときに同じトラブルが起きていたら、うまく対応できていなかったと思います。約半年間、みんなでレッスンを重ねてきてよかったなと思いました。
ONE N' ONLYとしてはまだスタートラインに立ったところなのでこの先のことはわからないけれど、目標は高く持って。「I'M SWAG」や「Sexy Beach Party Yes!!」のMVがありがたいことにアジアを中心に注目してもらっているので、僕らの力でどれだけやれるか、海外のほうにも行ってみたいです。国境を越えるグループになればいいなと今は思っています。あとはEBiSSHとさとり少年団をお互いやっているけれど、ONE N' ONLYではそれとは違う顔を見せたほうが自分たちもお客さんもより楽しめると思うので、そういったライブを作っていきたいです。

ONE N' ONLY「ONE N' ONLY ~EBiSSH×SBC~ Zepp Tour 2018」2018年10月14日 Zepp Tokyo セットリスト

01. I'M SWAG / ONE N' ONLY
02. What About This? / ONE N' ONLY
03. Just Like Me / EBiSSH
04. 恋はタイミング / EBiSSH
05. I wanna say… / さとり少年団
06. パラダイムシフト / さとり少年団
07. BREAK ME DOWN / さとり少年団
08. Stay Alive / さとり少年団
09. KIMI GA SUKI / EBiSSH
10. マイ・フレンド / EBiSSH
11. GO!!! / EBiSSH
12. エビパレ / EBiSSH
13. 夏へダイビング(仮) / さとり少年団
14. WE/GO / さとり少年団
15. ヘルプ ユー / さとり少年団
16. Let's EBiSSH! / EBiSSH
17. KOi・Ni・OCHi・YO! / EBiSSH
<アンコール>
18. Sexy Beach Party Yes!! / ONE N' ONLY
19. Everything's Changing / ONE N' ONLY
20. Dark Knight / ONE N' ONLY
21. I'M SWAG / ONE N' ONLY

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