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「またいつかお会いしましょう」桑田佳祐がさくらももこに献歌、金爆は思い出話をしみじみ

5年以上前2018年11月16日 13:05

8月に53歳で永眠したさくらももこをしのぶ「さくらももこさん ありがとうの会」が、本日11月16日に東京・青山葬儀所にて行われた。

式場前の庭園では、さくらの代表作「ちびまる子ちゃん」のキャラクターたちが正装をし、パネルとして参列者たちを迎え、式の開会前は「おどるポンポコリン」「ゆめいっぱい」「走れ正直者」などさくらとゆかりの深い楽曲が流れた。さくらプロダクションがデザインしたという祭壇は、さくらが生前好きだったという、ダリアやトルコキキョウなどの花3万本で装飾され、中央には彼女の出身地・静岡県が有する富士山のモチーフが飾られた。

式の冒頭ではTARAKO、賀来千香子、吉本ばななが、さくらへ“ありがとうの言葉”を順に述べていく。その後、2010年にアニメ「ちびまる子ちゃん」で主題歌を担当した木村カエラからのメッセージが読み上げられた。会場には「さくら先生、と先生の名前を心で呼ぶ日々がずっと続いています。訃報を聞いた日、真っ先に自分の描いた絵本を手に取り、先生が書いてくれた帯のコメントを眺め、本を抱きしめました。そこに書いてある『カエラちゃんからの優しい贈り物です。さくらももこ』のメッセージ。優しいのは先生です。涙が止まりませんでした」「本当に、子供の頃からさくら先生に育ててもらった感性がたくさんあることに驚いています。今は、さくら先生を思い出すたびに、先生が『がんばれ!』と声を掛けてくれている、そんな気がしているよ。先生が天国から見ていて喜べるような、楽しめるようなものを作らなきゃ。そう思ってます」という決意のこもった言葉が会場に流れた。

献歌は2012年4月から2017年10月にかけてアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「100万年の幸せ!!」を歌った桑田佳祐が担当。彼はさくらが作詞、自身が作曲を務めた楽曲について「7年前でしたが、直々に先生からお手紙をちょうだいしまして。内容を拝見しましたら『まる子ちゃん』のテーマソングを書いてくれということだったんですけど。もう、2枚目の便箋から、さくらももこ先生らしい字で、歌詞とタイトルが全部書いてありまして。『あ、歌詞指定かよ』『すげえなあ』って思ったんですけども(笑)。あと全部ね、Aメロ、Bメロ、サビっていうのも書いてくださいまして。最後に、大変お忙しいところ、こんな勝手なお手紙書いて申し訳ない、もしダメだったら断ってくだいねみたいなことは書いてくださったんですけど、断れませんなあと。断るわけにはいきません」と述べた。そして彼は「なんの恩返しもできておりませんし、またいつかお会いしましょうということだけ言わせていただきます」と挨拶を締めくくり、「100万年の幸せ!!」を参列者の手拍子に乗せて歌い上げた。

またしのぶ会には、ゴールデンボンバー、近藤房之助(B.B.クィーンズ)、坪倉唯子(B.B.クィーンズ)、カジヒデキ、TERU(GLAY)、HISASHI(GLAY)ら多くのアーティストも参列。囲み取材を受けたゴールデンボンバーのメンバーは、アニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマを担当したエピソードを述懐した。鬼龍院翔(Vo-karu)は「さくら先生から直々に『おどるポンポコリン』を歌ってほしいと指名を受けて」と語り、「テレビでさくら先生関係の歌を歌わせていただくときは、メールでご挨拶させていただくようにはしてたんですけど、僕らみたいな者がテレビで歌ってくれてることを喜んでくださって。最後には必ず『メンバーさんにもよろしくお伝えください』という文面が添えられていて……メンバーに伝えたことはなかったんですけど」と告白。喜矢武豊(Gita-)は「言えよ!」と鬼龍院にツッコミを入れつつ、「うれしいですね」とコメントした。また鬼龍院は「とにかく、ずっと、僕らふざけているじゃないですか。その感じをとても気に入ってくださっていたんだと思います。納得したのが、さくら先生にお会いしたら本当にクレイジーな方で、僕らみたいな変な人間を好きになってくれる理由をちょっとだけわかった気がしたんですね。これからもずっとふざけていこうかなと思います」とさくらへの思いを交えながら決意を語った。

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