ジャニーズ初のバーチャルアイドルが誕生！演者は関西ジャニーズJr.の2人が担当

約5年前2019年02月19日 3:02

ジャニーズ事務所がSHOWROOMとタッグを組み、本格的にインターネットに進出。その第1弾として、海堂飛鳥（CV：藤原丈一郎）、苺谷星空（CV：大橋和也）という2名のバーチャルアイドルが活動を開始することが決定した。彼らは本日2月19日（火）から、毎日21:30頃にSHOWROOMにて動画を生配信する。

海堂は、普通の高校に通いながらアイドル活動に励む、クールな王子様系キャラクター。普段は冷静だが野球の話になるとつい熱くなってしまう。苺谷も同じく普通の高校に通う、やんちゃで無邪気な元気っ子。甘え上手だが芯は強い性格をしている。プロデューサーから「SHOWROOMでの配信を通し、新しい時代のアイドルとしてのスキルを学ぶ」というミッションを与えられた2人は、アイドルデビューとワンマンライブの開催を目標に生配信に挑戦していく。

2人の演者である藤原と大橋は、いずれも関西ジャニーズJr.内のユニット、なにわ男子のメンバーとしても活躍している。またキャラクターデザインとシナリオ設定は、HoneyWorksのイラストレーターであるヤマコが担当する。

本日2月19日に行われた記者会見にて、このプロジェクトの発起人・総合プロデューサーを務めるSHOWROOM代表の前田裕二氏は、「エンタテインメントを通じて世界中の皆様に幸せをお届けする」というジャニーズ事務所の企業理念に共感し、今回のプロジェクトを立案したと報告。ジャニーズが持っているリアルコンテンツへの強みと、SHOWROOMが持つインターネットやテクノロジーへの強みを掛け合わせて新しいコンテンツを作り出すことにしたと語った。

また前田氏は、現在VTuberのシーンには女性コンテンツが多いが、男性コンテンツはまだ少ないことにも言及。VTuberは必ずしもキャラクターの個性だけで人気が生まれるわけではなく、世界観やストーリーが重要であることを説明した。

配信には、従来のようなボディスーツや大掛かりな機材を必要としないVRアニメ制作ツール「AniCast」を使用。ジャニーズ所属アーティストではこれまでライブ会場でしか体験することができなかったリアルタイムコミュニケーションを、生配信により毎日楽しむことができる。また今後、2人がライブで披露する楽曲も制作を予定。人気作品と連動した映画化や地上波アニメ化、アジアやフランスなどでの世界ツアーといったグローバル展開も視野に入れているという。

前田氏が挨拶を終えると、デビューが発表された2人のバーチャルアイドルがステージに登場。苺谷はこれまでのレッスンの成果を示すべく記者陣の前で光GENJI「勇気100%」をアカペラで歌唱し、海堂はダンスを披露した。苺谷は今後について「観てくださる皆さんをちょっとだけでも幸せにする配信をしたい」と意気込み、海堂は「皆さんに僕たちの名前を知っていただけたら、まずはそれだけで大丈夫です」とコメント。また海堂は「アイドルを目指してるので、まずはしっかりとステージに立ちたい」、苺谷は「世界中の皆さんに僕たちのことを知っていただきたいです」とそれぞれ野望を語った。

そして最後に、2人の演者である藤原と大橋が登壇。この企画が決まったときに気持ちを聞かれた藤原は「最初にこの話を聞いたときはビックリしたんですけど、貴重な経験をさせていただくので楽しみしかない」と語り、大橋は「ファンの皆さんと近い距離で話せるので今から楽しみです」とコメント。

キャラクターについては、藤原が「普段は関西弁でブワーッとしゃべるんですが、海堂飛鳥はすごくクール。普段の藤原丈一郎とは全然違う人を演じることになるので、難しいところもあると思うけど、やりながら習得していきたい」と語る一方で、大橋は「僕はキャラが苺谷と似てるから親近感が湧きます。より一層かわいいキャラを出せたらなと思います」と余裕を見せた。

また今後の夢について聞かれると、藤原は「これからどういう形になるかわからないけど、これによってゆくゆくは関西ジャニーズJr.やなにわ男子の仕事の幅が増えていけばと思います」とコメント。大橋も「ジャニーズ事務所がバッと世界に行けたらなと思います」と藤原に同意した。

前田氏は藤原と大橋を選んだ理由について「関西ジャニーズJr.のライブに行くと、毎回2時間半ずっとワクワクしてるんです。コンサートの半分くらいの時間がしゃべりだったりして、なんてインターネットに向いてる人たちなんだろうと思ってました」と説明。大橋については「太陽みたいな、周りもつい笑顔になるポジティブさがある。それをキャラに投影させたら世界中を照らしてくれるんじゃないかと思いました」、藤原については「ひと言で言うと“まっすぐ”。不器用と思えるくらいにお客さんに対して真面目にまっすぐ向き合ってる。インターネットは嘘があるとお客さんにすぐ伝わってしまうでの、そのまっすぐなところをインターネットを通して伝えていけたら」と、それぞれの起用の理由を話した。