生活の基盤である衣食住の1つを占める衣服。この連載は、アーティストにファッションへのこだわりについて語ってもらうという趣旨のもの。第2回はときめき▽宣伝部の坂井仁香に登場してもらった。2015年からファッション誌「Seventeen」の専属モデルを務めている彼女に、とある1日のコーディネートと、私服のこだわりについてを聞いた。
＜コーディネートについて＞
ウインドブレーカーっぽいシャカシャカ素材や、ピンクとベージュが混ざったようなパステルカラーがこの春のトレンドなので、ブルゾンで取り入れてみました。スカートは上品なテイストですが、そこにあえてスポーティなアイテムを合わせたのもこだわりです。スカートもパステルカラーですが、アウターと比べると濃い色なので、「上下パステルで合わせてもきれいにまとまるんじゃないかな？」と思ってコーディネートしました。
＜着用アイテム＞（ブランド名）
トップス：ブルゾン（GU）
ボトムス：プリーツスカート（JEANASIS）
アクセサリー：イヤリング（LOWRYS FARM）
シューズ：スニーカー（SKECHERS）
＜ポイント＞
・プリーツスカート上品な感じの光沢感に一目惚れしました。動いたときが本当にきれいなんです！ あと丈にもこだわりがあって、靴下に被るか被らないかくらいの丈がお気に入り。私が持っているロングスカートはどれもこのくらいの長さが多いですね。
＜こだわり＞
去年の冬からSNIDELというブランドにハマっています。スポーティ、カジュアル、品のある服、いろんな系統のデザインがそろっているところが魅力。しかもどの系統の服にも“SNIDELっぽさ”が感じられて、そこもかわいいんです。
よく買い物する街は新宿かな。特にルミネ新宿は、服もコスメも私の好きなブランドがそろっているから好き。渋谷ではあまり買い物しないタイプです。
2015年からSeventeenの専属モデルをさせていただいているのですが、モデル仲間の（横田）真悠ちゃんの私服が好きなんです。真悠ちゃんと撮影が一緒になったときは、勇気を出して「その服どこで買ったんですか？」と聞くこともあります。あとまだ真似はできてないけど、永野芽郁ちゃんの全身カジュアルでスポーティな感じの私服に憧れていて、今年中に挑戦してみたいなって思っています。
モデルになる前と今では、服の好みがだいぶ変わりました。昔は「あまりかわいくないかも」と思っていたスポーティなアイテムも、撮影で着てみると「カッコいいしかわいい！」と思えたり、“モテ服”にあえてスニーカーを合わせることで今っぽくなることが学べたり。モデルになる前も服は好きだったんですけど、今とは違って派手な色やちょっと幼い感じの服が好きだったんです。でも今はSeventeen内で“モテ服”担当を務めることが多いから、よく手に取るのはきれいめカラーで、コーディネートを組むうえでは清楚な要素を残すことを大切にしています。モデルのお仕事をしていると、日々変わっていくトレンドがいち早く知れるし、いろいろなことが吸収できるのがホントに楽しくて。撮影現場には女性はもちろん男性にもおしゃれな方が多いから、「メンズの服も欲しいな」と刺激を受けることも増えました。モデルの仕事をしていく中で、服に対する“かわいいの幅”が広がったなって思います。
Seventeen内では私服の特集が組まれることが多いのですが、よく参加できていてうれしいです。私は毎回“モテ服”をテーマにコーデを組んでいて、「10コーデお願いします」と言われたときは、「男性ってどんな服装が好きなのかな」と深夜まで悩みました。考えたコーデは、ほかの子のコーデとまとめて男性読者の方に見てもらい、どの服装が一番かわいいと思ったか投票してもらっていて。そこでこの前1位になれたんです！ 男性読者の方にはモデルの顔を隠した状態で服装だけを見てもらっています。純粋にコーデのセンスを評価いただいていることはうれしいですね。だからこれからもがんばってコーデを考えたいなって思います。今後は“モテ服”はもちろん、スポーティな服にも挑戦してみたいし、自分に似合う服装を研究し続けていきたいです。
＜今欲しいアイテム＞
ロングTシャツが欲しいです！この間フードが付いている白無地のロンTを見つけて、そのときは時間がなくて買えなかったんですが、それがホントにかわいくて……。最近撮影で似たデザインのロンTを着てから、ずっと欲しいなって思っています。真悠ちゃんがロンTをよく着ていることもあって、私もかわいい系やカジュアル系、ポップなデザインのものなど、いろんなテイストのロンTを集めたいと思っています。
※ときめき▽宣伝部の▽はハートマークが正式表記。
取材・文 / 酒匂里奈（音楽ナタリー編集部） 撮影 / 関口佳代
