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松岡侑李、オリジナル曲のみで勝負した初ワンマン「変わらず強く歩み続けるだけ」

5年近く前2019年04月27日 8:06

松岡侑李が4月21日に東京・UNITにてワンマンライブ「Yuri Matsuoka Release Live 『.A』『.B』『.C』」を開催した。

インターネットを中心とした歌手活動ではいかさん名義を、声優・俳優としての活動の際には松岡侑李名義を使用していた彼女。本公演は松岡侑李名義で初のワンマンであり、今年1月から3月にかけて連続リリースされたミニアルバム「.A」「.B」「.C」の収録曲を中心に、オリジナル曲のみで構成されたセットリストでライブが行われた。

真っ赤なジャケットを羽織って登場した松岡は「最高の夜をお届けしよう」とオーディエンスを歓迎し、「.A」のリード曲「Burn!」でライブを勢いよくスタートさせる。曲中のセリフパートでは声優や俳優としてのキャリアを生かし、聴き手を誘惑するかのような演技力を披露。身振り手振りを交えながら届けられた「イディオティックエレジー」、バックバンドの演奏に合わせて華麗なステップを踏んで見せた「GlossyXXX」など、ダンスを交えたパフォーマンスでオーディエンスを沸かせた。

MCに入ると松岡は「初めましての人もいるのかな?」「緊張してる?」とファンに語りかけ、オーディエンスの緊張を解こうとする。「君とならどこまでも行けそうだ」と呼びかけてから披露されたのは「Starting Chapter」。松岡は手を大きく広げながら堂々とこの曲を歌い上げ、フロアのテンションに火を点けた。またバラードナンバー「ジプソフィラ」では、力強さの中にもしなやかさを感じさせるボーカルでオーディエンスを魅了。さまざまな声色を使い分けるいかさんのライブとは異なり、地声を生かしたボーカルワークでオリジナル曲を届けていった。

バックバンドがセッションを繰り広げる中、ミニアルバム「.B」のジャケット衣装に着替えた松岡は「Louder! Louder!」でライブを再開。カジュアルな装いでステージを左右に歩き回り、フロアを見渡しながら雄々しい歌声を響かせた。「Beyond all...」では「続いてくれ!」という呼びかけから盛大なシンガロングが上がり、会場内は一体感に包まれる。ライブ中盤のMCでは「ここにいるみんなは松岡にとって鏡のような存在だと思っている。みんながいい顔をしていれば、自分もきっといい顔をしている」とフロアのオーディエンス1人ひとりの顔を見ながら語りかけていた。

「魂は消えない」「Bite the Bullet」といったアッパーチューンを経て、ライブは終盤へ。「自分自身の言葉で届けたかった1曲」という松岡の紹介から披露された楽曲は、自身が作詞を手がけた「まだ見ぬ僕らの世界へ君を連れ出してみようか」。松岡はバンドが紡ぎ出す音に合わせて自由に体を揺らしながら、オーディエンスに呼びかけるように歌声を届け、ライブ本編の幕を閉じた。

ライブ本編終了後も会場内の熱気は冷めやらず、ライブはアンコールに突入。再びステージに姿を現わした松岡はテレビアニメ「臨死!! 江古田ちゃん」第12話のエンディングテーマ「Dear Gemstones」を歌い上げ、会場内のテンションを再び引き上げる。最後に松岡は「思いをぶつけてきてくれるみんながいるから活動を続けてこれた」とファンに感謝を述べ、「自分が信じてきた道を、変わらず強く歩み続けるだけ」と宣言。「今しか歌えない、この歌を」という曲紹介から、ラストナンバー「TEN YEARS AFTER」をじっくりと歌い上げ、初のワンマンライブ「Yuri Matsuoka Release Live 『.A』『.B』『.C』」をフィナーレに導いた。

松岡侑李「Yuri Matsuoka Release Live 『.A』『.B』『.C』」2019年4月21日 UNIT セットリスト

01. Burn!
02. イディオティックエレジー
03. GlossyXXX
04. Starting Chapter
05. Mind Bounce
06. ジプソフィラ
07. Louder! Louder!
08. Beyond all...
09. E.X.I.T
10. サヨナラのうた
11. 零度
12. 魂は消えない
13. Bite the Bullet
14. まだ見ぬ僕らの世界へ君を連れ出してみようか
<アンコール>
15. Dear Gemstones
16. TEN YEARS AFTER

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