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COUNTRY YARD、実験的手法でファン沸かせたリモート生ライブ

COUNTRY YARDの配信ライブの模様。
約5年前2020年05月22日 9:05

COUNTRY YARDが5月20日に神奈川県川崎市にあるレコーディングスタジオ・studio-Wakefieldでスタジオライブの模様を配信した。

studio-Wakefieldはドラマーであり、PA、レコーディング・エンジニアでもあるANDREW FOULDS(BBQ CHICKENS、FUCK YOU HEROS、FULLSCRATCH)がチーフエンジニアを務めるスタジオ。COUNTRY YARDのメンバーは3密状態を考慮のうえそれぞれ日程をずらしてスタジオ入りし、ライブさながらに録り直しや修正を一切行わずに一発録音していった。そしてレコーディング最終日の5月20日、Keisaku "Sit" Matsu-ura(B, Vo)がメンバーの演奏に合わせてスタジオで生配信を行うという実験的なスタイルでのパフォーマンスが、有料パス購入者に向けて生中継された。

4分割された画面には右上から時計回りにShunichi Asanuma(Dr)、Yu-ki Miyamoto(G, Cho)、Hayato Mochizuki(G, Cho)、Sitの姿が。Shunの叩く力強いドラムから、3月発表の最新アルバム「The Roots Evolved」の1曲目「Passion」でライブがスタートした。メンバーそれぞれが別々にレコーディングしたライブながら、配信では場数を踏んできた彼らならではの盤石のグルーヴが再現された。Sitは手を突き上げて「歌ってくれよ!」と大きく声を上げ、1曲目と同様に最新作の収録曲「Bad」を演奏した。Sitは「初めての試みで、(ここには)1人ですけど、あえて言わせてください。COUNTRY YARDです」と力強く宣言。彼らは「I'll Be With You」「I'm Alright, You're Alright」とライブ定番曲を連投した。

「ライブの届け方は最先端だけど、音を出してる側はずっといつもと変わらないスタイル」とSitがライブの意気込みを語ってから、4人はUKロックの要素が反映された「Tonight」を演奏し、続く「Purple Days」ではスタジオ全体が紫色のライトで彩られる。ライブ終盤にはSitが「誰かに聴いてもらうために歌ってるんじゃないっぽいです、俺。自分が歌うことによって、自分自身にある隙間が埋まっていくんですよ。だから誰もいなくても楽しいし。今、目の前にお客さんがいるいつもの景色が広がってないからこそ、気付けること。この状態でライブハウスへ行ってみんなの前でライブをやったら、また別のミラクルが自分の中で生まれると思います」とコメント。クライマックスに向けて「Daylight」が届けられ、締めくくりに「Smiles For Miles」が投下された。

4人はさらにアンコール曲として、「これまでの気持ちに今の気持ちを加えて歌っていきたい」というSitの言葉に続けて「Don’t Worry,We Can Recover」と「Seven Years Made My Now」を披露。アンコールでは回線トラブルで映像が乱れる場面もあったが、バンドはそのトラブルすらもライブ感を高める要素の1つと捉えられるような臨場感のある熱いライブをファンに届けた。

なおCOUNTRY YARDは未発表ながら新作を携えたツアーファイナルとして予定している公演があるとのこと。何かしらの方法で開催に向けて協議が進められているそうなので、続報にも注目しておこう。

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