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私立恵比寿中学が男装&ロリータでファミリー翻弄!SMAP、NiziUカバーも披露したファン感謝デー

私立恵比寿中学「エビ中会員限定ファン感謝デー2021」第1部の様子。
4年以上前2021年02月24日 1:03

私立恵比寿中学が2月21日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでファンクラブ会員限定イベント「エビ中会員限定ファン感謝デー2021」を開催した。

公式ファンクラブ「秘密結社☆ブラックタイガー」の会員に向けて開かれる「ファン感謝デー」は、FCイベントならではの砕けた空気感の中で普段のライブでは観ることのできない企画が届けられる、エビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)にとってはスペシャルな公演。昼夜2部制で行われたイベントのうち、この記事では第1部の様子をレポートする。

いつになく凛々しい声色で「一緒に楽しもうぜ!」と呼びかける開演アナウンスが場内に響くと、ステージに現れたのはスタイリッシュなタキシードで男装した5人。小林歌穂の口上で「大漁恵比寿節」の口火を切ると、メンバーは雄々しい歌声でこの曲を歌い上げ、オーディエンスの拳を上げさせる。コーンロウでタイトにまとめたヘアスタイル、艶めく革靴と、頭の先から爪先までマニッシュなスタイルに染まった彼女たちは間髪入れずに「イート・ザ・大目玉」「春休みモラトリアム中学生」とパワフルなアッパーチューンを連発。ファミリーに驚く暇を与えないほど勢いに乗った威勢のよいパフォーマンスで、オープニングを駆け抜けた。

そして、星名美怜の「パシフィコもっと盛り上がっていくぞー!」という叫びでスタートしたのは、SMAP「SHAKE」のカバー。聴き馴染みのあるイントロに場内は一層盛り上がり、5人はファンキーなサウンドに笑顔で体を弾ませた。中でも木村拓哉パートを担った星名はイントロで放たれる巻き舌も完全再現。曲中にもスポットライトを浴びて輝きを放ち、ファミリーの驚嘆を誘っていた。

柏木ひなたのパワーボーカルが炸裂した「いつかのメイドインジャピャ~ン」ののち、自己紹介した5人はさっそく衣装について言及。星名は「今回はこんな感じのカッコいいエビ中をお見せできたらと思っていまして! 歌い方や見せ方も、カッコよさを追求しようと思っています」と胸を張り、真山りかは「付いて来られてますか? 大丈夫ですか?」と、楽しそうに笑いながらファミリーに声をかけた。ここで5人がスタートさせたのは、男装衣装にちなんだ「カッコよすぎてすべらなかった話」というサイコロトークのコーナー。自身の“カッコよすぎるエピソード”を紹介することになったのは星名と中山莉子で、星名は地下鉄駅の階段でベビーカーの親子を手助けするも、その母親から御礼に「たべっ子どうぶつ」を一袋分もらってしまったという話を照れ混じりに告白する。中山は小学生のときに励んでいたバトントワリングで、仲間を代表して“怖い先生”に意見したというエピソードを披露。しかし、中山の勇気は先生に「知らないわよ!」と一蹴されたという。「『わからないことは堂々と聞きなさい』って言われたのに……」と振り返った中山は「大人って理不尽だな、と思いました」と肩を落としていた。

ここからエビ中は、オープニングパートとは趣の異なる曲調の楽曲を重ね、彩り豊かな表情でファミリーを魅了した。マーチング風の美しいフォーメーションチェンジとまっすぐな歌声のリレーで魅せた「靴紐とファンファーレ」から一転、アーバンなムード漂うR&B「I'll be here」ではスポットライトに照らされてソウルフルな歌声を響かせた5人。続く「トレンディガール」でぴったりと息の合ったクールなボーカルリレーを見せると、「ジャンプ」では言葉の1つひとつに強く思いを込めた彼女たちの歌声が会場を震わせる。5人の熱い一挙手一投足に呼応するように、ファミリーのペンライトもリズミカルに揺れ、会場は大きな一体感に包まれた。

メンバーが一旦姿を消すと、場内のビジョンには「夜の口ぱくヒット中学校」なる歌番組風の映像が。森高千里になりきって「17才」を口パクする星名を皮切りに、過剰にターバンを巻いた真山によるMISIA「Everything」、柏木による美川憲一「さそり座の女」、青ひげを描いた中山による吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」、小林による松平健「マツケンサンバII」と、メンバー渾身のモノマネパフォーマンスがファミリーを大いに楽しませた。

映像コーナーを終えてのライブ後半、エビ中の5人はさらなるサプライズを用意していた。再登場したメンバーは、スウィートなロリータスタイルに衣装替え。ロングヘアにリボンやヘッドドレスを付けたウィッグ、真っ白なハイソックスと、男装スタイルとは真逆のビジュアルに変身し、再びファンの驚きを誘う。先程までとは真逆の振る舞いで客席に満面の笑みを向ける彼女たちは、甘い声で「大好きだよ」や「誘惑したいや」を歌い上げた。

「ちがうの」を終えたところで、星名は「今度はとってもかわいいエビ中が登場したよ! みんなはどっちが好きかな?」と客席に問いかけた。そして5人はここでもトーク企画「かわいすぎてすべらなかった話」を開催。今度はサイコロで中山と真山が選ばれ、中山は「腹筋ローラーができなくて、そのまま前に倒れてしまった」話を、真山は「自分にはシンプルな服が似合うのかもしれないけど、乙女心は捨てられん」と、過去に履いていたキラキラな靴を自宅のクローゼットに今も飾っているという“かわいいエピソード”をそれぞれに語っていた。

男装パートではSMAPのカバーが披露されたが、ロリータパートのカバー曲にはNiziU「Make you happy」を選んだ5人。“縄跳びダンス”で楽しげにステージの上を跳び回り、柏木はRIMAの高速ラップパートも華麗に歌いこなした。そして、「PANDORA」が披露されるとライブも佳境。ハイテンションなこの曲で5人はフルパワーのパフォーマンスを見せ、フリルスカートの裾を優雅に揺らす。中山がキュートなダンスでステージを牽引する「オメカシ・フィーバー」で会場の盛り上がりは最高潮に達し、ラストには「23回目のサマーナイト」が届けられた。

メンバーはじれったい2人の関係を前進させたい乙女心を可憐に歌い上げ、小林は「楽しんでもらえましたか?」とひと言。柏木はライブを振り返って「FCイベントは毎年やらせてもらっているけど、こういう衣装を着たりするのって初めてだよね」と語り、真山は「私たちの新たな姿を見てもらえたんじゃないでしょうか!」と続いた。「自分たちのやりたいことを詰め込んだ」と話した星名は「メイクさん、本当にありがとうございました!」と感謝。そして「大変な状況の中足を運んでくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。私たちは皆さんに笑顔を届けられるように、これからも精一杯走っていきたいと思います!」と誓い、挨拶を結ぶ。最後まで乙女心全開の彼女たちは、姿を消すギリギリまで「きゅんです!」と、ファミリーに“指ハート”を投げ続けていた。

私立恵比寿中学「エビ中会員限定ファン感謝デー2021」2021年2月21日 パシフィコ横浜 国立大ホール 第1部 セットリスト

01. 大漁恵比寿節
02. イート・ザ・大目玉
03. 春休みモラトリアム中学生
04. SHAKE(オリジナル:SMAP)
05. いつかのメイドインジャピャ~ン
06. 靴紐とファンファーレ
07. I'll be here
08. トレンディガール
09. ジャンプ
10. 大好きだよ
11. 誘惑したいや
12. ちがうの
13. スウィーテスト・多忙。
14. Make you happy(オリジナル:NiziU)
15. PANDORA
16. オメカシ・フィーバー
17. 23回目のサマーナイト

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