femme fatale今年ラストワンマン、新木場で魅惑の月面ダンスパーティー

2年以上前2021年12月03日 7:05

戦慄かなの、頓知気さきなによる実姉妹ユニット・femme fataleが、11月29日に東京・USEN STUDIO COASTで年内最後となるワンマンライブ「ENCHANTMENT OVER THE MOON～魅惑の月面ダンスパーティー～」を行った。

ライブは戦慄かなのソロとfemme fataleによるパフォーマンスの2部構成で、幕間にはfemme fataleの楽曲を手がけるケンモチヒデフミ（水曜日のカンパネラ）がDJで登場。また場内には「コロナ禍で夏祭りができなかったから」というメンバーの計らいにより、射的や金魚すくい、戦慄の衣装プレゼントも含む千本引きなど縁日風の出店が用意され、会場はライブ開演前からにぎわいを見せていた。

戦慄のソロパフォーマンスは、ケンモチプロデュースによるバウンス調のダンスチューン「Baby UFO」で幕開け。9月の戦慄バースデーライブ「お騒がせファビュラス、23歳になったよぅ」にも登場したダンサーたち、通称“戦慄ビッチーズ”が扇情的なダンスで戦慄の脇を固める。戦慄は続けて「soda」を歌い、激しいビートでフロアを揺らした。マイクスタンドを立ててじっくりと歌を歌うパートでは、「この間カラオケで歌ったら楽しかったから」と、2020年のエイプリルフールに結成されたアイドルグループ・チバニャン事変（仮）の楽曲「超人パラグラム」を披露。そして戦慄は前回より10代のメンバーが増えた戦慄ビッチーズを紹介し、「Fire Paan」と「drop」を披露。「drop」のラストでは戦慄がバラ撒いた札束がフロアを舞った。

矢継ぎ早にケンモチのDJプレイが始まると、戦慄ビッチーズはステージや花道で自由にダンス。今年3月にリリースされたシングル「鼓動 / ピューピル」以来、femme fataleおよび戦慄のサウンドを裏方として支えているケンモチは、ステージ上のブースからフロアのfemme fataleファンに向けて挨拶し、「皆様お待ちかね、次はfemme fataleです！」と戦慄と頓知気を呼び込んだ。

femme fataleが1曲目に選んだのは、ユニット結成3周年を迎えた10月22日にCDリリースされた最新シングル曲「Club Moon」。戦慄と頓知気は息の合ったパフォーマンスで観客の視線を惹きつける。続けてテクノポップ調の「down shout leaf」を歌ったところで、2人は「姉のカワイイ担当・戦慄かなのです」「妹のもっとカワイイ担当・頓知気さきなです」と挨拶。普段の姉妹の様子が垣間見られるような、フランクなトークでフロアをなごませた。「鼓動」でパフォーマンスに戻るとなごやかムードから一転、2人はスモークに包まれながらヴォーグダンスで幻想的な世界を作り上げた。

最新シングルに収められたケンモチプロデュース楽曲「Cupid」を歌ったのち、2人は「新曲をやります！」と未発表の楽曲「だいしきゅーだいしゅき」を初披露した。この曲は「そろそろアイドルっぽい曲も欲しい」という2人のリクエストに応じて佐々木喫茶が制作したポップなナンバーで、戦慄と頓知気は手でハートを作って“爆レス”を送る振り付けをファンに要求。アップテンポなリズムに乗せて、フロア一面に大量のハートマークが発生した。「恥晒し」ではステージ左右に分かれた戦慄と頓知気が手持ちバズーカでボールを発射。「ピューピル」ではUSEN STUDIO COASTを象徴する巨大なミラーボールが鮮やかな光を放った。そしてライブは新曲「だいしきゅーだいしゅき」も手がけた佐々木の提供曲「バタフライ」でフィニッシュ。観客との記念撮影を終え、メンバー2人がステージを去ると、ステージ上のスクリーンには「特報」の文字が浮かび、1月11日に開催が決定した東京・中野サンプラザホールでのワンマンライブ（タイトル未定）と、1月8日から16日にかけて東京・渋谷で実施されるポップアップストア「femme fatale POP UP STORE 2022」の情報が届けられた。