マイベストトラック2021 Vol.8 ネットクリエイター編

マイベストトラック2021 Vol.8 ネットクリエイター編

上段左からウォルピスカーター、SEIKIN、チバニャン、ピーナッツくん、星街すいせい、みきとP。

2022年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2021年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。最終回となる第8回は「ネットクリエイター編」として、ウォルピスカーター、SEIKIN、チバニャン、ピーナッツくん、星街すいせい、みきとP(50音順)が選んだ2021年の3曲を紹介する。

構成 / 倉嶌孝彦、田中和宏

ウォルピスカーター

King Gnu「三文小説」

Ado「踊」

福山潤「DIES IN NO TIME」

・King Gnu「三文小説」

最高音hiG。
全編ファルセットをメインに歌いあげるKing Gnu珠玉の1曲。
柔らかな声質とキャッチーなメロディからは想像できない歌唱難度にカラオケで撃沈した男性は数知れず。
いつか歌いたい。

・Ado「踊」

最高音hiG#。
地声と裏声が入り混じる激しいアップダウンをあふれるパワーとテクニックでねじ伏せるAdo渾身の1曲。
目まぐるしいボーカル展開に歌唱力とハイトーンを添えて……。
いつか歌いたい。

・福山潤「DIES IN NO TIME」

コミックス全19巻 絶賛発売中!

プロフィール

ウォルピスカーター

動画共有サイトを中心に活動する歌い手。“高音出したい系男子”の異名を持ち、ハイトーンボイスを用いた歌唱動画で多くのリスナーを魅了している。2012年に動画を初投稿し活動を開始。2015年にニコニコ動画に投稿したOrangestar「アスノヨゾラ哨戒班」の歌唱動画の再生数は1600万回を超え、2020年にはこの動画がニコニコ動画の“歌ってみた”カテゴリで再生数歴代1位を記録した。2021年5月にテレビアニメ「デジモンアドベンチャー:」のED曲を含む音源集「Overseas Highway」を発表し、同年12月には初のエッセイ「自分の声をチカラにする」を刊行。2022年1月にテレビアニメ「ニンジャラ」のエンディングテーマ「ニンジャライクニンジャ」を配信リリースした。

ウォルピスカーター (@wolpis_kater) | Twitter
ウォルピス社 - YouTube
ウォルピスカーター OFFICIAL HP

SEIKIN

BTS「Dynamite」

BTS「Butter」

Ado「踊」

・BTS「Dynamite」

・BTS「Butter」

BTSの楽曲を2曲選曲させていただきました。BTSといえばハイレベルなダンスも魅力的なグループですが、楽曲自体が本当に素晴らしく、自分の楽曲制作においても影響を受けたことは間違いないです。
聴き込んでいるとヒットの仕掛けが随所にちりばめられていることに気づきます。
高いキーも難なく歌い上げる歌唱スキル、覚えやすいキャッチーなーフレーズ、そしてシンプルでありながら緻密に作り込まれたトラック、彼らの楽曲には世界中で愛される確かな理由が沢山詰まっていると感じます。

・Ado「踊」

今回唯一の邦楽として選曲させていただいたAdoさんの「踊」ですが、VocalのAdoさんの抜群の歌唱スキルは勿論、作詞がDECO*27、作曲がGigaさんと僕の親友でもあるTeddyLoid君という天才集団で、楽曲について一言でいうとぶっ飛んでますね(笑)。僕には作ることのできない曲です(笑)。彼らにしか作れない唯一無二がここにあると思います。最初聴いた時は正直「!!!???」となったのを覚えています。でもそこが良くて、聴けば聴くほど、ハマる1曲ですね。トラックには沢山仕掛けが詰め込まれていて、というか仕掛けだらけで、最後まで飽きずに、まさに「踊」ってしまう楽曲だと思います。

プロフィール

SEIKIN

「SeikinTV」「SeikinGames」の2つのチャンネルを運営するYouTuber。自身で作詞作曲を手がけるアーティストでもあり、実の弟であるHIKAKINのメインチャンネル「HikakinTV」で公開した「YouTubeテーマソング」のミュージックビデオは再生回数1憶2400万回を超える人気作品となった。兄弟ユニット・HIKAKIN&SEIKINとしての音源リリースのみならず、2015年以降はソロシングルを発表。最近ではYouTubeのみならずテレビのCM出演や声優としてのアニメ出演など、活躍の場を広げている。

SeikinTV - YouTube
SeikinGames - YouTube
SEIKIN (セイキン) (@SeikinTV) | Twitter

チバニャン

桜坂しずく(CV:前田佳織里)「エイエ戦サー」

Ado「踊」

Luxiem「Hope in the dark」

・桜坂しずく(CV:前田佳織里)「エイエ戦サー」

「ザ・プロが作りました!!」って感じの曲なので入れました。個人的にこういうコテコテの歌謡曲みたいなのが好きなのでめっちゃ聴いてましたね。ミックスの感じも、ちゃんと知識人が仕上げた「ザ・邦楽」って感じです。特にボーカルのdelayが完璧すぎる!! 本当にプロのdelayの使い方って感じなんで参考にしてます。そしてこのガヤ録りのMIXがばちくそ上手い!! 和楽器の音が異常に良いですが、これはKoto NationとかTSUGARU SHAMISEN使ってるんですかね? 教えてください制作者さん!

・Ado「踊」

まず事実として、このクソレベル高い曲が「日本で売れた」ことが素晴らしい。日本の音楽をネクストレベルに持って行く最重要曲間違いなしです。ヘッドホンで聴くと良くわかるんですが、とにかく素晴らしいステレオワイド感を体感できます。そしてミックスのレベルの高さ。下から上まできちんといるべきところに音がいます。次に、ボーカルだけに集中して良く聴いてみてください。これ、おそらく録りの段階で音がクリップしてるんですよ。しかし! このサチュレーション感がマジで曲とマッチしていて天才としか言いようがない。今後Adoさんの声は絶対チューブマイクで録るべき!! ボーカルミックスの質感も多分ケツにOTTをちょい刺したのかなって感じのよいカリカリ感。楽曲自体も良いラテン系サウンドが入っていておしゃれですよね。僕の研究だとLatin Stacks: Live & ResampledやSounds of KSHMR Vol. 3あたりの素材を加工して使っているんだと思います。センスがありすぎる。ちなみにGigaちゃんのミックスは日本で一番上手いと勝手に思っています。なんていうんだろう、柔らかいんだけど硬いみたいなw

・Luxiem「Hope in the dark」

これは僕とケンカイヨシが共作でNIJISANJI ENへ提供した曲です。初めて人と曲作りました。どんな女の子も虜になる「乙女ゲー」感を特に意識しました。この曲を作るために、女性はどういう時に濡れるのかをインターネットで死ぬほど調べた成果が出たと思います。超良い感じに落とし込めました。やっぱセンスあるわー。

プロフィール

チバニャン

音楽プロデューサー。Repezen Foxx(レペゼン地球)のトラック制作、作詞作曲を担当するほか、SNSを中心に流行したファッキングラビッツ「イイ波のってん☆NIGHT」などの作詞作曲を手がけている。

ChibaNyan/チバニャン (@ChibaNyan_Music) | Twitter

ピーナッツくん

小袋成彬「Butter」

自動式「HERO」

Lil Soft Tennis & kZm「I feel on you」

2021年は音楽がより大好きになった1年ナッツ! 自身もアルバムを出したりしたけど、自分と社会の立ち位置を見失いそうになったときこの3曲を聴いて元気をもらってたナッツ!
小袋成彬さんのアルバムは凄すぎて、自動式さんのアルバムは超フレッシュで、Lil Soft Tennis氏にはずっと痺れてるナッツ!

プロフィール

ピーナッツくん

バーチャルラッパー、動画クリエイター。2017年にYouTubeにて「オシャレになりたい!ピーナッツくん」チャンネルを創設し、自身を主人公とした自作のショートアニメを定期的に配信している。 アニメ制作と並行して音楽活動にも力を入れており、2020年6月に1stアルバム「False Memory Syndrome」を発表。2021年6月には2ndアルバム「Tele倶楽部」をリリースし、同年7月には1stライブ「NUTS TO YOU!」をオンラインで開催した。

ピーナッツくん!オシャレになりたい! - YouTube
オシャレになりたい!ピーナッツくん (@osyarenuts) | Twitter
オシャレになりたい!ピーナッツくん 公式

星街すいせい

Official髭男dism「Cry Baby」

Aqours「KU-RU-KU-RU Cruller!」

Rain Drops「エンターテイナー」

・Official髭男dism「Cry Baby」

2021年で最もハマったTVアニメ「東京卍リベンジャーズ」のOP曲です。
重厚なサウンド、もどかしさや足掻きを感じるメロディが凄まじいパンチのように感じられます。
何度も転調する難解なところがとてもお気に入りです。

・Aqours「KU-RU-KU-RU Cruller!」

人との交流を減らさざるを得なかった昨今に染みる1曲です。
シティポップ調になっていて、聴いていると歌詞も相まって車に乗って旅をしている気分になれます。
ダンスもすごくかわいいのでぜひ映像付きで見ていただきたいです!

・Rain Drops「エンターテイナー」

最初から最後まで飽きさせない、聴いている人を楽しませてくれるまさに「エンターテイナー」な曲です。
男女6名で歌っているんですが、コーラスやパート割りが混声ならではだなと思いました。
音色も曲調も1曲の中でころころと変わるので聴く度にいろんな情景が見えます。

プロフィール

星街すいせい(ホシマチスイセイ)

2018年よりYouTubeを中心とした配信活動を行っているバーチャルYouTuber。2019年5月よりホロライブプロダクション内に設立されたレーベル・イノナカミュージックに所属したのち、同年12月に女性バーチャルYouTuberグループ・ホロライブに移籍。2021年7月配信リリースのTAKU INOUEのメジャーデビュー曲「3時12分 / TAKU INOUE&星街すいせい」でボーカルを担当した。9月に1stフルアルバム「Still Still Stellar」をリリースし、10月には初のソロライブ「Hoshimachi Suisei 1st Solo Live "STELLAR into the GALAXY" Supported By Bushiroad」を開催した。

星街すいせい | 所属タレント一覧 | hololive(ホロライブ)公式サイト
星街すいせい ホロライブ0期生 (@suisei_hosimati) | Twitter
Suisei Channel - YouTube

みきとP

リジー・マカルパイン「erase me ft. ジェイコブ・コリアー」

Ginger Root「Juban District」

GRAPEVINE「ねずみ浄土」

・リジー・マカルパイン「erase me ft. ジェイコブ・コリアー」

最先端のカントリー。2021年後半の配信にもかかわらず個人的大ヒットです。
ジェイコブ・コリアーのアレンジ、サウンド、ミックスは没入感しかなく、リジー・マカルパインの声色は物理的に胸を抉ってくる。音という海の中に落ちていきたい人用。目を閉じて、一生聴くのが正解。

・Ginger Root「Juban District」

出だし3秒ではい好き系のアレですね。マジでこのサウンドどうやって作んねん……とあれこれ研究したくなる。クリエイティブで、どことなくギャグ的? 日本贔屓でお茶目なキャメロン・ルーがまた聴いたことない音出してる。アルバム「City Slicker」おすすめです。

・GRAPEVINE「ねずみ浄土」

長いことGRAPEVINEはファンだけども、なかった。ありそうだけどなかったこのアプローチが心底かっこよくて、アリ寄りのごめんなさいって気持ちになる。最近買ったFocalの(たっかい)スピーカーはこの曲を細部まで聴くために買ったと言っても過言ではない。ギターアンプのノイズすらも無骨でかっこいい。

プロフィール

みきとP(ミキトピー)

2010年3月よりネットミュージックシーンにて活動を始め、ボーカロイドを使用した多様な楽曲を発表する。「いーあるふぁんくらぶ」「サリシノハラ」「バレリーコ」などのヒットを契機に海外でのイベント興行、本人歌唱によるライブやアルバム制作など、クリエイターとしてマルチに活動の幅を広げている。2018年発表の「ロキ」をはじめとするスマッシュヒットを生み出し続けながら、さまざまなアーティストへの楽曲提供を行う作家としても活躍している。

みきとP (@mikito_p_) | Twitter
みきとP /mikitoP Official Channel - YouTube
みきとP | mikitoP Official HP

公式twitterアカウント「@JOYSOUND_PR」をフォローして最新情報を入手しよう! JOYSOUND公式 facebookファンページ JOYSOUND CHANNEL