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新たな物語は星屑探しの旅、Poet-type.Mの「星屑発掘夜会」

約6年前2018年04月07日 8:06

Poet-type.Mのワンマンライブ「Pocketful of stardust ±0」が4月1日に東京・新代田FEVERで開催された。

これまでCD作品やライブで“夜しかない街”を舞台にした物語を展開してきたPoet-type.M。のプロジェクトを主宰する門田匡陽(Vo, G)は、昨年12月から「Pocketful of stardust」と題した新たな物語をスタートさせ、“星屑発掘夜会”と銘打ったワンマンライブや、特設サイトで公開中の小説でその世界観を描いてきた。今回の公演は門田、楢原英介(G, Key / VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)、宇野剛史(B)、伊藤大地(Dr / Good Dog Happy Men)の4人編成で繰り広げられた。

物語のスタートを告げるアナウンスを挟み、Poet-type.Mが1曲目に届けたのは壮大な「慈しみだけで頷くから」。ステージに設置された数台のランタンや“有機EL石”と共に、幻想的なムードを生み出していった。今回彼らは新曲のほか、2015年から16年にかけて発表したミニアルバム「A Place, Dark & Dark」シリーズのナンバーを厳選して演奏。前半には「その自慰が終わったなら(Modern Ghost)」「バネのいかれたベッドの上で(I Don't Wanna Grow Up)」といった、疾走感に満ちたナンバーを中心に披露した。

中盤の“星屑探し”の様子を伝えるナレーションのあと、4人は「あのキラキラした綺麗事を(AGAIN)」をはじめとする、きらびやかなサウンドの楽曲を次々とプレイ。「双子座のミステリー、孤児のシンパシー(GPS)」の冒頭では門田のキーボードを用いたソロパートが用意され、フロアは温かな音色で包み込まれた。本公演の直前に配信リリースされたナンバー「イプシロンは泣いてたよ(A Boy In The Avenge)」では歯切れよいリズムでリードしていく宇野、伊藤に合わせ、門田と楢原はメロディアスなハーモニーを展開。息の合ったセッションをオーディエンスに届けた。

ライブ後半では、門田が弾く鍵盤ハーモニカがノスタルジックな雰囲気を生み出した「極彩色」、楢原と宇野が舞台から立ち去り、アコースティックギターと打ち込みをメインにしたアレンジで披露された「ダイヤモンドは傷つかない(In Memory Of Louis)」、四つ打ちの軽快なリズムが特徴的な「ただ美しく(Grace)」など、ユニットの新たなスタイルを示したナンバーが次々と演奏された。そしてPoet-type.Mは物語のコンセプトである“ルールは一つ。ただ美しく”を体現する楽曲「MoYuRu」でフィナーレを演出。「もう少し先の未来でまた、お会い致しましょう」というアナウンスでライブは終了し、会場出口では今回の“星屑発掘夜会”で採掘された星屑入りの小瓶が来場者に手渡された。

Poet-type.M「Pocketful of stardust ±0」
2018年4月1日 新代田FEVER セットリスト

01. 慈しみだけで頷くから
02. その自慰が終わったなら(Modern Ghost)
03. 唱えよ、春 静か(XIII)
04. バネのいかれたベッドの上で(I Don't Wanna Grow Up)
05. 瞳は野性、星はペット(Nursery Rhymes ep2)
06. あのキラキラした綺麗事を(AGAIN)
07. 双子座のミステリー、孤児のシンパシー(GPS)
08. 氷の皿(Ave Maria)
09. イプシロンは泣いてたよ(A Boy In The Avenge)
10. 救えない。心から。(V.I.C.T.O.R.Y.)
11. 極彩色
12. ダイヤモンドは傷つかない(In Memory Of Louis)
13. 神の犬(Do Justice To?)
14. もう、夢の無い夢の終わり(From Here to Eternity)
15. ただ美しく(Grace)
16. 楽園の追放者(Somebody To Love)
17. MoYuRu

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