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SOLEIL、なごやかクリスマスコンサートで明るくサヨナラ

4年以上前2019年12月24日 9:02

SOLEILが12月22日に東京・Veats Shibuyaで行ったワンマンライブ「LAST CHRISTMAS CONCERT」をもって活動を終了した。

2017年、当時14歳だったそれいゆ(Vo)をフロントに立て、サリー久保田(B / ex. ザ・ファントムギフト、les 5-4-3-2-1)、中森泰弘(G / ヒックスヴィル、ましまろ)という強力な布陣で結成されたSOLEIL。1960年代のブリティッシュサウンドを彷彿とさせる音楽性とビジュアル、モノラル録音にこだわった作品群、映像や小道具を使ったポップなステージングは厚い支持を集めていたが、それいゆが学業に専念するため惜しまれつつ活動終了の運びとなった。ラストライブには今年5月に脱退した中森も参加。白根賢一(Dr / GREAT3)ともえか(Cho / まちだガールズ・クワイア)も加わり、およそ2年の間にリリースされた3枚のアルバムと4枚のシングルから厳選された24曲が披露された。

最後のステージながら湿っぽいムードはみじんもなく、特にそれいゆは淡々とライブを進行。サリーから「最後だから泣いちゃうんじゃないの?」「本当は泣きそうなんじゃないの?」と何度聞かれても「予定はないです」「申し訳ないくらいケロッとしてます」とクールに返した。真っ赤なワンピース姿のそれいゆは、グロッケンやタンバリン、SUZUKIの鍵盤リコーダー・アンデスの演奏を織り交ぜながら歌い、時には段ボール製のギターを構えてパフォーマンス。60's感覚あふれるバンド演奏に乗せて軽やかな歌声を響かせた。「夢見るフルーツ」のインストを挟んでの後半戦、それいゆは「ロシュフォールの恋人たち」でカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックが演じた双子姉妹の衣装をモチーフにした白いワンピースに着替え、恒例となった「#それいゆぽ」のパネルを持ってのSNS拡散用の撮影にも応じた。

なごやかなムードで進んだライブは19曲目の「ファズる心」で終了。アンコールでは近田春夫提供の「姫林檎 GO GO!」と真島昌利(ザ・クロマニヨンズ、ましまろ)提供の「恋するギター」でそれいゆのドラム演奏が披露された。2017年9月発売のデビューシングル「Pinky Fluffy」を演奏してメンバーがステージを去るも拍手は鳴り止まず、SOLEIL最初で最後のダブルアンコールへ。さらに「ごめんね、テディベア」「Are you happy?」の2曲を歌い、SOLEILの歴史に幕を下ろした。

このラストステージの模様は、2月26日にライブDVDとして映像化されることが決定。DVDにはボーナストラックとしてすべてのMVが収録される。また同日にはラストアルバム「LOLLIPOP SIXTEEN」のアナログ盤も発売される。

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