JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

WAggラストライブで完全燃焼!メンバーそれぞれの“素晴らしき未来”に向かって

WAgg
1年以上前2022年10月18日 13:02

WAggが10月18日に東京・UNITでラストライブ「WAggの素晴らしき未来」を開催した。

WAggはBiSH、豆柴の大群らが所属する音楽事務所WACKの育成グループとして2018年に始動。所属メンバーはこれまでに豆柴の大群、GANG PAPADEなどへの昇格を果たした。しかし10月13日に突如、活動終了がアナウンスされ、UNITでのワンマンライブが最後の公演となることが明らかになった。WAggの現メンバーはア・アンズピア、サアヤイト、愛、YUiNA EMPiRE、ベル・ナルドの5人。彼女たちはそれぞれの思いを胸に最後のステージに立った。

主に先輩グループの楽曲をライブでパフォーマンスするというスタイルで活動してきたWAgg。ラストライブは第1期BiSの代表曲「nerve」で幕を開け、BiSH「GiANT KiLLERS」、GO TO THE BEDS「現状間違いなくGO TO THE BEDS」など、キャッチーで勢いのある曲が次々に届けられた。5人は笑顔を弾けさせつつも、キレのあるパフォーマンスで観客の興奮を誘う。そして「WAggはありったけの愛と感謝を、最後まで精いっぱい、新米(WAggファンの呼称)の皆さんにお届けします。今日は最後までよろしくお願いします」というアンズピアの言葉のあとには「BiSBiS」「ブランニューパレード」「Buttocks beat! beat!」など、エモーショナルさと疾走感のあるWACKらしいアッパーチューンが続いた。WAggはこれまでWACK所属グループの多彩な楽曲を武器に日本各地でライブを重ねてきており、ラストライブではその集大成とも言える一体感のあるステージを展開。「Plastic 2 Mercy」では5人が肩を組んでジャンプし、それに呼応するように観客も飛び跳ねてフロアを揺らした。

ライブ中盤にはラストライブということにちなんで「ありがとう選手権」なる企画が展開され、メンバーは思い思いにファンに感謝の気持ちを伝えた。またYUiNA EMPiREは「WAggは結成して4年目。ほんの一部でもあなたの人生にWAggが関わることができたことをとてもありがたく思います。WAggの集大成を、WACKの音楽を、私たちらしく届けさせてください」とコメント。そんな言葉のあとにWAggは「PARADISES RETURN」を披露し、続けてCARRY LOOSEの「にんげん」を届けた。そしてラストは第1期BiSの「FiNAL DANCE」で締めくくられた。

アンコールではBiSHの「beautifulさ」が披露されたあと、メンバー1人ひとりが挨拶。愛は「本当にたくさんのことを学べたし、大切な仲間でもあるメンバーにも出会えました。この経験は人生の大切な宝物になると思います。あきらめたくないので、まだまだこれからここで見つけた夢の続きを見られるように、素晴らしき未来を見つけるために次のステージでも、もう少しがんばってみたいと思っています」と述べ、2021年の「WACK合同オーディション2021」でWACK入りを果たしたベル・ナルドは「空回りしたり、悔しい思いをしたりすることがたくさんあった」と振り返りつつ、「本気でやったら本気で返ってくるということを新米の皆さんと出会って知ることができました。WACKのアイドルとしてもっと大きなステージに立ちたい、と昇格を目指してきた1年半がこれからの自分の力に変わると思っています。私はここでもらった力を糧に、これから根拠のない自信を持って、自分らしく変化をいっぱい求めて、駆け抜け続けていきたいと思います」と語った。

次に話し始めたのは、これまでEMPiRE、第2期BiS、CARRY LOOSE、WAggでの活動経験があるYUiNA EMPiRE。彼女は4グループを渡り歩いてきたことを伝えてから、「きっと誰よりも応援しづらいメンバーだったと思います。それでも信じてくれたメンバーの皆さん、温かい目を向けて居場所をくれた新米の皆さんの存在が一番の活力になってここまで踏ん張ってこれました。私は後悔、失敗をたくさんしてきましたし、楽しいことも苦しいこともたくさんありました。今までの経験すべてを誇りに思っています。私はWACKの音楽を通していろんな感情を共有し合う、何にも代えがたいライブができることを本当に幸せに思っていました。私はWACKもライブも皆さんのことも、これからずっと大好きでいたいです。関わってくれた皆さんの幸せを心から願っています」と語った。サアヤイトは同じ夢を追いかけ続けたこの4年間を「幸せだった」と振り返る一方で、苦しいこともたくさんあったが「新米の存在が心強かった」と語る。そして「改めて今日でWAggは終わります。でもWAggが終わったとしてもWACKは続いていくし、地球は終わらないし、私たちにはまだまだ人生があります。これからの私たちの未来をどうか応援していただけるとうれしいです。私はWAggもWACKも新米もすべてが大好きです。本当に4年間ありがとうございました」と応援してくれたすべての人に感謝を伝えた。最後にアンズピアは「WACKには出会いと別れがつきもの。新米の皆さんと目と目を合わせて滝汗を流して、一緒に作り上げるこのライブ空間にものすごく生きていることを実感していました。感情、愛情、すべてをWACKに注ぎ込んで無我夢中になれたのは、叶えたい夢がWACKにいっぱい詰まっていたからです。いつからか私の生きる理由は、大好きな人たちの生きる活力になりたいということになっていきました。私は誰になんと言われようと、最高に幸せな人生を歩んだと自信を持って言えます」とこれまでの活動を振り返る。そして涙を流しながら、「私はやっぱりWACKの音楽も新米のみんなもWAggもすごく大好きだと確信しました。この4年間、素敵な時間、奇跡のような時間、忘れられないライブ、これまで関わった全WAggメンバーと新米に出会えたこと、全部がこれからの生きる活力になります。WAggに関わってくださったすべての皆さん、クソ生意気な自分の面倒を見てくださり、本当にありがとうございました。大好きな新米の皆さん、今日までWAggをたくさん愛してくれてありがとうございました!」とコメントした。ラストにWAggは唯一のオリジナル曲「WAggの素晴らしき世界」を力いっぱいにパフォーマンスし、笑顔で約4年間の活動に終止符を打った。

「WAggの素晴らしき未来」2022年10月18日 UNIT セットリスト

01. nerve
02. GiANT KiLLERS
03. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
04. BiSBiS
05. ブランニューパレード
06. Buttocks beat! beat!
07. Plastic 2 Mercy
08. QUEEN OF POP
09. S.O.S
10. ロミオの心臓
11. Black to the dreamlight
12. PARADISES RETURN
13. にんげん
14. FiNAL DANCE
<アンコール>
15. beautifulさ
16. WAggの素晴らしき世界

関連記事

BiS

BiSのマネジメント体制変更、“自給自足アイドル”に原点回帰することに

28日
「WACK in the U.K. Vol.2」集合写真(Photo by Hiroo Nishizawa)

3度目の「WACK in the U.K.」開催決定!夏のロンドンにASP、BiS、豆柴都内が集結

約1か月
BiSがサポーターを務めるビッグエコー「パーティーコース」ポスター。

BiSがビッグエコーのパーティーコースサポーター就任、AxSxEプロデュース曲が応援ソングに

約2か月
「EYESCREAM」189 号より。

「EYESCREAM」服部昌孝の特集にYONCE、あいみょん、Awich、IOら

2か月
「PiZZA WACKful WORLD TOUR」キービジュアル

WACK全7組出演「PiZZA WACKful WORLD TOUR」ファイナルの生中継決定

2か月
くだらない1日

ロックバンド・くだらない1日がアイナ・ジ・エンドら所属のWACKからアルバム発表

3か月
渡辺淳之介(2023年11月、ロンドンで撮影)

WACK渡辺淳之介、ロンドンで入院

3か月
BiS「NEVER MiND」通常盤ジャケット

BiS新アルバム「NEVER MiND」豪華プロデューサー陣発表、AxSxEとJxSxK初コラボも

3か月
ASPと東京タワー。

ASPが東京タワー高さ150mでパフォーマンス、シングルチャート1位で武道館ワンマンに向けて好発進

3か月
WACKロゴ

「WACK合同オーディション2024」開催決定!今年はSSW、バンド、トラックメイカーも募集

4か月