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INIがMCで日本語封印!「KCON」DAY2でヨンジェ&ベンベンはGOT7披露、ATEEZはラストに大暴れ

INI (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
約1年前2023年03月20日 4:01

「KCON 2023 THAILAND」が3月19日、20日にタイ・バンコクのIMPACT Arenaにて開催された。DAY1のレポートに引き続き、本稿では最終日である20日公演の模様をレポートする。

オープニング映像が終了し、KCON-ers(KCONファンの呼称)が今か今かとショーの始まりを待ちわびる中、会場は突如真っ赤な照明に照らされひとたび不穏な雰囲気に。そうしてステージ奥から姿を現したのはATEEZ。「KCON 2023 THAILAND」2日目であり、最終日でもあるこの日の公演が「Say My Name」で幕開けした。

最初のブロックにはTNXとTEMPESTという昨年デビューした新人2組が登場した。TNXは今年2月にリリースしたばかりの2ndミニアルバム「Love Never Dies」より、2つのリード曲を華麗にパフォーマンス。制服風のフレッシュな衣装をまとい、切なさをにじませながら洗練された歌とダンスを届けた。続くTEMPESTは「Dragon(飛上)」と「Can’t Stop Shining」というカラーが180°異なる2曲を披露。ウンチャンの「皆さんの記憶に末長く残ることができたらうれしいです」という言葉通り、その振れ幅の広さで大きな存在感を示した。

この日の冒頭、司会を務めたBamBamとミンニ((G)I-DLE)によってBLACKPINKのカバーを披露することが予告され、出演者の中でもとくに期待を寄せられていたのはKep1er。「We Fresh」では、曲中に独自のダンスブレイクが差し込まれ、グループの強みであるハイレベルなダンススキルを強烈に印象付ける。自身のブロックを終えたあとは「Z世代 POP プレイリスト」のコーナーのため再びステージへ。ここまで、Kep1erがどの曲をカバーするのかは明かされていなかったが、それが、BLACKPINKの最新曲「Shut Down」であることがわかると会場からはざわめきが起こる。無駄がなくしなやかなダンスで観客を魅了したのち、ラストはシャオティンが地面を指差しフィニッシュ。自信と貫禄に満ちあふれたステージで会場を大いに盛り上げた。

昨年8月に開催された「KCON 2022 LA」以来、海外での「KCON」は2度目となるINIのステージは「Dramatic」でスタートした。初披露となる韓国語バージョンでパフォーマンスされたこの曲について、西洸人は「Did you guys like it?」と彼らしい口ぶりで観客からの感想を求める。その後も田島将吾と木村柾哉が韓国語でKCON-ersに挨拶したのち、許豊凡は、西と同じく流暢な英語でトークするなど、彼らは日本語を使わずに英語と韓国語のみでMCを展開。許は「タイの皆さんに再会できる日を楽しみにしながら、最後の曲を披露します」と微笑み、1stアルバムのリード曲「SPECTRA」で初のタイでのステージを締めくくった。

「ドリームステージ」と題されたスペシャルステージでは、GOT7のメンバーでもあるYOUNGJAEとBamBamがTNXとともにGOT7の「Hard Carry」を披露するコラボステージを展開。YOUNGJAEは「この曲が公開されてから日が経っていますが、こんなにも愛されていてうれしいです」と客席を見渡し、BamBamも「全世界のI GOT7(GOT7ファンの呼称)の方々が本当に楽しみにしてくれていたと聞いています。待っていてくれてありがとうございます」とファンに感謝した。YOUNGJAEはのちにソロでも舞台に上がり、「Errr Day」「Vibin」でキャリアの厚みを感じさせるような安定感のあるステージを繰り広げた。

出演者の多くがモノトーンのシックな衣装を身にまとう中、ITZYはデニムにクロップド丈のトップスというヘルシーな衣装でKCON-ersの前に姿を現す。さわやかな装いで笑顔を弾けさせながら「SNEAKERS」を晴れやかに歌い届けた。5人はファンから寄せられたリクエストにその場で応える「Make a Wish」のコーナーでキュートな素顔を垣間見せ、パフォーマンス中のカリスマ性あふれる姿とのギャップでファンを魅了。ラストは彼女たちの原点とも言える代表曲「DALLA DALLA」をはつらつと歌い踊り、ステージをあとにした。

「KCON 2023 THAILAND」の大トリを飾ったのはATEEZ。「KCON」の舞台に上がるたびに、まるで単独ライブであるかのような熱狂のステージを作り上げてきた彼らは、今回もオープニングからエンジン全開。「HALAZIA」を終えMCに移行するも歓声が一向に鳴り止まず、そんな会場の様子を見たサンは「僕たちも負けてられないね」とうれしそうな表情を浮かべた。MCでの和やかなムードは「REAL」にも引き継がれ、ATEEZは生き生きとした顔つきで水を得た魚のように思う存分踊り狂う。楽曲のラストには、メンバーたちが全員正面を向き一礼する中、ジョンホが1人客席をまっすぐ見据えて穏やかな微笑みを浮かべ、チャーミングに両手を振った。キャプテンのホンジュンによる「知ってる人は一緒に歌ってほしいです」という呼びかけを合図に、彼らはラストソング「Guerrilla」を投下。8人はありったけの力を爆発させるような決死のパフォーマンスを見せ、“フィナーレステージ”の幕を下ろした。

ATEEZのパフォーマンス後、出演者たちは白と黄色の紙吹雪が大量に降り注ぐステージに集結。ファンに手を振ったりメンバー同士ではしゃいだりして思い思いにエンディングの時間を楽しみ尽くし、「KCON 2023 THAILAND」は大団円を迎えた。

「KCON 2023 THAILAND」2023年3月20日 IMPACT Arena セットリスト

オープニング

01. Say My Name / ATEEZ

TNX

02. Love or Die
03. I Need U

TEMPEST

04. Dragon(飛上)
05. Can't Stop Shining

Kep1er

06. We Fresh
07. WA DA DA

INI

08. Dramatic
09. SPECTRA

ドリームステージ

10. Hard Carry / BamBam & YOUNGJAE & TNX

Z世代 POP プレイリスト

11. Shut Down (BLACKPINK) / Kep1er

ITZY

12. SNEAKERS
13. Cheshire
14. DALLA DALLA

YOUNGJAE

15. Errr Day
16. Vibin

ATEEZ

17. HALAZIA
18. The Real(興 Ver.)
19. Good Lil Boy
20. Guerrilla

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