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BiSHの意志受け継ぐBiTE A SHOCKがお披露目ライブ開催、セントチヒロ・チッチもらい泣き

BITE A SHOCK、渡辺淳之介、セントチヒロ・チッチ。(Photo by cazrowAoki)
10か月前2023年07月17日 13:01

BiTE A SHOCKが本日7月17日に東京・東京国際フォーラム ホールCでお披露目ワンマンライブ「Why don't you BiTE??」を行った。

BiTE A SHOCKは日本テレビ系で放送された“第2のBiSHを生み出す”オーディション番組「BiSH THE NEXT」から生まれた男女6人組グループ。4カ月におよぶオーディション、練習の日々を乗り越えデビューを勝ち取ったメンバーであるMAHiTO、SAORi、RiNA、HARUTO、RYUUSEi、HANANOは、メンバー決定からわずか3時間後に生出演した7月1日放送の日本テレビ系音楽特番「THE MUSIC DAY」でのパフォーマンスからわずか16日後のこの日、晴れてワンマンライブでの正式なお披露目を迎えた。

開演前にはWACK代表の渡辺淳之介が登場し、BiTE A SHOCKの3カ条を発表。それはファンの総称は「#BiTER(バイター)」でファンクラブ名は「TAKE A BiTE CLUB」、ライブ中の写真撮影は可能、ライブ中のダイブ、リフト、サーフなどの行為が禁止というものだった。渡辺は「記念すべき初のBiTE A SHOCK初のワンマンライブ。2週間という短い期間でしたが本人たちも本気でやってきました。この伝説の瞬間を楽しんでいきましょう」と来場者に呼びかけた。

映像で「BiSH THE NEXT」でのオーディションの日々を振り返ったあと、BiTE A SHOCKがステージに登場し、(sic)boy提供によるデビュー曲「Patient!!」を披露した。「THE MUSIC DAY」でのパフォーマンスはHANANOだけがほかの5人とオーディションで別チームだったこともあって突貫的な部分もあるものだったが、6人は短期間で積み重ねた練習の成果を発揮して、キレのあるパフォーマンスを見せた。HANANOは「この6人でBiSHさんのイズムを受け継いでがんばっていきたいと思っています」と話してから、先輩であるセントチヒロ・チッチ(ex. BiSH)をこの公演の司会進行役としてステージに招き入れた。

やや緊張気味に見えたチッチだが、メンバーの今の気持ちを探る質問をしたり、VTR紹介につなげたりと、彼女はBiTE A SHOCKのお披露目公演を支えた。スクリーンにはオーディションの課題曲であったBiSH「in case...」にまつわる「BiSH THE NEXT」の振り返り映像が。この映像ではアイナ・ジ・エンド(ex. BiSH)が第2のBiSHとなる新グループについて「どんなグループになってもいい。本気であれば」と話したシーンなどが紹介された。

BiTE A SHOCKはBiSHの楽曲「in case...」「MONSTERS」「GiANT KiLLERS」をカバー。アレンジはバンドサウンドを軸としていたBiSHのものからアップデートされており、ビート感の強いダンサブルなトラックに乗せて、6人は懸命なパフォーマンスを見せる。「GiANT KiLLERS」ではRiNAがリンリン(ex. BiSH)のパフォーマンスを踏襲し、観客を煽る場面もあった。チッチは「BiSHのカバーをしてくれたんですね、ありがとうございます。今日、初めてこのパフォーマンスを観たんですけど、もともとのBiSHの楽曲から生まれ変わったようなアレンジで、初めて観た曲のような気持ちでした」と、BiSH楽曲のカバーながらも新鮮な気持ちを覚えたことをメンバーに伝えた。

ライブ中盤、「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」が流れる中、渡辺が登場。ここからのトークはBiTE A SHOCKメンバー、チッチ、渡辺によって進行し、「BiSH THE NEXT」で生まれたメンバーによる名言とともにオーディションの裏側のエピソードが紹介された。なおここで紹介された名言は、一次面接でMAHiTOが「やりたいことは?」と質問された際に答えた「わかんないっす」や、SAORiの「ダンスは踊り」、RiNAの「私が辞退します」などだった。ここではトークの話題がさまざまな方向に広がり、RYUUSEiとHARUTOが2日前に共同生活をするようになり、RYUUSEiは「HARUTOが乾燥機に洗剤を入れておちゃめだなと思った」と述べたほか、RiNAは「看護師を辞めて、上京して、今はSAORiちゃんと一緒に住んでいます」と話し、料理経験があまりないながらもパスタと野菜炒めを作ったと語った。またオーディションで企画された「恋愛ハニートラップドッキリ」シーンの振り返りでは、渡辺が「HANANOとMAHiTOのハニトラドッキリはすごかった」と回想。仕掛け人になっていたMAHiTOはHANANOに告白するも、ドッキリと知らないままHANANOはそれを断った。ステージでMAHiTOは「ドッキリだったとは言え、生まれてから振られたことがなかったんで、初めて振られてショックでした」と企画を振り返った。

その後、SAORiが「BiTE A SHOCK『Patient!!」のミュージックビデオが完成しました!」と話し、早速MVが公開された。上映後、チッチは「カッコいいですね。なんか便器が出てきましたし、ピンクのうんこが飛んでましたね。みんな避けちゃってましたけど」とコメント。渡辺が「BiSHは(デビュー曲「BiSH-星が瞬く夜に-」のMVで)うんこを浴びてたけど、BiTE A SHOCKは避けていこうかなと」と述べると、チッチが「私たちはうんこを浴びたことで運が上がったと思ってる」と指摘した。すると渡辺は「BiTE A SHOCKも浴びておくか」とつぶやいた。

その後、VTRでは元BiSHメンバーと渡辺のコメントが紹介された。映像の中でアイナは「かわいい妹と弟ができた気分です」、チッチは「BiSHがみんなでBiTE A SHOCKという1つの対象を応援できたことがうれしい。解散までの素敵な思い出になりました。今この場所で体感している気持ちはもう味わえない初ライブだけのものです」、渡辺は「世界、取ってください」とBiTE A SHOCKにメッセージを送った。VTRを観たあと、RiNAは「心がギューっとしています。この場所で皆さんのメッセージを受け取って、オーディションのときの私たちのままじゃダメで、ギアを100倍も1000倍も上げていかないといけない」と気を引き締めた。なお、ここではオーディション開始時からグループ最年少のSAORiの身長が伸び続けており、7月1日のメンバー決定からここまでの約2週間でも身長が伸びたというエピソードも飛び出した。

パフォーマンスタイムに移り、BiTE A SHOCKはBiSH「サヨナラサラバ」をカバー。この曲はBiSHの原曲と同じトラックが使用され、SAORiはアイナに通ずるややハスキーな歌声を響かせた。続いて「BiSHさんの思いがたくさん詰まった、大切な曲になります」というHANANOの言葉からBiSHの名曲「オーケストラ」が届けられたほか、BiSH時代にモモコグミカンパニーが作詞、アイナが作曲した「リズム」のBiTE A SHOCKバージョンも披露された。ライブ後半ではメンバーがBiSHの意志を受け継ぐことや、オーディションで切磋琢磨しあったほかの候補生たちへの思いも込めてエモーショナルなステージを展開し、感動を誘った。

ライブ中盤のトークパートが盛り上がったことで残り時間がわずかになったため、チッチが駆け足で「BiTE A SHOCKの大事な今日をみんなに届けていただきます」とアナウンス。BiTE A SHOCKはカラフルな照明が彩るステージでオリジナル曲「THE NEXT」をラストに披露した。BiTE A SHOCK、チッチ、渡辺はステージで観客をバックに記念撮影を行い、SAORiが“大人の事情”で20:00前に退場した。その後、スクリーンに「BiSH THE NEXT」の最終マッチアップまで残った雄也、真彩、虹希、貴市、季咲、リコからのビデオメッセージが流され、メンバーは思わず涙。HANANOは先ほどの「オーケストラ」が最終審査まで残った候補生に向けてパフォーマンスしたものだったと明かし、「6人との思い出が支えになっていました。これからがんばるので見ていてください」と話す。なお、感極まってもらい泣きをしたチッチに、渡辺はさっとティッシュを差し出していた。最後に渡辺は「BiTE A SHOCKのみんな、そしてBiTE A SHOCKじゃない6人。全員の気持ちをここのステージに持ってこれたんじゃないかなと思いました。これが本当のスタートです。正直なところ、東京国際フォーラムのホールCを埋められませんでした。この悔しい気持ちも含めて、BiSHの目標だった東京ドームを超えて、世界を取りたいと思っています。これからもよろしくお願いします」と挨拶。MAHiTOは観客に向けて「皆さんがいて僕たちが成り立つと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします。本日はお越しくださり、ありがとうございました」と語った。

なお本日のお披露目ライブのアフタームービーがBiTE A SHOCKのYouTube公式チャンネルで公開された。同チャンネルでは明日7月18日20:00に「Patient!!」のMVがプレミア公開される。

BiTE A SHOCK「Why don't you BiTE??」2023年7月17日 東京国際フォーラム ホールC セットリスト

01. Patient!!
02. in case...
03. MONSTERS
04. GiANT KiLLERS
05. サヨナラサラバ
06. オーケストラ
07. リズム
08. THE NEXT

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