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OCHA NORMAとFRUITS ZIPPERの同世代ツーマン、フレッシュな魅力に幅広いファン層が熱狂

OCHA NORMA(左)とFRUITS ZIPPER(右)。
8か月前2023年09月30日 2:06

OCHA NORMAとFRUITS ZIPPERによるツーマンライブが、9月24日に東京・新宿BLAZEでライブナタリーの主催で行われた。

2022年にデビューを果たしたハロー!プロジェクトの最若手グループであるOCHA NORMAと、同年にアソビシステムのプロジェクトKAWAII LAB.より誕生したFRUITS ZIPPER。フレッシュな魅力でアイドルシーンを席巻する「同世代」の2組だが、ツーマンライブを行うのはこれが初だ。チケットはすぐに完売となり、当日はキャパ800の新宿BLAZEが隅から隅まで人でいっぱいに。平均的なアイドル現場と比べて、女性ファンの多さが印象的で、両グループが幅広い層に支持されていることがフロアの雰囲気からよくわかった。開演10分前にはOCHA NORMAの石栗奏美と窪田七海による影ナレも。2人は注意事項を明るく読み上げつつ、「イエーイって言えー!」「私だけに集中してね! キュルルンッ!」といった煽りも交えて開演に向けたムードを一層盛り上げた。

キュートな楽曲でフロアを沸かせ続けたFRUITS ZIPPER

ライブの先攻を務めたのはFRUITS ZIPPER。ステージに続々と現れた7人は、ポップなSEに乗ってクルクルと舞い、観客の目を奪うと「今から皆のこといっぱい元気にするねー!」という松本かれんの宣言で始まる「ぴゅあいんざわーるど」でライブを開始した。この曲はでんぱ組.incの楽曲も数多く手がける玉屋2060%が提供したハイテンションナンバー。ふるっぱー(FRUITS ZIPPERファンの呼称)がカラフルなペンライトを振って盛り上がる中、ポジティブな歌詞の「完璧主義で☆」を畳みかけた7人は、短いMCを挟みつつ、ダンスチューン「RADIO GALAXY」で客席のテンションを引き上げ、未来へ突き進む意志を歌った「We are Frontier」で凛とした一面も見せた。

「みんなー! 元気ですかー! もっともっと声出せるよね?」と声出しを煽り、メンバー紹介ソング「うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!」で初見の観客も楽しませるFRUITS ZIPPER。ピアノの音色が印象的なデビュー曲「君の明るい未来を追いかけて」をエモーショナルに歌ったあと、バレンタインソング「ハピチョコ」でキュートな魅力を全開にすると、グループを知らしめた代表曲「わたしの一番かわいいところ」をここで披露する。大ヒット曲でフロア全体を沸かせた7人は、OCHA NORMAとの交流を祝う気持ちを込めて「超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~」を最後に歌唱。メンバーコールやハンドクラップでフロアは沸き上がり、ふるっぱーは声をそろえて「おめでとう!」と叫んだ。

カバーも交えたセットリストで一体感を生み出したOCHA NORMA

FRUITS ZIPPER退場後、競うようにOCHA NORMAメンバーの名前を叫ぶファンたち。出囃子が流れると「オーチャ! オーチャ!」と声をそろえて、10人のメンバーを迎え入れる。ステージに並び立った10人は「宇宙規模でダイスキ宣言!」で勢いよくライブの幕を開けると、コサックダンス風の振付が印象的な「ヨリドリ ME DREAM」を続けて歌唱。10人が卓越したパフォーマンスを繰り広げる中、フロアには一体感のあるコールが響きわたり、熱狂的な空気に満たされる。自己紹介後、10人はデビューシングル「恋のクラウチングスタート」やハロプロ研修生ユニット時代からの楽曲「デート前夜狂想曲」に続けて、アンジュルム「カクゴして!」のカバーも披露。興奮したファンはピョコピョコと飛び跳ねて盛り上がった。

MCではFRUITS ZIPPERのリハーサルを見学したという石栗が「とってもかわいくて! 幸せオーラに包まれておりました」と感想をコメントしつつ、「OCHA NORMAもかわいく全力でがんばっていきたいと思います!」と宣言。FRUITS ZIPPERとのツーマンライブを熱望していたという窪田は「同じメンバーカラーの松本かれんさんとお話がしてみたくて、今日お話しするまでがステージだと思って、このあともがんばりたいと思います!」と意気込んだ。その後、広瀬香美が提供したサマーチューン「ちょっと情緒不安定?・・・夏」でパフォーマンスを再開し、ハローキティとのコラボ曲「Hello!生まれた意味がきっとある」やBerryz工房「一丁目ロック!」のカバーでさらなる盛り上がりを生み出した10人。テレビアニメのタイアップ曲であるキャッチーな「シェケナーレ」で元気よくライブを締めくくった。

エンディングトーク

ライブ後にはOCHA NORMAとFRUITS ZIPPERがステージに並び立ち、トークを繰り広げた。ここでOCHA NORMAの窪田が目標としていたFRUITS ZIPPERの松本との交流が実現し、松本から「あとで写真撮ってください!」と呼びかけられた窪田は「今日はもう満足です」と笑顔に。OCHA NORMAからパフォーマンスで心がけていることを聞かれたFRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌は「自分たちも楽しんでお客さんにも楽しんでもらうことかなと思います!」と力強く答えた。

ライブ前のルーティンという話題では、FRUITS ZIPPERが「100人乗っても大丈夫!」、OCHA NORMAが「茶柱立てるぞ、OCHA NORMA!」とそれぞれ個性的な円陣のかけ声を披露。またFRUITS ZIPPERから肺活量のトレーニング方法を聞かれたOCHA NORMA最年少メンバーの筒井澪心が「私は16歳という若さと……」と切り出して会場にドッと笑いを起こす場面もあった。

このほかOCHA NORMAの中山夏月姫がライブ中に落ちないリップをFRUITS ZIPPERの月足天音や櫻井優衣に教えてもらったり、マイブームの話題でOCHA NORMAの米村姫良々とFRUITS ZIPPERの松本、月足がMBTI診断で同じENTPということで盛り上がったり、撮影地が同じMVがあることに触れたりしながら交流を深めた2組。最後にそれぞれのグループのポーズで記念撮影を行い、和気あいあいとした雰囲気の中、初のツーマンライブに幕を下ろした。

セットリスト

「ライブナタリー“OCHA NORMA × FRUITS ZIPPER”」2023年9月24日 新宿BLAZE

FRUITS ZIPPER

01. ぴゅあいんざわーるど
02. 完璧主義で☆
03. RADIO GALAXY
04. We are Frontier
05. うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!
06. 君の明るい未来を追いかけて
07. ハピチョコ
08. わたしの一番かわいいところ
09. 超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~

OCHA NORMA

01. 宇宙規模でダイスキ宣言!
02. ヨリドリ ME DREAM
03. 恋のクラウチングスタート
04. デート前夜狂想曲
05. カクゴして!
06. ちょっと情緒不安定?・・・夏
07. Hello!生まれた意味がきっとある
08. 一丁目ロック!
09. シェケナーレ

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