ばってん少女隊、満員のTDCホールで2023年のライブ納め！DJコーナーでは“陰と陽”表現

ばってん少女隊のワンマンライブ「ばってん少女隊年末公演～今宵はヒナタのジングルベル～」が、12月17日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された。

ばってん少女隊にとって過去最大規模の会場で行われた本公演。開催4日前にX（Twitter）個人アカウントを開設した希山愛、上田理子、春乃きいな、瀬田さくらは自身のアカウントで、蒼井りるあ、柳美舞は自身のInstagram公式アカウントやグループのSNS公式アカウントなどで、このワンマンライブの開催をアピールしていた。開演直前、そんな彼女たちに一足早いクリスマスプレゼントかのごとく、朗報が届く。スタッフからチケットが見事にソールドアウトしたことを聞いたメンバーは、喜びの悲鳴を上げて大はしゃぎ。ライブでは、会場に集まった大勢の隊員（ばってん少女隊ファンの呼称）と、PIA LIVE STREAMで行われた生中継を見守る観客に、“陰と陽”そして“ちょこっとのクリスマス”をコンセプトにラインナップされた全23曲を、情緒豊かに歌い届けた。

DJブロックのゲストはPARKGOLF＆GuruConnect

開演時刻を少し過ぎた頃、場内に新曲「でんでらりゅーば！」のイントロが流れ出す。狐をモチーフにした衣装に身を包んだばってん少女隊がステージに登場。6人は「Killer Killer Smile」でライブをスタートさせると、「崇シ増シ×××物語」「さがしもの」を躍動感いっぱいに歌唱した。満員の会場を見渡し、チケットソールドアウトの喜びを語った彼女たちは、「アリーナ！」とフロアを、「バル１ー！」「バル2ー！」「バル3ー！」とバルコニー席を煽り、会場の一体感を高めていく。このままのテンションでライブは進んでいくかと思われたが、メンバーは手を振りステージをあとにした。

無人となったステージに、後方のセット中央から登場したDJ台がセッティングされると、PARKGOLFが姿を現した。ステージセットに映し出される映像の演出とともに、レーザー光線がホール内を飛び交う中、ワンピース風の可憐な衣装にチェンジしたばっしょーがステージ後方の高台に再び登場。6人はPARKGOLFのDJプレイに合わせて、ライブコンセプトの“陰と陽”のうち、“陽”をテーマにした楽曲たちを続々と投下していく。このブロックでは、PARKGOLFが作曲を手がけた「御祭sawagi」や「あんたがたどこさ」という名称でおなじみの童歌「肥後手まり唄」を、ダンスミュージックに昇華したナンバー「あんたがたどこさ～甘口しょうゆ仕立て～」など計5曲が披露された。終盤に歌唱された「あんたがたどこさ～甘口しょうゆ仕立て～」は、メンバーがまりつきに使用したボールが巨大化したものだというバルーンボールが客席に投げ入れられ、それとともにメンバーもステージから客席に駆け下りるなど、にぎやかな演出を交えて届けられた。

DJブロックはまだまだ続く。PARKGOLFと入れ替わるように、姿を現したのはGuruConnect。“陰と陽”のテーマのうち“陰”がテーマとなった後半戦は、7人によって「でんでらりゅーば！」や、グループの代表曲「OiSa」、GuruConnectが作曲を手がけた「和・華・蘭」など計5曲が畳みかけられた。前半の弾けるような雰囲気から一転してクールな表情を浮かべたメンバーは、観衆を自分たちの世界観へと引き込んだ。

バラードアレンジで届けられた「無敵のビーナス」

怒涛のDJブロックを駆け抜けたメンバーは、ステージ上でコラボするのは初となるGuruConnectを交えて和やかなトークを繰り広げる。春乃が「私たちの守り神みたいでした」とともにステージに立った感想をコメントすると、GuruConnectは「魔除けとしてね……」と笑いながら言葉を返した。各メンバーお気に入りの繋ぎポイントの紹介が終わったところで、先に衣装チェンジをしていた上田と瀬田、そして前半のDJを務めたPARKGOLFが合流し、GuruConnectと4人は客席に手を振りステージからはけていった。3人のトークでは、「御祭sawagi」の振付を若干覚えたと話したPARKGOLFが、上田と瀬田と一緒に一部を踊ってみせ、オーディエンスから歓声を浴びていた。上田と瀬田と同じくメンバーカラーの衣装にチェンジした4人が戻り、全員集合したばってん少女隊は、次のブロックはクリスマスをイメージしたセットリストになっていること、そしてこのブロックのリミックスもPARKGOLFが手がけていることをアナウンス。PARKGOLFを笑顔で見送って、「Bright & Breezy」でライブを再開させた。

「OTOMEdeshite」「MEGRRY GO ROUND」「Dancer in the night」を立て続けに披露し、「Dancer in the night」のラストでしっとりとした余韻を残した彼女たちは、ステージ後方の高台へ。会場の隅々まで、レトロなアイドルソング「無敵のビーナス」のバラードバージョンを響かせ、その澄んだ歌声でファンを魅了した。6人は「緊張したね」と顔を見合わせながら、高台の中央に集まる。上田はこのブロックを振り返り、「PARKGOLFさんのリミックスのおかげでね、これまでもよかった既存の楽曲たちが新しく生まれ変わって、また違う一面を見せられたんじゃないかなと思います」と笑顔を浮かべた。「こんな高いところから話すのも初めてだね」「バルコニー席のみんなが近い！」など口々に感想を語ったメンバーは、階段を降りてステージに戻ると、公演タイトルにも冠された新曲「ひなたべる」を歌って笑顔でライブを締めくくった。

アンコールは客席に登場、春にZeppツアーの開催発表

アンコールではTシャツに着替えたメンバーが客席に登場。喜ぶ隊員と近距離でアイコンタクトを取りながら「ますとばい」を歌い、ステージに集合したメンバーは、続けて「おっしょい」を披露し、客席のファンを沸かせた。改めて挨拶をした6人は、柳の初のソロライブ開催や、来年春にZeppツアーを行うこと、そしてグループの結成9周年ライブを福岡・福岡市民会館で行うことを発表。うれしい知らせでオーディエンスを喜ばせたあとは、1人ずつ2023年を振り返り、改めて感謝の言葉を述べた。ラストにばってん少女隊が歌唱したのは「虹ノ湊」。メンバーは曲の終盤にサインボールをテニスラケットで客席に打ち入れ、笑顔でパフォーマンスを締めくくった。

なおPIA LIVE STREAMでは、生配信された「ばってん少女隊年末公演～今宵はヒナタのジングルベル～」全編の視聴チケットを12月24日22:00まで販売中。アーカイブ映像は12月24日23:59まで公開される。

セットリスト

ばってん少女隊「ばってん少女隊年末公演～今宵はヒナタのジングルベル～」2023年12月17日 TOKYO DOME CITY HALL

01. Killer Killer Smile
02. 崇シ増シ×××物語
03. さがしもの
04. OiSa REMIX
05. 御祭sawagi
06. 禊 the MUSIC
07. 南風音頭
08. あんたがたどこさ～甘口しょうゆ仕立て～
09. BAIKA
10. でんでらりゅーば！
11. OiSa
12. わたし、恋始めたってよ！
13. 和・華・蘭
14. YOIMIYA
15. Bright & Breezy
16. OTOMEdeshite
17. MEGRRY GO ROUND
18. Dancer in the night
19. 無敵のビーナス
20. ヒナタベル
＜アンコール＞
21. ますとばい
22. おっしょい！
23. 虹ノ湊

ライブ・ツアー情報

ライブ

2024年2月23日（金・祝）福岡県 DRUM LOGOS
［1部］柳美舞 1st Solo Live～first singing voice～
［2部］ばってん少女隊～今宵は2月のコンコン集会～

ばってん少女隊 9周年記念ライブ
2024年6月23日（日）福岡県 福岡市民会館

ばってん少女隊 Zeppツアー

2024年3月28日（木）福岡県 Zepp Fukuoka
2024年4月6日（土）愛知県 Zepp Nagoya
2024年4月14日（日）大阪府 Zepp Namba（OSAKA）
2024年4月21日（日）東京都 Zepp Haneda（TOKYO）