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マイベストトラック2023 Vol.4 ラッパー編

上段左からACE COOL、¥ellow Bucks、MFS、下段左からKOWICHI、SKRYU、田我流。
2か月前2024年01月27日 10:06

2024年の幕開けに合わせ、音楽ナタリーではさまざまなアーティストに「2023年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「ラッパー編」として、ACE COOL、¥ellow Bucks、MFS、KOWICHI、SKRYU、田我流が選んだ2023年の3曲を紹介する。

構成 / 三浦良純

ACE COOL

坂本龍一「20211130」

本を読むときや風呂に入るときなどアルバムを通して聴いていました。

ドレイク「8am in Charlotte」

こんなスムースなラップができたらなと思いながら聴いていました。Conductorとの相性もバッチリ。

サンファ「Spirit 2.0」

この曲もですがアルバム最高でした。そしてこの楽曲では特にバンドメンバーのテクニックを堪能できます。
クライマックスに近づくと逆に楽器がいなくなって、それが最高に気持ち良い。満足感。いつまででもリズム隊の音を聴いていられます。

<プロフィール>

ACE COOL(エースクール)

広島県呉市出身のラッパー。卓越したスキルで抒情的・哲学的なラップを放ち、聴く者を魅了する。自身の半生をつづった2020年発表のコンセプトアルバム「GUNJO」は、その完成度の高さから多くの反響を呼んだ。3月7日には東京・WWWでワンマンライブ「群青ノ痕」を開催する。

ACE COOLオフィシャルサイト
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ACE COOL - YouTube

¥ellow Bucks

キング・コムズ feat. エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ, ファボラス & ジェレマイ「Flyest In The City」

めちゃ好き。MVのNY感も最高。夜の遊びに行く前とかに聴いたりするとテンション上がる。

バーナ・ボーイ「Sittin' On Top Of The World(feat. 21 Savage)」

めちゃ好き。久々にビビッときた曲だった。客演が21savageなとこも好き。

¥ellow Bucks「Higher Remix(feat. YZERR, Tiji Jojo, eyden, Bonbero, SEEDA)」

自分の曲でごめんなさいw
みんなから届いたバースが最高で完成した時に嬉しかった。自分の中でも今年はこの曲がキーになった。感謝。

<プロフィール>

¥ellow Bucks(イエローバックス)

1996年生まれ、岐阜県高山市出身のラッパー。16歳のときに結成した3MCグループ、Young Bustaでラッパーとしての活動を開始し、グループ解散を機に¥ellow Bucksと改名した。19歳で単身渡米。2019年にオーディション番組「ラップスタア誕生!シーズン3」での優勝をきっかけに一気に脚光を浴び、2020年8月に1stフルアルバム「Jungle」、2022年7月に2ndフルアルバム「Ride 4 Life」をリリースした。

Yellow Bucks | ToTheTopGang
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¥ellow Bucks - YouTube

MFS

ヤング・ヌーディ「Peaches & Eggplants feat. 21 SavageYDA」

ネムズ「2MS」

ワールド 「STAMINA feat Majorleague Djz & Luudedeejay」

Young Nudyと21Savageのアルバムは、普段新譜を追わない私だけど出てから速攻リピートしてたのをおぼえてます。
トラップをあんま聴いてないタイミングだったけど、また本能的に好きな場所へ引き戻された感覚がありました。
いつも後から好きになることが多くて、アマピやドリルは去年の私にフィットして、クラブでシャザムしたり人から教えてもらってちょっと前の曲だけど今更ハマってます。

<プロフィール>

MFS(エムエフエス)

大阪を拠点に活動するヒップホップコレクティブ Tha Jointzのメンバーでもある、東京出身・大阪在住のラッパー。2020年にラップを始めてわずか1年ほどで発表した楽曲が話題を呼び、RedBull「RASEN」やヒップホップフェス「POP YOURS」への出演を果たす。2022年に楽曲「BOW」が世界的人気ゲーム「Overwatch 2」に使用され、各国でバイラルヒット。2024年1月24日に新曲「Combo」をリリースする。

MFS (@mother_fuckin_savage_2020) | Instagram
MFS (@mfsmfs2020) | TikTok

KOWICHI

リック・ロス, ミーク・ミル「SHAQ & KOBE」

とにかくこの2人のアルバム自体が久々のMAYBACH全開で、10年前くらいを思い出すくらいハードでした。他にも紹介したかったけどこの曲を明らかに1番聴いてました。「Too much money and power」「Hustlin' 24 hours」などのリリックも聴いた瞬間マジ待ってました!ってなったのと、イントロからリユニオン感がたまんなすぎる1曲です。

オフセット & カーディ・B「Freaky」

この夫婦はやはり最強だと思います。奥さんラップうますぎだし、ビート含めノリが超好きなのとフックの“フリーキーオ~”が最高!

普段車で音楽聴く事が多くて、聴くと強くなった気分になってスピード出しちゃう曲とかあるんですが、この曲はノリノリになってアクセル踏みすぎちゃう系です。

OZROSAURUS「BJブルース」

久しぶりのオジロのアルバムで1番聴いた曲で、MACCHOさんのラップはいつも感動する。自分が丁度ラップ始めた時、ラッパーは地元をRepする事をこの人や地元の先輩達から学びました。「浜はレペゼンカルチャーの難所の土地」「OZROのMACCHOがラップしてる壁」とか横浜の若いラッパー達にとって超良いプレッシャーだと思うし、こうゆうカッコいい先輩が居るとカッコいいやつらが出てくるっていう最高な事しかないと思います!

<プロフィール>

KOWICHI(コウイチ)

神奈川県川崎市出身のラッパー。ヒップホップクルー・enmakuでの活動を経て、2012年に1stアルバム「THE CHIPS」をリリースし、本格的にソロMCとして活動をスタートした。2014年に発表した「Boyfriend#2(Remix)feat.YOUNG HASTLE,KOHH & DJ TY-KOH」がクラブアンセムに。その後もコンスタントに作品を発表しており、2023年8月に最新アルバム「No Limit」をリリースした。

KOWICHI (@KOWICHIOFFICIAL) | Twitter
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KOWICHI - YouTube

SKRYU

ゆるめるモ!「夢なんて」

中学の同級生に教えてもらいました。

底抜けに可愛いメロディはもちろん、歌詞の人間臭さが凄まじく好きです。こういう歌詞を書けるようになりたいと、初めて作詞者さんを辿った一曲です。緑川伸一さん最高です。

礼賛「スケベなだけで金がない」

ラランドのサーヤとしてしか知らなかったんですが、とてつもなくカッコよかったので今年めちゃくちゃ聴いてました。オシャレサウンドに歌詞のユーモアがカンストしてて、聴くたびにニクいなーって思います。

SKRYU「超 Super Star」

これからの活動を見据えたときに、自分の名刺代わりの一曲になったと思います。2024年は超バカ売れして、自信を確信に変えていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

<プロフィール>

SKRYU(スクリュー)

1996年生まれ、島根県出身のラッパー。Disryから愛媛の大街道サイファーを受け継ぎキャリアをスタートさせ、数々のMCバトルで優勝を飾る。「How Many Boogie」や「超Super Star」のヒットが続く最中、2024年1月24日に5th EP「Emergence」をリリースした。

SKRYUリンク
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田我流

バカール「Chill」

マセーゴ「You Never Visit Me」

King Gnu「SPECIALZ」

音楽の聴き方がサブスクに変わり、デジタルの進化(プラグイン、DAW)でリリース量が大量でもう聴ききれないなーって感じです。なので好きなアニメの主題歌で頭にこびりつくとか、友達の勧め、ライブで観たなどの体験が結びつかないと中々自分の中に入ってこないなーって感じを痛感した一年でした。もっと独自のフィルターとドリップの仕方をしないとヤバイなーと思ってます。その中で自分の耳を喜ばしてくれる物に感謝していこうと思ってます。

<プロフィール>

田我流(デンガリュウ)

山梨県笛吹市一宮町出身のラッパー。2004年に地元・山梨県笛吹市一宮町の幼馴染とラップグループstillichimiyaを結成し、2008年の1stソロアルバム「作品集~JUST~」発表を機にソロ活動を本格化させていく。2022年に自主レーベルBACK CITY BLUESを設立。2023年10月に最新EP「OLD ROOKIE EP.1」をリリースし、同年11月に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でのワンマンライブを成功させた。

BACK CITY BLUES
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