おんがく と おわらい 第7回 立川吉笑が語る、落語会にテーマソングが必要な理由と落語を落語たらしめるリズム
昨年のNHK新人落語大賞を受賞した立川吉笑。コント好きのお笑いファンにもアピールする新作落語で注目を集める彼は、自身の落語会のオリジナルテーマソングをミュージシャンにオーダーしており、落語家と浪曲師による創作話芸ユニット・ソーゾーシーのテーマソングはにゃんぞぬデシ、伝説のハガキ職人・ツチヤタカユキとの会にはマヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)、去年スタートした独演会「真打計画」には幽体コミュニケーションズがそれぞれ楽曲を提供している。落語とは一見ミスマッチな音楽は、どんな意図で選ばれたのか。この質問を皮切りに、落語界きっての理論派である吉笑に話を聞いた。落語的なリズム、落語を落語たらしめる情報量、「歌い調子」と理屈の笑い……論点はどんどん転がり、深く深く潜っていく。
1年以上前