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あいみょん、満員のZepp Tokyoで涙「来年はみんなに感謝を返したい」

5年以上前2018年12月18日 3:02

あいみょんが全国ツアー「AIMYON TOUR 2018 -HONEY LADY BABY-」のツアーファイナルを昨日12月17日に東京・Zepp Tokyoで開催した。彼女にとって過去最大規模となった今回のツアーは、10都市11公演がすべて即日ソールドアウト。最終日の東京公演も満員の会場でライブが繰り広げられた。

バンドメンバーと共にステージに登場したあいみょんが大歓声で迎えられ、まずは「満月の夜なら」でライブがスタート。彼女は「東京ファイナル! よろしくお願いします!」と叫んでライブへの意気込みを見せた。軽快なカントリー調の「ふたりの世界」では「まだ眠たくないのセックス」という歌詞で観客とコール&レスポンスをし、「ジェニファー」では凛とした歌声を響かせた。

「本日ファイナルです。最後の最後、全力を出し切って終わらせたいと思います」と挨拶した彼女は、あいみょんという名前を付けてくれた大切な友人に贈った「○○ちゃん」、あいみょん流の応援歌「プレゼント」を続けて演奏。「皆さん、元気ですか?」と呼びかけて始まったアップテンポな楽曲「RING DING」ではステージ前方まで出て行ってオーディエンスを煽り、「今夜このまま」では会場中が手拍子で包まれた。

ここでバンドメンバーが一旦ステージから下り、あいみょんはアコースティックギターの弾き語りで「風のささやき」を披露。歌い終えた彼女は、ツアー中に太陽の塔を見学したことについて話し、以前から「いつか太陽の塔の下で歌いたい」という目標を掲げていることを明かした。そして「実現したら、また今日みたいに集まってください」と言った彼女は、トーキングブルース調の「tower of the sun」をハーモニカを吹きながら歌唱した。

あいみょんらしいフォーキーな男目線のラブソング「君がいない夜を越えられやしない」、オルガンのイントロに導かれて始まった「青春と青春と青春」と続いたのち、クイズのコーナーがスタート。今回のツアーでは、バンドメンバーとともにツアーを振り返る「ご当地クイズ」が各地で行われてきたが、この日は「時事ネタクイズ」として「NHK紅白歌合戦」の話題も交えながらトークを展開した。

クイズでのアットホームな雰囲気そのままに「あなたのために」が演奏されたのち、彼女は一転してマイナー調の「マトリョーシカ」を歌唱。「生きていたんだよな」では赤を基調とした照明の演出も加わり、シリアスな表情を垣間見せた。彼女はその後「新曲のミュージックビデオの撮影をします」と観客に伝え、突然の言葉にオーディエンスがざわつく中、疾走感のあるパンクナンバー「夢追いベンガル」をパフォーマンス。会場はここまでで一番の盛り上がりになり、後半はあいみょんがハンドマイクで熱唱して観客はますますヒートアップした。

「愛を伝えたいだとか」では客席がダンスフロアさながらに様変わりし、オーディエンスは大合唱。「君はロックを聴かない」を経て「貴方解剖純愛歌~死ね~」が始まると、イントロから手拍子が沸き起こった。そして彼女は「太陽の塔を見に行ったら、周りに見覚えのある花がたくさん咲いてて、運命だと思いました。今年はマリーゴールドという花がいろんなものを運んできてくれたので、最後はその曲で終わろうと思います」と曲紹介し、本編最後に「マリーゴールド」を歌い上げた。

巻き起こる「あいみょん」コールに応えて再びステージに姿を現した彼女は、、映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」で吉岡里帆演じるストリートミュージシャン・ふうかが歌った主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」を、映画さながらの熱量でセルフカバー。最後のMCでは「2018年はいろんなことがあり過ぎたので、来年はみんなに感謝を返したいです」と、涙で言葉を詰まらせながら語った。そして「言いたいことまとまらないけど、みんなのことが大好きだっていうことは言いたいです。自分の音楽生活に絶望は見えへんって自覚しました。出会ってくれてありがとうございました。とてもいい夜でした」と感謝を伝えた彼女は、この夜の締めくくりとして「GOOD NIGHT BABY」を演奏した。

バンドメンバーが去って最後に1人ステージに残ったあいみょんは、「お知らせがあります」と告げ、2月13日に2ndアルバム「瞬間的シックスセンス」をリリースすることと、2月18日に東京・日本武道館での初のワンマンライブ「AIMYON BUDOKAN -1995-」を弾き語りで行うことを発表。悲鳴のような大歓声に再びあいみょんが涙ぐんだ。彼女は「初めての武道館は弾き語りでやりたかったんで、うれしいです」と力強く語り、2018年の集大成となるツアーファイナルに幕を下ろした。

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