出場歌手そろって「パプリカ」ダンス習得、「おしりたんてい」企画にジェネやPerfume

4年以上前2019年12月30日 8:01

12月31日（月）にNHK総合ほかで放送される「第70回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが、28日より東京・NHKホールで行われている。この記事では本日30日の午後に行われたリハーサルの模様をレポートする。

30日と31日は司会の内村光良、櫻井翔（嵐）、綾瀬はるかも加わり、実際の番組の流れ通りに歌唱や演出、セットチェンジを行うカメラリハーサルが実施されている。30日午後のリハーサルは出場歌手がステージに一斉に上がっての顔合わせ、および主要スタッフの紹介から始まった。そして番組のオープニングを飾るFoorinが「パプリカ」をスペシャルバージョンとして日本語と英語でパフォーマンス。King GnuやKis-My-Ft2、LiSA、GENERATIONS from EXILE TRIBEといった初出場者を含むアーティストたちは、振付師によるレクチャーを経て、Foorinの歌唱に合わせてキャッチーなダンスを繰り広げた。その後、出場者はエンディングの流れを白組が優勝したと仮定して確認。おしりたんていやピカチュウといったキャラクターも交えて「蛍の光」を披露した。

NHK Eテレで放送中のアニメ「おしりたんてい」の特別企画にはPerfumeや郷ひろみ、AKB48、坂道グループ、GENERATIONS from EXILE TRIBE、Hey! Say! JUMP、Little Glee Monsterといったアーティストが参加する。出演者はおしりたんていたちと共にアニメのオープニングテーマ「ププッとフムッとかいけつダンス」をにぎやかにパフォーマンス。リハーサルからキレのあるダンスを繰り広げ、最後はおしりたんていの必殺技によって一斉にステージに倒れた。

Perfumeはリハーサル中、司会者たちと紅白の思い出を楽しそうに振り返る。忙しそうな記者陣の様子を見たあ～ちゃんが「（ホールを）出たり入ったり大変ですねえ」とマイペースにつぶやき、内村から「今マイク入ってるから！」とツッコまれる場面もあった。石川さゆりはオーケストラを引き連れて「津軽海峡・冬景色」を披露。雪降る演出をバックに力強い歌声を響かせた。

SuperflyがNHK連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌「フレア」を軽快なバンド演奏に乗せて歌い上げると、櫻井は「いやー、聴き入っちゃいましたね」としみじみとコメント。菅田将暉は「まちがいさがし」をストリングスとピアノの美しい音色に乗せて披露した。また番組では東京2020オリンピックに向けた企画として、櫻井が2年前に現役を引退したウサイン・ボルト選手にインタビューした映像がオンエアされる。その取材映像を経て、いきものがかりが「風が吹いている」、ゆずが「栄光の架橋」「SEIMEI」を過去のオリンピックの名場面の映像と共にパフォーマンスすると、内村は「これは気持ちが昂ってくるねえ」と感慨深げに語った。

今年デビュー20周年を迎えた氷川きよしは「ドラゴンボール超」の主題歌「限界突破×サバイバー」を熱唱。スパンコールを散りばめた漆黒の衣装を身にまとい、金の竜に乗ってホール内を浮遊した。なお当日は孫悟空の声優を務める野沢雅子が応援に駆け付け、曲振りを担当する。大トリの嵐はデビュー曲の「A・RA・SHI」、そして大勢のダンサーをバックに「Turning Up」を力を込めてパフォーマンスした。

※記事初出時、Perfume・あ～ちゃんの表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。