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それぞれの“夢に向かって”出発!さくら学院、36人の思いを乗せたラストライブで11年4カ月の歴史に幕

2年以上前2021年08月30日 9:01

さくら学院が昨日8月29日に東京・中野サンプラザホールにて活動休止前ラストライブとなる単独公演「さくら学院 The Final ~夢に向かって~」を開催した。

学校生活とクラブ活動をテーマにしたアイドルグループとして2010年4月に開校(始動)したさくら学院は、中学卒業と同時にグループからも卒業する“成長期限定ユニット”。ほかのアイドルグループにはない卒業の仕組みや重音部BABYMETALをはじめとする、個性豊かなユニット曲、Perfumeなどの振り付けで知られるMIKIKOが歌詞を動作に落とし込んだ見ごたえのあるダンスパフォーマンスなど、さくら学院だけが持つ魅力は国内のみならず国外にも父兄(さくら学院ファンの呼称)を生んでいる。BABYMETALのほか、ソロシンガーとして活躍する武藤彩未や堀内まり菜、モデルおよび女優として活躍している三吉彩花や松井愛莉、テレビアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」鹿角理亞役などで知られる声優・佐藤日向、4人組ユニット・@onefiveなど、前年度までに計28名の卒業生を輩出しているさくら学院だが、10周年をひと区切りとし、8月末に11年4カ月の活動に幕を下ろすことに。ラストライブとなるこの日の公演にて生徒会長の野中ここな、トーク委員長の白鳥沙南、気合委員長の田中美空、生徒会副会長の八木美樹、教育委員長の佐藤愛桜、パフォーマンス委員長の戸高美湖、PR委員長の野崎結愛、がむしゃら!委員長の木村咲愛がグループを卒業した。

メンバー全員による生影ナレを経て、父兄にはおなじみの開演直前のBGM・We Are The In Crowd「Kiss Me Again (Feat. Alex Gaskarth)」が会場に流れ出す。客席から大きな拍手が起こると、最後のライブの開演を知らせるチャイムが薄暗い会場に鳴り響き、学校を模したセットの中央に人影が現れた。ステージが明るくなるとそこにはさくら学院担任の森ハヤシの姿が。「それでは、出席を取ります」という森の宣言を受けてさくら学院メンバーが次々とステージへと登場する。メンバーがボックスをドタバタとセッティングしている最中に森は「目指せ! スーパーレディー! 泣いても笑っても最後の1回だぞ! 10年間をぶつけてやる!」と意気込み、さくら学院は森との掛け合いが楽しい自己紹介ソング「目指せ!スーパーレディー - 2020年度-」でラストライブの口火を切った。

8人は学校生活について歌った「School days」、今年度初披露となった「ベリシュビッッ」と、初期の楽曲を立て続けに披露。野崎は「ベリシュビッッ」について「2011年度にできた曲で2020年度まで毎年歌い継がれてきた曲。私が初めてソロをもらった曲でもあるので最後に披露できてとってもうれしかったです」とまぶしい笑顔を見せた。白鳥が「毎年披露する曲にはその年度ごとの思い出があるよね」と言うと、八木は「じゃあ今日でラストだしみんなで(さくら学院の)思い出を話しましょう!」とメンバーに提案。戸高は「#アオハル白書」のミュージックビデオ撮影について話し、田中はさくら学院とCiào Smilesの2ステージに出演した「ちゃおサマーフェスティバル」を振り返った。

今年度のアルバムにも収録されている2012年度の楽曲「Song for smiling」を経て、会場では開校からこれまでのさくら学院のリリースをたどる映像が流れる。ジャケットが地球柄のハートになったのをきっかけに披露されたのは「ハートの地球」。「ハートがつながっていれば地球はひとつ」というメッセージが込められたこの曲は、人気曲「My Graduation Toss」も手がけたTommy february6と奥田俊作のタッグで制作された2014年度の楽曲で、「大丈夫 目を閉じて いつだって ここにある 離れていても同じ夢が浮かぶ Creamy Sky」という歌詞が、なかなか会いたい人に会えないコロナ禍、そしてさくら学院が閉校を迎えるタイミングにより響くメッセージとなった。

白井沙樹と野津友那乃によって2014年度に部活動ユニットとして始動した購買部は、2015年度は白井と吉田爽葉香、2016年から2019年度は吉田と有友緒心というメンバーで活動してきた。吉田と有友の卒業が間近になったタイミングで仮入部した八木は2人の卒業後、正規メンバーに昇格。落語の小噺風にグッズを紹介するなど試行錯誤をしながら活動してきた。八木は「2020年度ラスト購買部はやっぱり2人でやりたい!」という思いで新入部員として佐藤を迎えたことを父兄に報告。八木は関西弁、佐藤は九州弁で軽妙なトークを繰り広げたあと、購買部の楽曲「あきんど☆魂」を “2020年度最終決算大セール”バージョンで披露した。

さくら学院の10年を振り返る“あゆみの映像”の上映が終わると、ステージには2011年度に卒業した、さくら学院にとって初めての卒業生でもある武藤、三吉、松井の3人がサプライズ登場。3人は自分たちが在籍した頃についてのトークを、年表や当時の映像を流しながら展開していく。さくら学院が初めてステージを披露した2010年8月の「TOKYO IDOL FESTIVAL」の映像では、三吉が自己紹介とともに“犬の鳴き真似”をしており、それについて彼女は「今の映像について非常に物申したい。犬の鳴き真似ってそんなに盛り上がることじゃないよね? でも盛り上がってくださって、当時はすごいことをした気持ちだった」とコメント。すると武藤と松井は「やっちゃう?」と三吉にふっかけ、三吉は犬の鳴き真似を披露して会場の笑いをさらった。初ワンマンの映像が流れると小柄な武藤は「(菊地)最愛ちゃんが私よりちっちゃい! 奇跡の映像だね!」と笑い、「この日、彩花ちゃんに事件があったよね?」と三吉に話題を振る。三吉は初ワンマンの最中に鼻血が出そうになったが、鼻をすすってこらえていたという事実を10年を経て告白。卒業年の話になると、ダンスが苦手だった松井が「ダンスの経験が少なかったからいつも一生懸命覚えてやってたんですよ。なのに2人はもう完璧で『なんでできないんだよ』みたいな目線で見てきて……」と父兄に訴えかけ、三吉は「気を付けて。これ、DVDになるんだから(笑)」と松井を制した。

3人が在校生と森、倉本美津留校長をステージに呼び込んでからは最初と最後の卒業生によるクロストークが繰り広げられる。さくら学院で好きな曲の話になると田中が「Planet Episode 008」を挙げ、卒業生と在校生でサビのステップを踏む一幕もあった。その後も彼女たちは思い出話に花を咲かせ、最後に武藤は「卒業したあともきっとさくら学院で学んだことがたくさん生かされると思うので、私たちもまだまだがんばりますし、在校生のみんなも卒業したあといろんな道でがんばってくれたら。一緒にがんばりましょう」と在校生にエールを送った。

「FLY AWAY」で勢いよく再開したライブは、クールな表情とキレのあるパフォーマンスで魅せる「オトメゴコロ。」、ファンタジックな世界観の歌詞で未来への希望を歌う「Fairy tale」へと続いていく。さくら学院在籍時に成長したことや伸びた身長について話したあと、8人は今年度初披露となる卒業ソング「My Graduation Toss」を熱唱。歴代生徒会長が務めてきた冒頭でメンバーを呼び込むパートはもちろん野中が引き継ぎ、SU-METALこと中元すず香から脈々と受け継がれる「ボタンに絡みつく 寂しさを解きながら」という歌唱力が必要とされるパートは、戸高が伸びやかに歌い上げてみせた。卒業生がお気に入りの楽曲のポーズを取ってそれを在校生が囲ったフォーメーションで始まる「未完成シルエット」では、メンバー全員がそれぞれお気に入りの振り付けを披露。野中は「夢に向かって」、白鳥は「Let's Dance」、八木は「I・J・I」、田中は「My Road」、佐藤は「マシュマロ色の君と」、戸高は「オトメゴコロ。」、野崎は「Carry On」、木村は「さよなら、涙。」のポーズを楽曲の始まりと終わりで取った。また見せ場である「バイバイ!」のパートは野崎が担当し、渾身の「バイバイ!」を中野サンプラザホールに響かせた。

ピアノのインタールードから8人は明るく切ないサウンドに乗せて前向きな旅立ちを歌った「The Days ~新たなる旅立ち~」をパフォーマンス。アウトロでは「父兄さん大好きです」「さくら学院になれて幸せでした」「今まで本当にありがとうございました」「さくら学院に出会えてよかったです」「さくら学院だーいすき!」「必ずスーパーレディになります!」「2年半ありがとうございました!」「完全燃焼しましょう!」とそれぞれ父兄へのメッセージを叫んだ。田中は「次の曲では今年度の新曲で卒業生、そして私たちから感謝の思いを届けたいです。この10年間さくら学院はたくさんの方に見守っていただき支えていただきました。今まで関わってくださったスタッフさん、職員室の先生、そして父兄さんにめいいっぱいのありがとうを届けたいです。最後の曲聴いてください」と言い、彼女の「せーの!」の号令で8人は「Thank you…」のタイトルコールをした。過去曲の歌詞や振り付けを取り入れ、さくら学院の歴史を詰め込んだ「Thank you…」で感謝を伝えたさくら学院は「以上、さくら学院でした! バイバーイ!」とステージを降りた。

さくら学院の活動終了に伴い、この日のライブでは「卒業証書授与式」と「閉校式」が行われた。メンバー全員が倉本校長から卒業証書を受け取ったあと、野中は生徒たちを代表して挨拶を実施。「涼しい風とまぶしい光に照らされて、桜の木が長い眠りについてる今日、今ここにいる8人はさくら学院を卒業します。そして10年間の歴史が詰まったさくら学院は8月31日をもって閉校となります」という言葉で始まった挨拶文には、コロナ禍で度重なるイベントの延期や無観客開催の末、7月末にようやく果たせた1年半ぶりの有観客ライブが一番の思い出だったことや卒業生、スタッフ、そして父兄への感謝の思いが綴られており、野中は凛とした佇まいでそのメッセージを来場者に伝えた。担任の森は生徒8人への思いを述べたあと、「今日でさくら学院が終わってみんなそれぞれの道を歩み始めると思いますが、いつか皆さんとその道が重なったり交わったりする日を夢見て、今日で“森先生”を卒業したいと思います。さくら学院が終わってもこの子たちの未来、そして卒業生たちの未来は続いていきます。父兄の皆さん、36人を今後ともよろしくお願いします」と語る。倉本校長は「想像もできないようなところまで行って父兄の皆さんや私たち職員に見たことのない景色を見せてください。大いに期待しています」と生徒たちにエールを贈り、「彼女たちの成長の輝きはたとえ誰も見ていなくても価値があるものですが、父兄の皆様が見守ってくださったことで、さらに輝きを増すことができました。さくら学院を輝かせてくださって本当にありがとうございました」と父兄に感謝の言葉を伝えた。

式典が終わり、ステージにスタンバイしたさくら学院。彼女たちはかつての卒業生たちも歌ってきたデビュー曲「夢に向かって」をラストナンバーに選んだ。グループを卒業し、それぞれの“夢に向かって”旅立つ8人は瞳を潤ませながらこの楽曲を力強く歌い、父兄は最後の“さくら色の海”をピンク色のフラッグを掲げて作り上げる。大サビでは卒業生36名の名前が書かれたピンク色のテープがステージから発射され、その中で8人は力強い歌声とダンスを届けた。彼女たちが掲げたフラッグを力強く振り下ろすと、父兄もフラッグを下ろす。8人は肩を上下させながら達成感に満ちた表情を見せた。

すべてのパフォーマンスを終えた8人はそれぞれ思いを明かす。野中は自身が一緒に活動したさくら学院メンバーの名前を挙げたあと、父兄に「この世界には70億人以上いるけど、そんな中で私、野中ここなのことを見つけてくれてありがとうございます」と感謝。そして「いつかまた父兄の皆さんとお会いして素敵な思い出を作りたいなと思うので、これから私がどんなスーパーレディになるのかワクワクしながら待っていてください」と父兄と再会を約束した。「以上、さくら学院でした。ありがとうございました」とステージに言葉を残し、8人はフラッグを振りながらステージを降りていく。最後にステージに残った野中は深くお辞儀をしてくるりとステージ袖のほうを向くと振り返ることなく舞台を去った。8人がいなくなったステージには、卒業生36名からの手書きメッセージが映し出されていた。

さくら学院が11年4カ月の活動に幕を下ろした本公演の模様は、8月31日18:00より全国の映画館にて「さくら学院 The Final ~夢に向かって~ライブ・ビューイング」として上映されることが決定。チケットなどの情報は特設ページにて確認を。

さくら学院メンバー挨拶全文

木村咲愛

2年半、本当に本当にありがとうございました。さくら学院は大変だったけど、たくさんいろんなことを学びました。私は歌やダンス、トークはもちろん、感情や表情、いろいろなことを学びました。本当に本当にありがとうございます。またこれまで支えてくださった父兄の皆さん、そして職員室の先生方、スタッフさん、家族、そしていつも一緒にいてくれたメンバー、本当にありがとう。本当は中3までいたかったけど、10年間なので……。さくら学院で学んだことを胸に刻んで生かしていきたいです。私は1つの目標を全力で突き進んでどんな壁でも乗り越えられる、そんな素敵なスーパーレディになりたいです。本当にありがとうございました。

野崎結愛

今まで本当にありがとうございました。私は小学5年生のときに転入してさくら学院のメンバーの一員になりました。小学5年生のときは歌やダンス、覚えなきゃいけないことばっかりで大変だったし、先輩たちに迷惑をかけないように毎日が必死でした。6年生になって自分より小さい咲愛ちゃんが転入してくれて責任感も強くなったし、楽しい日々を過ごしていました。でも新型コロナウイルスの影響でそんな生活も一変してしまいました。今まで当たり前だったことができなくなってしまいましたが、当たり前のことは当たり前じゃなくかけがえのないものだということを学ぶことができました。父兄の皆さん今までたくさんの愛情とたくさんの応援本当にありがとうございました。私はこれからどんなことがあってもあきらめずに自分の夢に向かってがんばっていきます。今までさくら学院を支えてくださったすべての皆様本当にありがとうございました。

戸高美湖

約2年半ありがとうございました。私はさくら学院に入ってメンバーとの絆や話し合ってみんなで意見を言い合うこと、まとめる難しさ、ときには我慢をする力など、たくさん学びました。本当に楽しかったし、ときには厳しく日々成長を感じ取れたし、人としても成長できたのはさくら学院の生徒であったからだと感謝しています。今もこうして私が成長できたのもいつも温かく支えてくださるスタッフさん、職員室の先生方、見守ってくださる父兄の皆さん、家族、そして今ここにいる大好きなメンバー7人が支えてくれたからです。2020年度みんなと活動できて本当にうれしかったし、一生忘れません。本当にありがとう。私はこれから先アーティストを目指してどんな困難も乗り越えて自分らしく夢に向かって突っ走っていきたいと思います。みんなに会えなくなるのは本当に寂しいけど、またいつか会える日を信じて待っています。本当に今までありがとうございました。

佐藤愛桜

約2年半、本当にありがとうございました。私はずっと憧れていたさくら学院に入ることができて毎日が夢のように楽しかったです。何もできなかった私をメンバーに選んでくれた職員室の先生方、ダンスでできるようになるまで支えてくださったダンスの先生、メンバーのみんな本当にありがとうございました。そして父兄の皆さん、いつもライブや公開授業を楽しみにしてくださりありがとうございました。皆さんが笑顔になってほしい、皆さんの期待に応えたいと思いいつでも一生懸命がんばることができました。私たちのために皆さんの大切な時間を使ってくださりありがとうございました。そして私には叶えたい夢があります。それは今ここにいるメンバー8人でまたいつかお仕事をすることです。お互いに高め合ってがんばろうね。8月31日をもってさくら学院は閉校してしまいますが、父兄の皆さん、そして私たちの心の中ではずっとさくら学院は続いていきます。最高のパフォーマンスができたこと、メンバーみんなに出会えたことは私の人生の宝物です。本当に幸せな時間をありがとうございました。

八木美樹

ありがとうございました。本当に何もできなかった始めの頃から4年半が経って、最後のパフォーマンスが終わろうとしています。少しは成長できてましたか? 小等部5年で転入してきたときは本当に何もできなくて、1つの振りを3日もかけて当時のメンバーや先生に教えていただいたりもしていました。そんなできなかった私を責めることなくずっと優しく見守ってくれていた当時のメンバーには本当に感謝しています。そして今日こうやってキラキラしたステージを作り上げてきたメンバーや職員室の先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。こうやってこのステージに立っていると今までいろんな人に支えてもらったんだなと思います。特に父兄さんからいただいたメッセージだったり手紙は私の一生の宝物です。私が一番さくら学院で学んだことはとにかく挑戦してみることです。自分に何が向いているかとかわからなかったらすぐに頭で考えるのではなくて行動してみることが大切なんだと思いました。とにかくさくら学院に入れてすごくうれしかったし、いい思い出になりました。これからも私らしく楽しい毎日を過ごしたいです。そして私の言葉で皆さんを笑顔にできたらなって思います。4年半、本当に応援ありがとうございました。そしてこれからも応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました。

田中美空

今までありがとうございました。私は2017年度に小等部5年の最年少として転入してきました。当時校長先生に「一番右も左もわからない転入生」と紹介されたくらい本当に何もできなかった美空と美樹をここまで成長させてくれたたくさんの先輩方、そしてスタッフさん、職員室の先生、父兄の皆さん、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私は転入当時、歌もダンスも人と話すことも苦手で正直辞めたいなと思っていたこともあったんですけど、私がここまでこれたのは父兄さんの笑顔のおかげです。悔しかったり泣きたくなったけどライブのときに見せてくれるその笑顔が私の宝物になって「また見たい!」それを叶えるためにずっとやってきました。私はさくら学院を卒業してからの夢はまだ正直定かではありません。なので卒業してもキラキラ輝けるスーパーレディになるために夢を早く見つけてがんばっていきたいです。私を4年半、そしてさくら学院を10年間応援してくださってありがとうございました。さくら学院が一番大好き! ありがとうございました。

白鳥沙南

約3年間本当にありがとうございました。私はさくら学院で本当にたくさん大切なことを学びました。私がさくら学院で一番学べたことは壁を乗り越える楽しさです。私はいつもにこにことしているけれど、いっぱい苦しいことがあったしたくさん壁がありました。でもその壁を乗り越えた先には、見たことがない景色が待っているということをさくら学院で知ることができて本当に私はよかったなって思います。でも決してその壁は1人で乗り越えられたわけではなくて父兄さんや職員室の先生方、家族、メンバー……たくさんの方に支えられて応援してもらって乗り越えることができたと思います。本当にありがとうございます。私は将来マルチタレントになりたいと思っています。決して簡単な道ではないけど、さくら学院の校則を胸に刻んで努力を惜しまず必ずこの道を成功させたいと思っています。メンバーのみんなとのお別れは寂しいけど、8人それぞれ決めた道があるからそれぞれがんばって、またいつかもっともっとキラキラした状態で会って楽しくおしゃべりしようね。本当に私はさくら学院にいれて幸せでした。ありがとうございました。

野中ここな

今まで本当にありがとうございました。転入してきたときはこんなにもさくら学院が大切で家族のような存在になるとは思ってなくて、今びっくりしています。2018年度に転入してきたんですけど、そのときはダンスも歌もできなくてレッスンのときのダメ出しのノートが「ここな」で埋まるくらいダメ出しを受けました。でも2020年の生徒総会のときに10代目生徒会長って言われてけっこうプレッシャーがかかって。正直本当はなりたくなかったし、私でいいのかなと思うこともあったんですけど、それでも最後の最後まで父兄の皆さんが応援してくださって、見守ってくださって今日このステージに立てています。ゆずみん(新谷ゆづみ)、(麻生)真彩ちゃん、(日髙)麻鈴ちゃんは、当時何もわからなかった私に丁寧にさくら学院の校則を教えてくれて、(藤平)華乃ちゃん、そよちゃん(吉田爽葉香)、つぐちゃん(有友緒心)、(森)萌々穂ちゃんは「2年目って大変なんだよ」って言いながらずっとそばにいてくれて、沙南と美空と咲愛ちゃんと愛桜ちゃんと結愛と美湖と美樹はこれからずっと離れたくない一番大切なメンバーとなりました。父兄の皆さん、この世界には70億人以上いるけど、そんな中で私、野中ここなのことを見つけてくれてありがとうございます。さくら学院に入れたことが私の一生の誇りです。そして父兄の皆さん、今ここに立っているメンバーは私の宝物になりました。いつかまた父兄の皆さんとお会いして素敵な思い出を作りたいなと思うので、これから私がどんなスーパーレディになるのかワクワクしながら待っていてください。さくら学院に入れて本当に幸せでした。今までありがとうございました。

さくら学院「さくら学院 The Final ~夢に向かって~」2021年8月29日 中野サンプラザホール セットリスト

01. 目指せ!スーパーレディー - 2020年度-
02. School days
03. ベリシュビッッ
04. Hello ! IVY
05. Song for smiling
06. ハートの地球
07. あきんど☆魂 ~2020年度最終決算大セール~ / 購買部(八木美樹、佐藤愛桜)
さくら学院 初代卒業生 振り返りトーク~
08. FLY AWAY
09. オトメゴコロ。
10. Fairy tale
11. My Graduation Toss
12. 未完成シルエット
13. The Days ~新たなる旅立ち~
14. Thank you…
さくら学院閉校式~
15. 夢に向かって

さくら学院 The Final ~夢に向かって~ ライブ・ビューイング

日時:2021年8月31日(火)18:00~
会場:全国各地の映画館

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