俺たちはどこまでも行ける、Age Factoryが感謝の思い届けたLIQUIDROOMでの一夜

俺たちはどこまでも行ける、Age Factoryが感謝の思い届けたLIQUIDROOMでの一夜

清水英介(Vo, G)(Photo by Kazuma Kobayashi)

Age Factoryが9月28日に東京・LIQUIDROOMで「Age Factory ONE MAN TOUR "Sleep under star"」の追加公演を開催した。このツアーは11月にリリース予定の4thフルアルバム「Pure Blue」から先行配信された4曲を引っさげて東名阪で実施。各公演とも収容人数の調整など感染症対策を講じたうえで行われた。

波とギターの音、青い光に包まれ、バックスクリーンにバンドロゴが浮かび上がるステージ。そこに清水英介(Vo, G)、西口直人(B, Cho)、増子央人(Dr, Cho)とサポートメンバーの有村浩希(G)が現れると、今年3月に発表された「OVER」でライブがスタートした。今回のツアーはクリエイティブコミュニティ・tokyovitamin所属のKenchanがVJとして帯同しており、「RIVER」ではリアルタイムなステージの様子がノイズエフェクトをかけてバックスクリーンに映し出されていた。不穏さと繊細さを併せ持つ「My own world」から間髪入れずに、彼らは「CLOSE EYE」や「WORLD IS MINE」など荒々しく衝動的な楽曲を披露。気迫をむき出しにし、観客を圧倒していく。

飛沫感染防止のため発声できない観客に目を向けて、「声を出せないけど、表情を見ているといい感じなのが伝わる」とやわらかい表情を浮かべる清水。前日のLIQUIDROOM公演でフルアルバムの詳細を発表したことを受けて「どこまでも青くて、このバンドである意味を一番ストレートに出せたアルバム」と説明した彼は、続けて「その中で一番速いやつ」と話し、CreativeDrugStoreのJUBEEをフィーチャリングしたミクスチャーロックナンバー「AXL」を披露した。JUBEEはその後「Kill Me」にも参加し、オーディエンスの興奮を煽った。

JUBEEもKenchanや有村と同じく、今回のツアーの全公演に帯同。Dragon Ash、THE MAD CAPSULE MARKETS、hideなどをルーツに持つ彼は、「自分のやりたいと思ったサウンドをAge Factoryのみんなが提示してくれた」「どこの土地も温かく迎えてくれて、気持ちよくライブができた」と喜びと感謝を表明する。西口は「初日は『AXL』だけだったけど、もう1曲くらい一緒にやりたいよなってことで、2公演目から『Kill Me』も一緒にやることにした」、清水は「JUBEEくんは今回のツアーの立役者。俺らに新しい原動力をくれた」とそれぞれ明かし、短期間のツアーの中で互いが格段に力を与えあったことをうかがわせた。

再びステージに戻った4人は、「Peace」や「million」などで感傷的な空気を細やかかつ激しくオーディエンスに届ける。リズム隊のコーラスも含めて、彼らの血の通った演奏が楽曲の世界を深部まで引き立てた。「ライブができなかった時期にバンドをやる意味を教えてくれたのはバンドだった」と振り返った清水は、「もっと遠くに行きたくて。そんな曲を作りました」と言うと、ニューアルバムに収録される優しくメランコリックなメロディの「SKY」を演奏。増子のドラムから「TONBO」につなげ、青空から夕焼けへと移り変わるスケールの大きな風景をドラマチックかつエモーショナルに浮かび上がらせた。

その後に彼らは「Merry go round」「HIGH WAY BEACH」と清涼感のある風通しのいい楽曲を続けて演奏。「東京の屋上で夜景を見ながら作った曲。覚えているもの全部大切にしたい」という清水の言葉のあとに「Everynight」を情緒深く響かせ、「Sleep under star」では夜が明けるようなポジティブな空気で1つひとつの音を軽やかに鳴らす。楽曲で描かれた空の風景などで、時の流れを表現していくセットリストと真摯に向き合いながら、メンバーたちは感情をたかぶらせていく。

清水は「このツアーで言いたかったことがあって」と前置きし、「今はライブに来るのもライブをするのも大変で。ライブをやることが貴重で当たり前じゃないから、すげえ大切に思ってる。前も大切に思ってないとダメなんですけど、今のほうが大切にライブをやっている気がします。だから来てくれてありがとう」と目の前の観客に感謝。するとそれに対してフロアから思いのこもった拍手が湧いた。

「See you in my dream」で清水は何度も「夢で会おう」と語り、バンドも一丸となって前のめりで1音1音を鳴らしていく。旅の情景をさわやかに落とし込んだ「Tours」では、観客の声にならない声に耳を傾けるように、メンバーがフロアに視線を向ける。清水が「新しいアルバムに全部詰め込んだから、聴いてまたライブに来てほしいです」とオーディエンスに伝えると、本編ラストとしてアルバムを締めくくるタイトル曲「Pure Blue」を披露。解放感と哀愁がない交ぜになった音が会場全体を包み込んだ。

アンコールで再びステージに登場した清水は、改めて観客に感謝の意を表し、すがすがしい表情でまっすぐ前を見据えながら「葛藤も不満も全部ぶち抜いて風の先まで行こう、俺たちはどこまでも行ける」と宣言。「GOLD」と「ロードショー」の2曲を演奏し、晴れやかな空気の中でツアーの幕を下ろした。なおAge Factoryは11月24日にアルバム「Pure Blue」をリリースしたあと、2022年2月から全国6都市を回るワンマンツアー「Age Factory ONEMAN "Pure Blue" Release TOUR」を開催する。

「Age Factory ONE MAN TOUR "Sleep under star"」追加公演 2021年9月28日 LIQUIDROOM セットリスト

01. OVER
02. RIVER
03. My own world
04. CLOSE EYE
05. CLEAN UP
06. WORLD IS MINE
07. AXL
08. Kill Me
09. Peace
10. million
11. SKY
12. TONBO
13. Merry go round
14. HIGH WAY BEACH
15. Everynight
16. Sleep under star
17. See you in my dream
18. 1994
19. Tours
20. Pure Blue
<アンコール>
21. GOLD
22. ロードショー

Age Factory ONEMAN "Pure Blue" Release TOUR

2022年2月11日(金・祝)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
2022年2月13日(日)福岡県 BEAT STATION
2022年2月19日(土)宮城県 Rensa
2022年2月21日(月)愛知県 THE BOTTOM LINE
2022年3月6日(日)大阪府 なんばHatch
2022年3月10日(木)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

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