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HomecomingsのXmas企画今年も大盛況、Laura day romance迎えて相思相愛ツーマン

左から井上花月(Vo / Laura day romance)、畳野彩加(Vo, G / Homecomings)。(撮影:池野詩織)
1年以上前2022年12月29日 9:04

Homecomingsが12月25日に東京・渋谷CLUB QUATTROでツアー「US / アス」の最終公演を開催した。

毎年クリスマスシーズンに自主企画イベントを開催しているホムカミ。今年は全国3都市のCLUB QUATTROをツアー形式で回り、クリスマス当日の開催となった最終公演にはLaura day romanceをゲストに迎えてツーマンライブを繰り広げた。

サポートメンバーを従えた7人編成でステージに現れたローラは、オープニングにミドルテンポのナンバー「rendez-vous」をセレクト。続く「well well | ええと、うん」では、井上花月(Vo)が憂いを帯びたボーカルをじっくりと聴かせオーディエンスを魅了した。井上はかねてからファンだったホムカミとの競演に、「まさかこんな将来が来るとは思ってませんでした。本当にめっちゃ好きなバンドです」とうれしそうにひと言。川島健太朗(G, Vo)は「僕とホムカミの出会いを話してもいいですか?」と、ホムカミの音楽に出会ったきっかけやバンドへの愛を語った。ローラはその後、ホムカミの福富優樹(G)に好きな曲だと言ってもらえたという「憧れの街」や、キャッチーなサウンドと切なさが滲む歌詞が印象的なキラーチューン「sad number」など人気曲を次々に披露。最後は「happyend | 幸せな結末」を伸びやかに歌い上げてステージを終えた。

ホムカミのステージは未発表曲「ユーフォリア」で幕開け。静かな立ち上がりから徐々に熱を帯びていくバンドサウンドに乗せて、畳野彩加(Vo, G)がまっすぐなボーカルを届け、序盤から観客の心をがっちりとつかんだ。4人はそのまま「Here」で場内をさわやかな空気で満たしかと思うと、続く「Shadow Boxer」では聴く者の背中を押すような力強い演奏を繰り広げてオーディエンスを圧倒した。畳野は「大好きなLaura day romanceとのツーマンということで、本当にずっと楽しみにしていました。皆さんにとっても思い出に残るようなクリスマスになったらいいなと思います」と短く挨拶すると、「ANOTHER NEW YEAR」「アルペジオ」を続けてプレイ。彼女の澄んだ歌声とリズム隊の美しいコーラス、4人のエバーグリーンな演奏が会場いっぱいに響き渡った。

ライブ中盤のMCでは、福富がクリスマスだからといってパートナーの有無を気にする必要はないと語り、「僕たちのライブがそういうことを考えなくてもいい1つの要素になったらいいなと思います。友達のいるいないも同じで、友達だと思ってもらえるような存在になれたら」と観客に呼びかけた。ライブは多様な恋愛の在り方を肯定するミディアムナンバー「光の庭と魚の夢」で再開。4人は薄暗い照明の下で静かに音を重ねてオーディエンスを惹きつけると、石田成美(Dr)のカウントを合図に「Blue Hour」を演奏し、場内を穏やかなムードに染め上げた。畳野は改めてオーディエンスに感謝を伝えたのち、「来年は10周年でいろんな面白いことを考えているので、みんながまた元気に集まってくれたらうれしいです」とコメント。最後に「Songbirds」を大切に奏でてステージをあとにした。

ホムカミは鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場。福富は2019年末に活動拠点を京都から東京に移すもコロナ禍で思うような活動ができなかった日々を振り返りながら、翌年にリリースされたローラの1stアルバム「farewell your town」に救われ、井上と惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON)のPodcast番組「Call If You Need Me」からさまざまな影響を受けていたと話す。そして彼が「ローラは東京に出てきて初めてできた友達だと思っていて。だからこうしてツーマンライブをすることができて本当にうれしかったです。今日は来ていただいてありがとうございました!」と挨拶すると、オーディエンスからは大きな拍手が沸き起こった。アンコールでは、ホムカミが井上をゲストに迎えて彼女のリクエスト曲「Hull Down」を演奏したほか、4人で「I WANT YOU BACK」「i care」の2曲を軽やかにパフォーマンス。会場がハッピーなムードに包まれる中、華やかにクリスマスライブを締めくくった。

Homecomings「US / アス」東京公演 2022年12月25日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

Laura day romance

01. rendez-vous
02. well well | ええと、うん
03. lookback&kicks
04. wake up call | 待つ夜、巡る朝
05. 憧れの街
06. ether | 満ちる部屋
07. winona rider | ウィノナライダー
08. waltz | ワルツ
09. step alone | 孤独の足並み
10. sad number
11. happyend | 幸せな結末

Homecomings

01. ユーフォリア
02. Here
03. Shadow Boxer
04. ANOTHER NEW YEAR
05. アルペジオ
06. 光の庭と魚の夢
07. Blue Hour
08. HURTS
09. Cakes
10. LIGHTS
11. Songbirds
<アンコール>
12. Hull Down
13. I WANT YOU BACK
14. i care

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