7月よりフジテレビ「ノイタミナ」枠などでオンエアされるアニメ「BANANA FISH」の音楽を大沢伸一(MONDO GROSSO)が担当することが明らかになった、
「BANANA FISH」は雑誌「別冊少女コミック」で1985年から1994年にかけて連載された同名マンガをアニメ化したもの。原作は1985年のニューヨークを舞台に、ストリートキッズのボスであるアッシュ・リンクスと、日本からストリートギャングの取材にやってきた少年・奥村英二が、非合法薬物“バナナフィッシュ”の謎を追いかける物語だが、今回のアニメ化にあたって時代設定が現代に変更される。
監督はアニメ「Free!」で知られる内海紘子。アッシュの役を内田雄馬、英二の役を野島健児、フリーのジャーナリストであるマックス・ロボの役を平田広明、コルシカ・マフィアのボスでありアッシュに英才教育を施したディノ・ゴルツィネの役を石塚運昇がそれぞれ演じる。
大沢は「BANANA FISH」の音楽を担当することについて「名作漫画の20年以上経てのアニメ化。全編を通して音楽で新しい息吹を吹き込めればと思います」と意気込みを語っている。
内田雄馬(アッシュ・リンクス役)コメント
原作を読ませていただき、その物語にとても魅了されました。アッシュの人生を辿ってみたいと思っていたので嬉しくもありますが気が引き締まる思いです。言葉の一つ一つを丁寧に大切にしたいと思います。アニメ「BANANA FISH」宜しくお願い致します!
野島健児(奥村英二役)コメント
長い時を経ても絶大な人気を保ち続けているもはや伝説とも聴いていた作品のアニメ化という事、その責任の大きさに身が引き締まる思いです。ひとつひとつ丁寧に作品に寄り添い、ファンの皆さまのご期待に添いつつもアニメーションならではの魅力を出していけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!
平田広明(マックス・ロボ役)コメント
連載当初よりとても人気のある「BANANA FISH」が“ノイタミナ”枠でついにアニメ化されるということで、出演のお話をいただき、たいへん光栄と思うと同時に、原作ファンの皆様のご期待にも応えられるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
石塚運昇(ディノ・ゴルツィネ役)コメント
「BANANA FISH」という題名からしても、何やらきな臭い、ワケありな物語だと思わせますよね。私の役どころは主人公に立ちはだかる大きな壁、ゴルツィネというイタリア系のボス。但し面白いのは、主人公のアッシュを単に邪魔者扱いするだけじゃなくアッシュを愛しているというところです。愛ゆえに憎む、普通の憎悪よりもっと強烈な憎しみとなって立ちはだかるゴルツィネ。全体のトーンとしてはアニメというよりも外画の雰囲気を醸し出しています。なかなか骨太な、大人の映像を見ているような作品となっていますので、どうぞご期待ください。私もなかなかしぶといオヤジですよ。
監督 内海紘子コメント
初めて原作を読ませて頂いた際、とても重厚なストーリーに惹き込まれ、その中心であるアッシュと英二の関係性に凄く惹かれました。なので私としてはとにかくアッシュと英二激押し!!ハードなストーリーを経て変化していく2人の関係性と、それに絡み合う味のあるキャラクターたちを是非ハラハラしながら見守って頂けたらと思います。そして折角今の時代にアニメ化できるならアニメは現代版「BANANA FISH」として、魅力的な作品の新しい一面をお見せできたらと思っています。現代に蘇ったアッシュたち―――どうぞお見逃し無く!
シリーズ構成 瀬古浩司コメント
何よりもまず吉田秋生先生の、それも「BANANA FISH」という巨大な作品に脚本という形で関わらせて頂けたことを光栄に思います。脚本を書いていると、20歳頃に東京の片隅で吉田先生の作品を読みふけっていた時のことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。最高にクールで切なく、そして凄まじくハードでロマンティック。そんな作品になればいいなという想いで、脚本を書いていました。あの頃聴いた音楽を流しながら。
キャラクターデザイン 林明美コメント
今回、このBANANA FISH という作品に参加することになり、改めてタイトルの大きさに責任を実感してはいますが、それ以上の楽しさも日々の作業に感じております。 昔の作品ではありますが、アッシュ、英二、登場人物たちがこの時代に生きていたら……という想いと共に映像をお届けしたいとスタッフは日々頑張っていますので、7月の放送を是非お楽しみに。
音楽 大沢伸一(MONDO GROSSO)コメント
名作漫画の20年以上経てのアニメ化。全編を通して音楽で新しい息吹を吹き込めればと思います。
(c)吉田秋生・小学館/Project BANANA FISH (c)吉田秋生/小学館