ジョゼが10月7日に東京・下北沢ERAで開催するワンマンライブ「ユートピアの生活」をもって、活動を終了する。
2010年より活動し、今年1月に吉田春人(B)が脱退したジョゼ。残された羽深創太(Vo, G)と中神伸允(Dr)は今後の活動を模索してきたが、バンドのしての活動を終了することを決断した。羽深は「ジョゼが終わったその先も、僕はより自分の表現を追求し、性懲りも無く音楽を続けて行くつもりです。どうか、僕とじんじんの進む先を引き続き応援してくれたら、これ以上の幸せはないです」とコメント。中神は「後悔なくそう選択したので、どうか前向きに受け取ってもらえたら嬉しいです」と語っている。
ラストライブのチケット情報などは、バンドのオフィシャルサイトで確認を。
ラストライブ「ユートピアの生活」
2018年10月7日(日)東京都 下北沢ERA
羽深創太(Vo, G)コメント
ジョゼの物語は2018年10月7日のワンマンライブを以って終わります。
2010年に活動が始まってから約8年間。愛してくれたみんな、今まで本当にありがとう。
色んな事が重なって、バンドとしての寿命が来たと判断しました。
その理由を簡単な言葉で言い表せたらどれだけ楽だろうか。
ただ言えるのは、僕ら個人がどうすれば今日より前に進めるのかを考えた結果、最善策はこの乗り物を降りて歩き出すという決断でした。
僕もじんじんも納得の上の決断です。どうか理解して頂けたら幸いです。
全国各地にいるファンのみんな・バックでサポートしてくれた色んな方々・仲良くしてくれたライバルのみんなへ。
ジョゼとして「またね」という約束がもう果たせない心残りがある。
心底申し訳ない気持ち、悔しい気持ちが溢れそうになるよ。
でも謝らないからね。
ずっと続くと思っていたけど、人もバンドもいつかは必ず終わる。
それが僕らにとってはこのタイミングだった。自然な感覚です。
今、色んな細かい感情が渦巻く中で、それらを圧倒的に打ち消すほど感謝の気持ちが大きいんです。
謝らないよ。「ありがとう」に尽きます。
かけがえのない時間を過ごした「ジョゼ」という愛しい青春は、ここで宝箱に閉じ込めます。
そしてこれから永遠に大切にしたい。
ある意味、その宝物が粉々にならないために終わりを選んだんだ。
僕が個人的な想いで作り始めた数々の曲達は、やがてみんなのものになった。
メンバーとだけじゃなくて、みんなの気持ちと一緒に育ててきた曲達だよ。
それは確かにここに残った。
もし忘れないでいてくれたら、そいつらの心臓は止まる事はありません。
そんな曲達をジョゼとして最後に思い切り泳がせるからね。
昔から知る気心知れた頼もしい仲間達の協力のおかげで、最高の状態で披露出来るよ。
どうか見に来て欲しい。
ジョゼが終わったその先も、僕はより自分の表現を追求し、性懲りも無く音楽を続けて行くつもりです。
どうか、僕とじんじんの進む先を引き続き応援してくれたら、これ以上の幸せはないです。
それでは10月7日は僕等の故郷、下北沢ERAで会いましょう。
中神伸允(Dr)コメント
ジョゼは解散します。
後悔なくそう選択したので、どうか前向きに受け取ってもらえたら嬉しいです。
日々の細かい葛藤はあれど続ける事に一定の価値を見出してきました。
それだけが手掛かりだった。だけど今はそれができません。
結成当初の自分にも相談してみましたが「分かんねぇ」と言われました。
そうです、正しいかなんて分かんないです。
もともと小さな個室でやっている音楽を皆が覗きに来てくれる、そんなようなバンドだったような気がします。
ただただ楽器と遊んでいた一室から、いつしか知らない顔も増えてそれがたまらなく嬉しくて。
大事にしてきた音楽が繋げてくれたんですね。
部屋を越えてたくさんの景色を見る事ができました。
音楽は人の結晶だと思ってます。
聴いてくれた人の心に眠り続けているものです。
ふとした瞬間にそれが甦ってくれる事が僕たちがやってきた事の証だと信じたい。
だからこそ前へ進んでいけます。
振り返ると不思議なもので自分の顔が全く出てきません。
そこから見る光景ばかりです。そんな幸せな事はないです。感謝が尽きません。
約8年間今までジョゼを支えて下さった皆さん、本当にありがとうございました。
最後までじんじんしようぜ!