井上苑子が、本日8月15日に東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「青夏 きみに恋した30日」の女子会舞台挨拶に登壇した。
南波あつこのマンガを実写化した本作は、葵わかな演じる夏休みを田舎で過ごすことになった都会育ちの理緒と、佐野勇斗(M!LK)扮する吟蔵によるラブストーリー。井上はMrs. GREEN APPLEによる映画の挿入歌「点描の唄(feat.井上苑子)」に参加しており、本日の舞台挨拶では映画キャストである葵、古畑星夏、久間田琳加、秋田汐梨と共にトークを繰り広げた。
冒頭で井上は映画について、「私にはなかったきれいな青春を見させてもらって、心の奥から洗われました。洗浄? 浄化?」と独特の言葉で作品の感想をコメントした。その後、「作中に登場する吟蔵、ナミオ、祐真、タカヤの中で理想に近いのは誰?」と司会者に質問された登壇者たちは、口々に主役の吟蔵以外の名前を挙げ苦笑いが起きる事態に。井上もナミオの名前を挙げ、葵が「吟蔵ってちょっと強引じゃないですか? 作中で理緒がけっこうアプローチしてるのに手ごたえがないんですよ。かなり振り回されるタイプ」と解説すると客席から笑いが起きた。
イベント中盤では登壇者が観客の恋愛相談に答えるコーナーも設けられ、男性客の「花火デートに行く予定があるが、男性の浴衣姿について女性はどう思うか」という相談に対して葵以外の4人は「絶対着ていったほうがいい!」と即答。一方の葵は「2人とも普段着でいいんじゃない? 下駄って足が痛くなるし」と答え、ほかの4人から「えー!? 嘘!」とブーイングを浴びる。しかし、井上が「一緒に選ぶところから始めたら?」とアドバイスすると、葵も「そしたら楽しみが花火だけじゃないからいいかも!」と同意していた。
恋愛相談コーナーのあとは、「点描の唄(feat.井上苑子)」の話題に。井上が「理緒ちゃんが普段はとても明るいので、切なくなりすぎてはいけないと思ったので、自分の気持ちをぽろぽろと話しかけるように歌いました」と明かすと、葵は「歌が自分とリンクしているような気持ちになって、心からしみ込むようでした」とコメントした。その流れから井上が「点描の唄(feat.井上苑子)」をライブで初披露することに。井上の伸びやかで優しい歌声に会場は温かな空気に包まれる。
井上が歌い終えたあと、葵は「すごく素敵でした! 生で聴ける機会がないかなと思っていたのでうれしかったです」と歓喜する。久間田も「ご本人が近くで歌ってくださって圧倒されました!」、「点描の唄(feat.井上苑子)」をリピートし続けているという秋田も「生歌をここで聴くことができて幸せでした」と喜んだ。その言葉を受けて井上は「めちゃくちゃ緊張してたんですけど、こうやって歌わせていただけてよかったです」と充実した表情を浮かべていた。