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大トリ・ベックはDAOKOとコラボ!マイファス、レキシら集結「サマソニ」2日目

6年以上前2018年08月24日 10:05

8月18と19日に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)にて音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2018」が開催された。この記事では千葉公演2日目の模様をレポートする。

RIRIはメタリックな衣装を身に付けて朝のSONIC STAGEに登場。「RUSH」でライブをスタートし、圧倒的な歌唱力で大入りの観客を魅了しつつ、客席に向かって手を振ったりとチャーミングな一面も見せていた。同じくSONIC STAGEに現れたSKY-HI & THE SUPER FLYERSはAAAの活動で培ったクールなダンスを披露しながら「Stray Cat」や「F-3」などをパフォーマンス。観客は彼の容赦ない高速フロウに見惚れた様子で、ステージを凝視していた。SKY-HIはチャンス・ザ・ラッパーやHigher Brothersとの競演を喜びつつ、「いろんなやつらが出る中で迷ったが、ただ俺は俺であることで十分なんだと知らしめることにしたぜ!」と自信に満ちた表情で語り、観客がコールを入れる「Double Down」で会場に一体感をもたらした。

MOUNTAIN STAGEの2番手を務めた堂本剛のソロプロジェクト・ENDRECHERIは、コーラス隊やブラスバンドを交えた大編成で最新アルバム「HYBRID FUNK」収録曲を中心に披露した。途中セッションコーナーに入ると、堂本は後ろを向いて指揮を担当。初めは落ち着いた様子だった彼は徐々に体を揺らしたり、サングラスを少し外して微笑みを浮かべたりと、心から演奏を楽しむ姿を見せた。

真昼のMARINE STAGEに出演したのはTHE ORAL CIGARETTES。MCでは山中拓也(Vo, G)が「日本の音楽って海外では通用していないのが現状。悔しいなって思います」と本音をこぼす。「俺ら若手がどんどん出ていって、海外から見ても日本カッコいいなと思ってもらえるようになれたら」という彼の頼もしい言葉を経て、4人は今年発表し新たなライブアンセムとなっている「容姿端麗な嘘」やキラーチューン「BLACK MEMORY」などを熱くプレイし、フェスでの演奏は珍しいダークなナンバー「嫌い」でステージを締めくくった。

オーラルに続く形でMARINE STAGEに登場したMY FIRST STORYは「lonely」でライブを始め、ハイトーンボイスとスケール感のあるサウンドをスタジアムに響き渡かせた。ラストナンバー「不可逆リプレイス」の途中ではHiro(Vo)が「これで一歩でも近づけましたか? たった1つ願いが叶えばそれだけでいい。勝ちたいんだよ、あいつらに!」と言葉を投げかけ、「絶対負けないからな!」と力強く叫ぶ。演奏を終え客席に深く一礼する4人に、観客は割れんばかりの大きな拍手を送った。

真昼のRAINBOW STAGEに現れたBAND-MAIDは、重厚感あふれる「REAL EXISTENCE」「DICE」などでフロアを圧倒。小鳩ミク(G, Vo)が「もっともーっと楽しんでいけるぽー?」とご主人様やお嬢様(BAND-MAIDのファンの呼称)たちをアジテートしたり、KANAMI(G)とMISA(B)によるソロバトルが行われたりと、終始白熱のステージングが繰り広げられた。

MOUNTAIN STAGEでレキシは「MOUNTAINなのにイルカ持ってきたわー。じゃあやろうか! 行くぞ! サマソニ!」と呼びかけ、イルカが舞う客席を前に「KMTR645」でパフォーマンスを開始。観客はレキシと共に「キュッキュッキュー! キュッキュキュッキュー!」と言いながら踊った。「SHIKIBU」が終わるとレキシは羽織っていた十二単を脱ぎ、「どうも! ケビン・コスナーでーす!」といつもの調子ででたらめに自己紹介をする。続く「年貢 for you」では観客の大合唱を巻き起こし、「サマソニ超楽しい! 実はアウェイだと思っていたんです。こんなに楽しいところだったとは!」と大喜び。テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディングテーマ「GET A NOTE」や「狩りから稲作へ」、そして「きらきら武士」と全6曲を届けステージを去った。

夕方のBEACH STAGEに颯爽と登場したナオト・インティライミは「いきなりカチッとやっちゃうと、心の肉離れ起きちゃうでしょ」と観客を気遣い、まずは「あの素晴らしい愛をもう一度」でライブをスタートさせた。「The World is ours!」の途中では「海に向かって言おう!」とコールを要求。ステージ横に広がるビーチを見て叫ぶ観客たちの姿を見ると「何この光景!? サイコーー!!」とうれしそうに言葉を漏らした。

日が暮れ始めたMARINE STAGEにはチャンス・ザ・ラッパーが登場。初来日とあって観客の期待感は高まり、会場に現れた彼は「Mixtape」でライブをスタートさせた。新曲を連射したチャンス・ザ・ラッパーだったが、後半は代表曲を立て続けに披露。イントロが鳴るたびに観客は歓喜の声を上げ、中でも「Same Drugs」は一番の盛り上がりに。彼の魂のこもった歌声にオーディエンスが歌声を重ねると、チャンスは感極まった様子を見せた。RAINBOW STAGEのトリを飾ったのはFear, and Loathing in Las Vegas。彼らは「全力で行くからかかってこいよ!」とフロアを挑発し、無数のレーザーが飛び交う中「Return to Zero」や「Rave-up Tonight」などを披露し、フロアを熱狂させた。

MARINE STAGEの大トリを飾ったベックは、ラメを施したきらびやかなスーツを着て登場。「Devils Haircut」「Loser」「Wow」など新旧織り交ぜたセットリストでライブを進行した。彼はダイナミックなバンドサウンドで観客を圧倒しつつ、合間にはギターを置き、軽快な足取りでステージを徘徊。「UP ALL NIGHT」ではDAOKOをゲストボーカルに迎え、息ぴったりなダブルボーカルでオーディエンスを楽しませた。各演奏メンバーによるソロパートを挟み、最後は「Where It's At」でムーディにフィナーレを演出。そしてベックのパフォーマンス終了と同時に花火が打ち上げられ、2日間にわたって行われた「サマソニ」は盛大に幕を閉じた。

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