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SIS、佐藤千亜妃、向井太一がソロ三つ巴!ZIMA×ライブナタリー企画締めくくる

左から佐藤千亜妃、SHE IS SUMMER、向井太一。(撮影:曽我美芽)
約7年前2018年10月18日 15:04

SHE IS SUMMER、佐藤千亜妃(きのこ帝国)、向井太一が昨日10月18日に東京・LIQUIDROOMで行われたライブイベント「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」に出演した。

「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」はナタリーのイベント企画「ライブナタリー」がプレミアム低アルコール飲料ブランド「ZIMA」とタッグを組み、音楽シーンを盛り上げるために立ち上げたライブシリーズ。9月から10月にかけて全国5都市で対バンライブが行われ、東京公演ではSHE IS SUMMERがトップバッターを務めた。バンドメンバーに続いて登場したMICOはSEからそのままの流れで「CALL ME IN YOUR SUMMER」を歌い始める。ミドルテンポのナンバーで会場をおだやかな空気に包み込んだあとは、「クラップください!」と煽って華やかなサウンドの「生活」へ。MICOの伸びやかな歌声とキュートな笑顔に観客は魅了された。

MCでMICOは「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」の大阪公演に出演した際に、出番直後に楽屋で飲んだZIMAがおいしかったと話し、「皆さんもめちゃくちゃ踊って喉がカラカラになった状態でZIMA飲んでいってください!」と呼びかける。そしてダンサブルな「うしろめたいいい気持ち」を熱唱。続く「思い出はシャンプーの中に」「会いに行かなくちゃ」では声色を器用に操りながら楽曲を歌い、歌詞の持つ世界観を表現してみせた。その後、SHE IS SUMMERは11月3日の「レコードの日」にリリースする7inchシングルより、「とびきりのおしゃれして別れ話を」のリミックスバージョンを初披露することを予告し、楽曲に参加しているSIRUPを呼び込む。SIRUPは「とびきりのおしゃれして別れ話を」の歌詞のアンサーとも言えるリリックで楽曲を彩り、MICOと共にフロアを盛り上げた。SHE IS SUMMERのステージは人気曲「出会ってから付き合うまでのあの感じ」でフィニッシュ。MICOは手を振りながらステージを下りた。

戸高賢史(G / MONOEYES、ART-SCHOOLほか)、皆川真人(Key)、山崎英明(B / siraph)、神宮司治(Dr / レミオロメン)というそうそうたるメンバーからなるフルバンドセットを従えて登場したのは佐藤。彼女はほのかに照らされたステージの上でマイクを手に取ると「Prologue」でライブをスタートさせた。包容力のある歌声で会場を包み込んだあとは、「もう夏は終わったけど……」と前置きして7月にリリースした初のソロ作品「SickSickSickSick」より「Summer Gate」を披露。きのこ帝国のライブではギターも弾きながら歌う佐藤だが、ソロではハンドマイクを手に心地よいビートに乗って体を揺らしながらソウルフルな歌声を響かせる。佐藤が「踊っていいよ! もっと!」とフロアに呼びかけると、緊張気味だった観客たちは思い思いに踊り始めた。

佐藤は「うしろのほうまでいっぱいですね。楽しんで帰ってください」と言い、“佐藤千亜妃と金子ノブアキと小林武史”名義で発表した、東京メトロ「Find my Tokyo.」キャンペーン第3弾のCMソング「太陽に背いて」を歌唱。力強いリズムをたたえたナンバー「Bedtime Eyes」では笑顔を見せながら温かい歌声を響かせた。きのこ帝国「ハッカ」に続いて披露されたのは未発表曲の「リナリア」。盤石なバンドアンサンブルに乗せて確かな歌唱力を見せつけ、観客を圧倒した。戸高のたくましいギターストロークから始まったのはきのこ帝国「Donut」。佐藤は鬼気迫る表情でマイクをにぎって歌い、バンドもそれに伴って激しい演奏を繰り広げる。ラストまでパワフルな歌声と壮絶な演奏をぶつけ合った佐藤はおだやかな表情でステージを下りた。

トリを務める向井はスポットライトを浴びながら、テレビアニメ「風が強く吹いている」のエンディングテーマに採用された新曲「リセット」を歌ってパフォーマンスを開始。裏声と地声を自由に行き来しながら「FREER」を熱唱したあと、続く「FLY」では観客と一緒に手を左右に振ってフロアに一体感をもたらす。「Crazy」では色っぽく体をくねらせながら歌声を届けた。向井が「眠らない街」でラップを披露すると、観客はハンズアップでそれに応える。そして向井は「YELLOW」「GREAT YARD」とノリのいいナンバーを立て続けにパフォーマンス。観客は歓喜の声を上げながら、リズムに乗ってステップを踏んだ。

クラップを巻き起こした向井は「Siren」で盛り上がりに拍車をかける。彼は「最後まで残ってくださいましてありがとうございます。(共演者の)お二人ともめちゃくちゃカッコよくて、音楽って言葉とかジャンルとか関係ないなって思えたイベントでした。皆さんともお二人とも出会えて幸せです! ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝え、「SLOW DOWN」を朗らかに歌って本編の幕を下ろす。アンコールではイントロから歓声が上がった代表曲「空」が披露され、向井はシンガロングを巻き起こして「みんな最高! ありがとう!」と笑顔でステージを去った。

ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー 2018年10月18日 LIQUIDROOM セットリスト

SHE IS SUMMER

01. CALL ME IN YOUR SUMMER
02. 生活
03. うしろめたいいい気持ち
04. 思い出はシャンプーの中に
05. 会いに行かなくちゃ
06. エンドロールの先を歩く
07. あれからの話だけど
08. とびきりのおしゃれして別れ話を(REMIX ver.)
09. 出会ってから付き合うまでのあの感じ

佐藤千亜妃

01. Prologue
02. Summer Gate
03. 太陽に背いて
04. Bedtime Eyes
05. ハッカ
06. リナリア
07. Donut

向井太一

01. リセット
02. FREER
03. FLY
04. Crazy
05. 眠らない街
06. YELLOW
07. GREAT YARD
08. Siren
09. SLOW DOWN
<アンコール>
10. 空

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