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90年代楽曲中心に届けた、サニーデイ・サービス年末ワンマン

サニーデイ・サービス「サニーデイ・サービスの世界」の様子。(撮影:石垣星児)
約7年前2018年12月22日 6:06

サニーデイ・サービスが12月19日に東京・LIQUIDROOMでワンマンライブ「サニーデイ・サービスの世界」を行った。

本公演で、彼らは90年代に発表した楽曲を中心にラインナップ。ライブで演奏される機会が少ないレアな楽曲を含むセットリストで満員のオーディエンスを楽しませた。この日、メンバーの曽我部恵一(Vo, G)と田中貴(B)をバックアップしたのは、新井仁(G)、中村ジョー(AG)、岡山健二(Dr)、 鈴木正敏(Dr)、高野勲(Key)、細野しんいち(Key)といったサニーデイのライブやレコーディングをサポートしてきたミュージシャンたちと、長年にわたりバンドのアートワークを手がけてきたデザイナーの小田島等(Syn)。まさにメンバーと共に“サニーデイ・サービスの世界”を構築してきた面々がステージに集った。

定刻を少し過ぎた頃、場内が暗転し、メンバーが登場。ほのかな照明がステージを照らすと同時にサニーデイは「愛と笑いの夜」で静かにライブをスタートさせる。続けて静寂を切り裂くような激しいギターストロークが鳴り響き「忘れてしまおう」が届けられると会場の空気は、にわかに熱を帯びていった。1stアルバムからのメロウチューン「約束」、疾走感あふれる「さよなら!街の恋人たち」といったナンバーを経て最初のMCへ。曽我部は「ありがとう。みんな風邪引いてない? 大丈夫?」とフロアに語りかけ、「今日は工場地帯のオジサンたちの楽団って感じでやってます(笑)」とこの日のステージ衣装であるツナギをネタに笑いを誘う。その後、曽我部がギターをバンジョーに持ち替えるとバンドは「カーニバルの灯」を演奏。牧歌的なサウンドに観客は心地よさそうに体を揺らしていた。

リズムボックスのローファイなビートとキャッチーなギターリフが印象的な「スロウライダー」、シングル「夢見るようなくちびるに」のカップリング曲「テーマ」、切なさ漂うミディアムナンバー「経験」が立て続けに届けられ、ライブは中盤に突入。曽我部は「東京」を歌い終えると、「サニーデイ・サービスは友達のいないバンドだったんですけど、数少ない友達バンドだったザ・ハッピーズの中村ジョーくんが歌います」と中村を紹介。中村は軽快なサウンドに乗せて、かつてボーカリストを務めていたザ・ハッピーズの楽曲「スカッとさわやか」をソウルフルに歌い上げた。「街へ出ようよ」「恋はいつも」を届けたのち、バンドはサニーデイ随一のヘビーチューン「ぼくは死ぬのさ」を演奏。ノイジーなギターサウンドに乗せて曽我部は狂おしくシャウトするように歌い、楽曲終盤ではマッドなフリーセッションが延々と繰り広げられ、混沌とした雰囲気がステージに渦巻いた。

カントリー調の「シルバー・スター」や情感豊かな「あじさい」、穏やかなスローナンバー「うぐいすないてる」と多彩な楽曲が次々と演奏されていきライブはいよいよ佳境に向かう。サニーデイはラウドなロックチューン「PINK MOON」で互いの演奏をぶつけあうような鬼気迫る熱演をみせ、スケールの大きなバラード「果実」で一旦場内をクールダウンさせると、「白い恋人」「若者たち」といった人気曲を届け、最後はオープニングを飾った「愛と笑いの夜」のインストバージョンを厳かに奏でて本編の幕を下ろした。

盛大なアンコールの声に応えてステージに登場したサニーデイは11月に発表したクリスマスソング「Christmas of Love」をプレイ。続けて爽快なポップナンバー「NOW」、ライブ定番曲「青春狂騒曲」で再び観客を盛り上げてワンマンライブを晴れやかに締めくくった。

サニーデイ・サービス「サニーデイ・サービスの世界」
2018年12月19日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 愛と笑いの夜
02. 忘れてしまおう
03. 約束
04. さよなら!街の恋人たち
05. 知らない街にふたりぼっち
06. カーニバルの灯
07. スロウライダー
08. テーマ
09. 経験
10. 東京
11. スカッとさわやか(歌唱:中村ジョー)
12. 街へ出ようよ
13. 恋はいつも
14. ぼくは死ぬのさ
15. シルバー・スター
16. あじさい
17. 雨の土曜日
18. うぐいすないてる
19. PINK MOON
20. 果実
21. 白い恋人
22. 若者たち
23. 愛と笑いの夜(inst.)
<アンコール>
24. Christmas of Love
25. NOW
26. 青春狂走曲

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