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DA PUMPがAMDアワードで優秀賞、AmPmはデジタルドサ回りが実を結び審査員特別賞

5年以上前2019年03月04日 9:01

デジタルコンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'18 / 第24回AMD Award」でDA PUMPが楽曲「U.S.A.」でAMD理事長賞と優秀賞、AmPmが審査員特別賞を受賞し、本日3月4日に東京・明治記念館 富士の間で行われた授賞式に登壇した。

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー / AMD Award」は、毎年過去1年間に発売または発表されたデジタルコンテンツの中から、優秀作品またはサービスを審査のうえ選定し、その制作者個人あるいはグループの功績を讃えるアワード。DA PUMPは2018年6月にリリースしたヒット曲「U.S.A.」が、2018年を代表する“国民的ダンス曲”として評価されAMD理事長賞に輝き、Spotifyでの楽曲配信をきっかけに大手のレコード会社や事務所の力を借りず、インディペンデントな体制のまま世界進出を果たしたAmPmは、独自のやり方で世界に挑むチャレンジ精神が評価され、審査員特別賞を受賞することとなった。

AmPmはちょうど2年前の2017年3月4日に2人で会社を立ち上げたそうで、「(受賞に)とても運命を感じています」と語る。続けて「私たちはツテもお金もない中で世界中の人たちに(音楽を)聴いていただくためにデジタルを最大限に駆使してプロモーション活動や楽曲制作を行って参りました。私たちはこれを“デジタルドサ回り”と呼んでいるのですが、楽曲のリリースのたびに数千件にもおよぶメールを世界中のメディアに送ったり、ボーカリストもデジタルを通じて知り、声をかけてコミュニケーションを取っている次第でございます。音楽がCDよりもいわゆるサブスクリプションと呼ばれるようなデジタルで聴かれることが増えてきている今の時代背景にも恵まれ、(私たちの音楽が)ようやく日の目を浴びる機会を得られたのはとても幸運なんじゃないかと思っています」と受賞の喜びを噛み締めた。AmPmは挨拶の最後に3月6日にアメリカ在住の新人女性ボーカリストを迎えた新曲をリリースすることを告知し、ステージを下りた。

「U.S.A.」が流れる中登場したDA PUMPはそのままステージで「U.S.A.」をパフォーマンスしてイベントを華やかに盛り上げる。一般社団法人デジタルメディア協会の襟川恵子理事長から賞状、モノリス、金一封を受け取ったあと、ISSAは「『U.S.A.』という曲はいろんな世代の方から支持をいただいて、こうやって賞をいただけて本当にうれしく思っております。皆さんのお力あってのこの賞でもありますし、いつも応援してくださる皆様がいるから僕らはがんばり続けることができます。これからも『U.S.A.』のみならずどんどん曲を、そして日本を元気にできるようなパフォーマンスを目指してDA PUMP一同がんばってまいりたいと思います」と語った。

DA PUMPは授賞式後の囲み取材にも出席。記者から改めて受賞の感想を聞かれたISSAは「昨年は『U.S.A.』という楽曲に出会って、たくさんの方に支持をいただけたことがいろんなことで実を結んで……このような賞もいただけました。本当に感謝の1年でした。今年はそれをお返しできるような形でいろんなところにライブで行けるようにしたいなと思っています」と語る。大ヒットの要因を尋ねられたYORIは「普段やっていることにプラスアルファの色付けをしたのが多くの皆さんに届いた理由なのかなと」とコメント。DAICHIが小さく「いいねダンス」をすると、それを受けてYORIは「いいねダンスにしてもそうなんですけど、皆さんがやりやすい動きや目にとまるような動きを考えて作ったというのがポイントになっていますね」と話した。このようなキャッチーな振り付けを今後も行っていくのかと聞かれたISSAは「楽曲次第ですね。そればっかりを狙っても。僕ららしくパフォーマンスできるところを目指していきたいです」とコメント。3月6日発売の新曲「桜」についてはISSAが「今回までは皆様がサビのフリで覚えさせるような“桜フィンガー”を用いたダンスをやっています。『U.S.A.」とは間逆の日本の言葉を大事にして、日本の風物詩をふんだんに取り入れた楽曲になっています」と説明。ブレイクして変わったことはあるかという質問にはKIMIが「そんなに大きく変わったことはないですね。より多くの人たちに楽しんでもらえることが僕らのテーマでもあるので根本は変わらないです」と答えた。

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'18 / 第24回AMD Award」では、DA PUMP「U.S.A.」、「おっさんずラブ」「カメラを止めるな!」「キズナアイ」などのコンテンツが優秀賞に選出された。功労賞は一般社団法人日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長、リージョナル賞は熊本復興ドラマ「ともにすすむサロン屋台村」、江並直美賞(新人賞)は「パラデル漫画」を考案した本多修(魂の巾着)が受賞。最優秀賞にあたる総務大臣賞にはNHKの番組「チコちゃんに叱られる!」が輝いた。

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