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笹川美和、自由学園 明日館に響かせた“笹の葉音”ワンマンライブで15曲披露

笹川美和のライブの様子。(photo by shiori nakamura)
5年以上前2019年07月01日 12:01

笹川美和が6月29日に、重要文化財に指定されている東京・自由学園 明日館で単独公演「笹川美和 Concert 2019 ~薄暑に鳴る笹の葉音~」を行った。

ライブ会場となった講堂にBGMとして流れていたクラシックの音が小さく、そして会場がほのかに暗くなると、サポートメンバーの山本隆二(Piano, Key)、設楽博臣(G)に続くように笹川がステージへ姿を見せる。拍手が鳴り止むと、ライブは「星の船」で静かに幕開け。笹川は艶と透明感のある歌声で会場を優しく包み込んでいった。挨拶ののち、笹川は小雨が降ったり止んだりのこの日の天気にぴったりだった「晴れてくるだろう」、さっそうとしたギターのストロークと穏やかに跳ねるピアノの伴奏と共に歌い上げる「緑の絨毯」を披露。そしてKan Sanoがプロデュースした「高鳴り」で、胸の高鳴りを軽やかに表現する。

サポートメンバーの2人を紹介したMCを終えると、彼女は大橋トリオ楽曲提供による「紫陽花」、流麗な「蓮華の花」「流れ星」、そして「亡者」「咎」と続け、自身の表現力の深みをオーディエンスに提示した。山本が席を立ち笹川がピアノの前に座った場面では、彼女が12歳のときに初めて作った楽曲「向日葵」が設楽との2人編成でしっとりと演奏される。再び山本を招き入れると、笹川のデビュー曲「笑」へ。3人はこの曲を大切に奏でてみせた。

本編ラストの「真実の雫」では、浮遊感のある伴奏とは対象的に、しっかりと地に足を着けた歌唱を披露した笹川。彼女がステージを去っても手拍子は鳴り止まず、ライブはアンコールへと進んでいく。このアンコールではハナレグミ「家族の風景」のカバーがをピアノの弾き語りで披露された。

ラストナンバーは「確かなことは 歌がサンクチュアリ」と歌い上げる「サンクチュアリ」。サポートメンバーの2人を再び迎え入れたこの曲で笹川は、自身にとって歌うという行為が何者にも侵されない“聖域”であることを高らかに宣言してみせ、この日のライブを大団円に導いた。

笹川美和「笹川美和 Concert 2019 ~薄暑に鳴る笹の葉音~」2019年6月29日 自由学園 明日館 セットリスト

01. 星の船
02. 晴れてくるだろう
03. 緑の絨毯
04. 高鳴り
05. 紫陽花
06. 蓮華の花
07. 流れ星
08. 亡者
09. 咎
10. 向日葵
11. 笑
12. 蝉時雨
13. 真実の雫
<アンコール>
14. 家族の風景
15. サンクチュアリ

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