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「TIF2019」アイドル腕相撲、ギュウ農軍の殴り込みをTIF・タワレコ軍がガチ制圧

約5年前2019年08月07日 5:03

女性アイドルたちが腕相撲で競い合う大会「TIF2019アームレスリング大会 powered by TOWER RECORDS ザ・感謝祭」が、8月2日から4日にかけて東京・お台場で行われたアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」の2日目に開催された。

タワーレコード内のアイドルレーベル・T-Palette Recordsによるイベント企画から派生し、もはや「TIF」の一大イベントとして定着しつつあるアームレスリング大会。アイドルとしてのキャリアや人気は関係なく、腕っぷし1つで頂点へと上がれる“ガチ”の真剣勝負は、これまでいくつものドラマと名場面を生んだ。例年はトーナメント方式で行われてきたが、今年は大会の噂を聞きつけたライブイベント「ギュウ農フェス」主催者・ギュウゾウ(電撃ネットワーク)が選りすぐりの精鋭「ギュウ農フェス選抜軍」を引き連れ乱入し、「TIF・タワレコ連合軍」との5対5の団体戦方式に。「TIF・タワレコ連合軍」は当日朝の予選を勝ち上がってきた関根ささら(放課後プリンセス)、高萩千夏(アップアップガールズ(2))、夏目みさき(chuLa)に前大会覇者の我妻桃実(ハコイリ▽ムスメ)、毎回決勝まで進むも一度もベルトを巻いたことがない森咲樹(アップアップガールズ(仮))の5人がチームを組んで登場した。また2017年1月の大会以降、勝負をかき回すヒールとして君臨しながらも前大会で我妻に苦杯を喫したまま引退した元アイドリング!!!・酒井瞳も司会として登壇し、予選から本戦にかけて終始場を盛り上げた。

まずはTIF・タワレコ連合軍が1人ひとりリングの前へ。森は鍛え抜かれた美ボディを披露して今大会に向けての仕上がりぶりをアピールしたが、アプガ直属の後輩である高萩は、前大会で順位が上だった自分は予選からの参加で森がシード扱いだったことに不平をこぼす。「去年から『来年も森咲樹の泣き顔を観に行こう』とか言われてるんですけど、今回は勝利の笑みを見せにきました」と意気込む森をよそに、前大会覇者の我妻はベルトを巻いてひょうひょうとリングイン。するとそこに「ちょっと待った、ちょっと待った!」とThe Ventures「Wipe Out.」に乗せてギュウゾウが割り込み、「僕ら(「ギュウ農フェス」)も長年アームレスリング大会をやってるんですが、なんだかTIFさんとかTパレさんでもやってるという話を聞きまして。だったらね、どっちが強いのかハッキリさせたいと」と、「ギュウ農フェス」アームレスリング大会の景品である米俵を手に勝負を持ちかけた。「ギュウ農フェス」からの刺客として現れたのは、水春(桜エビ~ず)、小森うずら(WILL-O')、楓フウカ(クマリデパート)、けちょん(ゆるめるモ!)、大熊こころ(絶対直球!プレイボールズ)の5人。ギュウゾウはさまざまなプロレスの名場面をオマージュしたやりとりでけしかけるが、TIF・タワレコ連合軍や酒井にはニュアンスが伝わらず空振りの展開に。台本のないドラマはふんわりと幕を開けた。

まずは各チーム先鋒の夏目と水春による対決へ。異様ないかり肩で入場した水春はおもむろにガウンを脱ぎ捨て、肉襦袢を着込んだ珍妙なコスチュームを披露する。特にスポーツ経験はなく「Wii Sportsしかやってない」とうそぶきながらも昨年に続き決勝まで勝ち進んだ夏目は、ポテンシャルの読めない水春を相手にどういう戦いを見せるのか。観客の視線が集まる中、1回戦のゴングが鳴るやいなや、夏目は水春の右腕を一瞬でひねり上げ、あっという間に1勝目を手にした。続く関根と小森の次鋒戦も、TIF・タワレコ連合軍の関根が圧勝。小森は同じWILL-O'のメンバー・神崎ののの代理で来たことを明かし、酒井はギュウゾウに「腕相撲に代打はダメでしょ。ちゃんと強い人集めてくださいよ」と至極真っ当なツッコミを入れた。中堅の高萩と楓の対決では、やはり高萩が楓を瞬殺し、ギュウゾウに「高速のアームレスラー」と紹介された楓は高速でリングを降りることに。団体戦としてはすでにTIF・タワレコ連合軍の勝ち越しで勝負ありとなったが、戦いはふんわりしたムードのまま副将戦へともつれ込む。

満を持してリングに上がった森は、昨年の「ギュウ農フェス」アームレスリング大会覇者・けちょんを迎え撃つ。プロレスラー・蝶野正洋から直々にアドバイスを受けたというけちょんの登場に「またしても」というムードがただよう中、森はけちょんを押しつぶし見事白星を挙げた。ガッツポーズで満面の笑みを浮かべる森の姿に場内は拍手喝采。瞬殺4連敗となったギュウ農フェス軍は、ここで「ギュウ農フェス」アームレスリング大会現チャンピオンで現役野球選手でもある大将・大熊を送り込んだ。大熊は「小学3年生からずっと野球をやっているので、その右腕を見せてやりたいと思います」と挑発。一方、TIF・タワレコ連合軍現チャンピオンの我妻は「今日ここに来るまでルールがよくわかってなかったんですけど、スタッフさんに『とにかく勝ってこい』と言われたので、まあ、勝ちたいと思います」と王者の貫禄を見せた。両軍のベルトホルダーによる対決は、我妻の一方的な攻撃によりあっけなく幕切れ。ベルトと米俵はTIF・タワレコ連合軍のものとなった。

大会はここで終了と思われたが、スタッフが団体戦取組表のホワイトボードをひっくり返すと、そこには新たなトーナメント表が。TIF・タワレコ連合軍の5人によるトーナメント戦が始まり、ここから場内はプロレスから総合格闘技に変わったかのようにムードが一変する。まずは2年連続の活躍で実力を証明してきた夏目と関根の対決。関根はグリップに執拗なこだわりを見せ勝負に挑んだが、結果は酒井と同じナチュラルボーン型の夏目が圧勝した。続く観客のリクエストを受けてのアプガ同門対決は今大会初の長期戦となったが、先輩の森がなんとか高萩をねじ伏せ辛勝。高萩が「いや、でも1年間やれば勝てます!」と豪気に言い放つも、森は「こっちはアプガ9年もやってんだよ。ナメんなよ」と強い眼差しを向けた。勝ち上がった夏目と森は、ディフェンディングチャンピオン我妻への挑戦権を賭けて真剣勝負。闘志をみなぎらせる森を、なぜか敵軍の水春から譲り受けた肉襦袢を着てのほほんと挑んだ夏目が一瞬で沈めると、場内には大きなどよめきが起こる。あっと言う間の出来事だったため、森はその場で崩れ落ちながらも「私、今負けたの?」と事態が飲み込めない様子で、例年のように大粒の涙を流すこともなくただ呆然と立ち尽くした。ざわめきが収まらぬ中、夏目はチャンピオン我妻が待つ最終決戦のリングへ。

実力者同士ゆえの膠着状態も予想された決勝戦だったが、勝負は一瞬だった。我妻は力む様子もなく、ゴングと同時に滑らかに夏目の右腕を抑え込む。わずかな静寂ののち大歓声が上がり、我妻はまたもアームレスリング女王の栄冠を手にした。9月にハコイリ▽ムスメを卒業してしまう我妻が、来年「TIF」のステージに立つのかは未定。ベルトの所在が気になるところだが、我妻は「来年も出るかー」とアイドル卒業後の参戦も匂わせながら再び真紅のベルトを腰に巻き、大きな米俵を担いだ。

※ハコイリ▽ムスメの▽はハートマークが正式表記。

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