三上ちさこのニューシングル「ヌード / sNow letteR」が11月20日にリリースされる。
本作は5月に「LIGHT盤」としてリリースされたシングル「re:life / ユートピア」と対になる「SHADOW盤」として発売されるもので、「ヌード」「sNow letteR」の表題2曲を収録。三上の“影”の部分が歌詞、サウンド、歌に込められており、2曲とも異なったアプローチで“SHADOW”が表現されている。
レコーディングには三上をライブで支える上田ケンジ(B)、松原“マツキチ”寛(Dr)、akkin(G)、櫻田泰啓(Key)が参加しており、保本真吾が引き続きプロデュースを手がけた。アートワークはLIGHT盤同様に松田剛が担当しており、LIGHT盤とSHADOW盤のジャケットを組み合わせることでテーマとする「LIGHT & SHADOW」の世界観が完成するデザインとなっている。
また三上は12月21日に大阪・Shangri-Laでワンマンライブ「House Of "LIGHT & SHADOW" 2nd -コンセプトライブ-」を行う。
三上ちさこ セルフライナーノーツ
「ヌード」
そいつを前にしては何も言えないクセに、そいつがいないとこではディスりまくるやつ。自分では何もできないクセに文句ばっか言ってるやつ。君のためにとか言いながら実際自分のことしか考えてないやつ。...そう、[アンタ]だよ。[アンタ]のことを歌にしてあげたから、何か言いたいことあんならこっち上がって来いよ。
人の言うことばっか聞いて良い子のフリしてたら、皆が去ってった後、君には何も残らない。自分の人生くらい、自分で責任持て。見苦しくても後ろ指さされても、やりたいことをやり遂げるんだ。
「sNow letteR」
2012年3月10日。その日も”あの日”と同じ、春なのに、凍えそうに冷たい雪の降る日だった。仙台の友人が、亡くなった方ひとりひとりに、2万発の花火を打ち上げた。天国へ、想いを届けるために。
ある家族が胸に抱いてる遺影を見た。赤ちゃんだった。みんなで肩を寄せ合うようにして、静かに花火を見上げていた。
雪の夜に咲き誇る、大輪の花火たち。熱い涙がとめどなくあふれ、頬を伝い落ちていった。
あの夜のこと。
三上ちさこ「House Of “LIGHT & SHADOW” 2nd -コンセプトライブ-」
2019 年12月21日(土)大阪府 Shangri-La