ときめき▽宣伝部が12月21日に東京・中野サンプラザホールでワンマンライブ「ときめき▽宣伝部のどきどき▽クリスマスパーティー2019 ~夢に続く魔法のストーリー♪~」を行った。
2015年にスタートし、今年で5回目の開催となった「ときクリ」。今回の公演が中野サンプラザホールで開催されることは、昨年12月に千葉・舞浜アンフィシアターで行われた4回目の「ときクリ」内で発表された。6人は舞浜アンフィシアターを満員にすることができなかったが、次回こそチケットを完売させることをその場で宣伝部員(とき宣ファンの呼称)と約束。この1年間、「越えるぞサンプラ」を合言葉に精力的な活動を行ってきた。そして本番1週間前、ついにチケットがソールドアウト。ライブ当日は会場の2階席まで宣伝部員でいっぱいになった。
ライブは1年に1回だけ開かれる魔法使いのクリスマスパーティに出席するため、メンバーが魔法の学校に通うというストーリーのもと進行していく。ケープの衣装を身にまとい、2本のクリスマスツリーが置かれたステージに現れた6人は、告白ソングの「すきっ!」を1曲目に歌唱。ピンク色のテープが放たれた客席に向かって「すき!」というフレーズを連発した。さらに坂井仁香の「今日は待ちに待った『ときクリ』なんです!」というセリフを合図に「せきがえのうた」や「一方通行、恋の罠」「GAMUSHARA」といったアッパーチューンが畳みかけられ、場内は熱気で満たされていった。
吉川ひよりは「今日はとき宣のワンマン史上最多の宣伝部員さんの数なんです!」と叫び、チケットがソールドアウトしたことについて感謝の気持ちを述べる。「歌って踊って騒ぎまくるぞー!」という煽りから披露された「プリンセスプリンセスプリンセス」では、藤本ばんびがGoProのカメラを装着したセルフィーを持って客席通路を駆け回り、盛り上がる場内の様子をステージ上のスクリーンに映し出した。「Ei-Ei-Oh!」「あいにきちゃった」の曲中には藤本以外のメンバーも通路に降りて会場のあちこちで歌唱。ステージに戻るとそのままの勢いで「フレ!フレ!」を歌い、宣伝部員と共にタオルを元気いっぱいに振り回した。
その後VTRの上映を挟み、とき宣はステージ上で1人ひとりマジックに挑戦。杏ジュリアが布をステッキに変えたり、坂井が何もないところからイチゴが盛られた皿を出現させたり、吉川がガラスケースの中のグラスを触れずに割ったりと、6人がそれぞれ“魔法”の練習の成果を見せつけて宣伝部員から歓声を浴びた。また彼女たちは両手に光り輝くライトを持ってグラフィックポイのパフォーマンスも披露し、中野サンプラザホールを神秘的な空間に変化させた。
ここで一旦メンバーはステージから捌け、とき宣の公式キャラクター・パブりんがダンサー4人を従えて「ときめき▽宣伝部のVICTORY STORY」のダンスを披露する。宣伝部員がそれに合わせて合唱している間、6人はライブを通して魔法使いになった証として、白を基調とした衣装にチェンジ。パブりんやダンサーと共に、“魔法使いのクリスマスパーティ”をイメージしたにぎやかなパフォーマンスを展開していく。クリスマスソング「サンタさんが・・・・・やってこない!」では藤本と杏が2階席に登場。マシュマロの入った袋が客席に投げ入れられ、宣伝部員が沸き立つ。「青春アンセム」のアウトロでは吉川がダンサーの持つ巨大な布に巻かれながら姿を消し、続く「きみに夢中ガール」のイントロまでの一瞬でステージ上手に移動した。
場内が熱く盛り上がる中、坂井の「最後、私たちのフルパワーで過去最高の舞台を越えたいと思います!」という言葉をきっかけにライブは怒涛のラストスパートへ。6人は「ガンバ!!」「ぴょんぴょん」「初恋サイクリング」「青春ハートシェイカー」などのライブの人気ナンバーをノンストップで披露。小泉遥香は客席に向かって「最高の景色を見させてくれて、本当にありがとうございました! これからどんな壁も越えていくぞ!」と宣言した。
アンコールに応えて再びステージに現れたとき宣は、SNS上で行われた「恋のシェイプアップ▽ダンス応募企画」の入選者17人と最新シングル曲「恋のシェイプアップ▽」でコラボレーション。大人数でエクササイズをテーマにしたダンスを踊り、観客を圧倒した。次のMCでは2020年春にニューシングル、2月26日にこの日のライブの模様を収めたBlu-rayおよびDVDが発売されることが告知され、歓声が沸き起こる。そして6人は「むてきのうた」でシンガロングを繰り広げたのち、辻野かなみの「全力でいつでも歌いたいんだ」という情熱的な落ちサビが印象的な「人生最幸のメロディ」を熱唱。辻野は満員の会場を見渡してチケットが完売した喜びを改めて語り、「私たちはここ、中野サンプラザがゴールではありません。来年はZeppツアーが決まっていますし、皆さんと一緒ならこの先どんなことがあっても乗り越えていけると信じています」と言葉を紡いだ。
藤本は「この景色を一生忘れません。最高のクリスマスをありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝え、坂井は「ここにいる全員Zeppまで、いやその先の未来まで付いてこいよー!」と力強い言葉を響かせる。また小泉は「私たちを少しでも信じてくれる方がこんなにたくさんいるのなら、もっと上を目指して、もっと夢を持っていきたいです」と話し、昨年10月に加入して今年2回目の「ときクリ」を経験した杏は「みんなの力が集結してこんなに素晴らしい景色を見ることができました」と目に涙を浮かべながら挨拶。吉川は普段泣くことのない杏の涙に驚きつつ「今日の魔法のようなときめきをこれからも皆さんに届けられるようにがんばるので、この先も私たちのことを応援してくださったらうれしいです!」と宣伝部員に呼びかけた。
最後にとき宣はペンライトを片手にミディアムバラードの「100%▽オレンジ」を歌唱。宣伝部員も曲に合わせてペンライトを左右に振り、中野サンプラザホールをオレンジ色のまばゆい光で染め上げた。
ときめき▽宣伝部「ときめき▽宣伝部のどきどき▽クリスマスパーティー2019 ~夢に続く魔法のストーリー♪~」>2019年12月21日 中野サンプラザホール セットリスト
01. すきっ!
02. せきがえのうた
03. 一方通行、恋の罠
04. GAMUSHARA
05. プリンセスプリンセスプリンセス
06. Ei-Ei-Oh!
07. あいにきちゃった
08. フレ!フレ!
09. ドンフィクション
10. トウメイ恋心(ハート)
11. 乙女のグロリアス
12. ときめき▽宣伝部のVICTORY STORY
13. サンタさんが・・・・・やってこない!
14. 青春アンセム
15. きみに夢中ガール
16. ガンバ!!
17. DEADHEAT
18. ぴょんぴょん
19. 初恋サイクリング
20. 青春ハートシェイカー
<アンコール>
21. 恋のシェイプアップ▽
22. むてきのうた
23. 人生最幸のメロディ
24. 100%▽オレンジ
ときめき▽宣伝部 2020年 春のZeppツアー
2020年5月4日(月・祝)神奈川県 Zepp Yokohama
2020年5月5日(火・祝)愛知県 Zepp Nagoya
2020年5月23日(土)大阪府 Zepp Namba
2020年5月30日(土)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
※▽はハートマークが正式表記。