本日7月18日に東京都内で行われた映画「八王子ゾンビーズ」の舞台挨拶に、キャストの山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、久保田悠来、藤田玲、牧島輝、松岡充(SOPHIA)、監督の鈴木おさむが登壇した。
昨日7月17日に全国の劇場で封切られた「八王子ゾンビーズ」は、ダンサーになる夢をあきらめ、東京・八王子の山奥にある“希望寺”で修業をする主人公・羽吹隆と、8人のイケメンゾンビ集団“八王子ゾンビーズ”の交流を描いた物語。舞台挨拶は新型コロナウイルス感染症対策のため無観客で行われ、その模様は東京・渋谷TOEIのスクリーンにて生中継された。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、6月から7月に公開が延期となり、ようやく公開日を迎えた「八王子ゾンビーズ」。最初にマイクを手に取った主演の山下は「僕にとっても非常に大切な作品なのでより多くの人に観ていただけたらうれしいです。公開が『今日から俺は!!』とかぶっているのでそれに勝ちたいと思います」と息巻く。久保田が「それでね、新しいタイトルを思いついたんです。『昨日から俺たちは!!』っていうんですけど」と続くと、山下は「マスコミの人たちって笑わないんですねー。あれ、会場を見ても笑ってない!」と中継会場の様子を見ながら大笑い。山下と久保田の軽妙なトークでマスコミからも少し笑いがこぼれた。
鈴木が映画で注目してほしいところについて「イケメンゾンビのアップですね」と語ると、山下は「俺、関係ないですよね? 主演やねんけど……」とすかさずツッコミ。久保田が「健二郎の顔はいらない(笑)」と冗談めかすと、鈴木は慌てて「ゾンビと健二郎くんのアップです。ダンスをアップで観られるのがいいですよね」と注目ポイントを改めた。
「ゾンビたちが満月の夜にダンスを踊ると成仏できる」という驚くべき設定について山下は「最初は正直意味がわからなかったですね。おさむさんは何を言っているんだろうと……」と困惑した当時を振り返る。久保田も同調しつつ「でも台本を読んでこんなに楽しいお話になるんだなと思いました」と話し、藤田は「台本をもらったはいいけど、ゾンビーズのメンバーはほぼアドリブでセリフがなくて恐怖しかなかったです」と台本の内容に驚いたことを明かした。アドリブパートについて山下は「カメラが回って本番にならないとわからない状況だったんです。エチュードに近いものをやらせてもらったので、ホームランを打てたときも三振かなみたいなときもありました」とコメント。久保田は「笑いが堪えられなくなっちゃうんですけど健二郎はこらえていて」と笑い、それを受けて山下は「背中向けてね(笑)。悠来さんずるいですよね、笑いを泣きに変えて」と久保田の演技のテクニックについて語る。久保田が「笑いと泣きはよく似てるって言うじゃん?」と言うと、山下は「ちょっと何言ってるかわからない(笑)」と久保田の独特な返しを一蹴した。
劇中歌「八王子ラビリンス」の歌唱は松岡が担当。この曲について松岡は「おさむさんが歌詞を書いて、曲もあったので『じゃあ歌ってみる?』みたいな感じで歌わせてもらいました(笑)。おさむさんの歌詞にゾンビーズ8人のキャラクターがわかるような歌詞を加えました。八王子ゾンビーズは、8人の王子が由来なので、健二郎くんは僕らにとって牛頭天王みたいな存在なんです。なので健二郎くんのパートとして牛頭天王のフェイクも入れました」とこだわりを語った。
また舞台挨拶では、映画本編に三代目 J SOUL BROTHERSメンバーが友情出演していることも明らかに。山下も初回では気付かなかったという三代目メンバーは誰なのか、劇場で確かめてほしい。
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(c)2020「八王子ゾンビーズ」製作委員会