現在公開中の映画「映像研には手を出すな!」のヒットを記念した舞台挨拶が本日10月10日に東京・TOHOシネマズ 池袋で行われ、今作に主演する乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が登壇した。
映画「映像研には手を出すな!」は、大童澄瞳の人気同名マンガを原作とする作品。アニメーション制作を志す女子高校生3人の青春冒険譚が描かれる。本作で齋藤は超人見知りで超天才監督の浅草みどり、山下はカリスマ読者モデルでアニメーターの水崎ツバメ、梅澤は金儲けが好きなプロデューサーの金森さやかを演じた。
3人は劇中の衣装で舞台挨拶に登場。作品に関して「最強だと思ったこと」を聞かれると、齋藤は「私たちのマネージャーさんも最強の人たちが集まっていまして、『映像研』のSNSなどでアップしているのですが、私たちが会話の途中で突然泣き出して、そのあと急に変なポースをして終わるっていうネタがあるんですけど、それを提供してくださったのもマネージャーさんなんです(笑)」と明かし、山下も「私たちの食の好みも熟知してくださっていて、今日の楽屋も生ハム、チーズ、ナッツと大好きなものが置いてあるんですよ」と続ける。さらに梅澤も「マネージャーさんたちのおかげで私たちのテンションも維持できていたし、マネージャーさんは3人いるんですけど、背丈もちょうど私たちと一緒くらいなんですよ!」とマネージャーたちへの愛を語った。
続いて山下は「最強だと思ったこと」について「3人の絆ですかね!」と笑顔で答え、「『映像研』がなかったら、この3人が集まることはなかなかなかったでしょうし、この期間を通してお互いのことを知れて、素晴らしい3人組になれたんじゃないかなと思っています!」とコメント。齋藤に「山下は私のことをどうも同い年だと思っているんですよ。いいんですけど、『私、何年先輩?』って(笑)」とツッコまれると、山下はすかさず「尊敬の意味もこめて、友達だよね?っていう関係になれたらうれしいじゃないですか(笑)」と返答した。梅澤も「絆はばっちりですよ。でも、私は尊敬を第一に接していますよ!」と話すも、楽屋でイジられた事実を齋藤が暴露。3人は冗談を交えながらじゃれ合い、仲のいい様子を見せた。また梅澤の「浅草みどりが最強だと思います! 原作でもアニメでもそうなんですけど、彼女がいたから水崎と金森が集まったわけだし、飛鳥さんのいろんな面を引き出してくれたじゃないですか。乃木坂の歴史に残る貴重な映像だと思います!」という言葉には、齋藤も「浅草を演じたからこそ、破れた殻がたくさんあったのでありがたいです」とうなづいた。
SNSで届いた「笑いだけでなく、浅草と金森の想いがぶつかり合うシーンなどシリアスな場面もあり引きこまれました。飛鳥ちゃんは、何を考えながら泣いているんでしょうか」という質問が紹介されると、齋藤は「がんばって涙を出すぞと思って泣いているわけではなくて。自分に置き換えるよりは、浅草がどう思っているかを想像したり、現場の雰囲気を感じて泣いています」と自身の演技について語る。山下は「最後の浅草と水崎が手をつなぐシーンで涙が止まらなかった」とのSNSのコメントを受け、「私も思わず涙が出てしまったのですが、手を見ずにつなごうとしたら、手が見つからなくて、飛鳥さんのおなからへんをずっと探しちゃいました(笑)」と撮影時のエピソードを披露。梅澤は「金森の『あんたがダメだと思うからダメになるんだ』というセリフに泣いてしまいました。吹っ切れるきっかけをくれたすごく大切な映画です」というコメントを聞き、「この映画の伝えたいことを受け取ってもらえていて、うれしいです。私自身にも響くセリフで大事にしていたので」と喜びを露わにした。
舞台挨拶中には齋藤が山下と梅澤にサプライズで感謝状を贈呈する場面も。齋藤は山下に対して「山の面白いところをたくさん発見できたのが『映像研』の大きな収穫でした。体もたくさん張りましたね。台本もボロボロでしたね。よくがんばりました。後輩で年下なのに一所懸命付いてきてくれて、ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、梅澤には「いつも母親のような包容力とその大きな体で包んでくれてありがとう。真面目な人だと思っていたけど、それだけじゃないんだと気付きました。梅を見ていて学ぶことはたくさんあります。これからも私においしいものをたくさん食べさせてください」という言葉を送った。これを受け、山下は「うれしい! 家宝にします!」とはしゃぎ、梅澤も「どうしましょう、こんなものもらってしまって!」と大喜び。2人は齋藤への“逆サプライズ”として、“最強の赤身肉”とフライパンをプレゼントした。齋藤が「わー、うれしい! やった! 2人でよかったです『映像研』!(笑)」と満面の笑みで喜ぶと、山下は「ひさびさに見ました飛鳥さんのこんなテンション(笑)」とその姿を楽しそうに見守っていた。
最後に梅澤は「この作品を皆様のもとに届けることができて、やっと完成したと思っております。金森の原作のセリフに『SNSは遊びじゃねーんだよ』というセリフがあるのですが、本当にその通りで、皆さんの感想を見てたくさん励まされましたし、苦労して撮影した期間が実ったなと感じています」と挨拶。山下は「こうしてたくさんの方に見ていただけて本当にうれしい限りです。『映像研』でたくさんの方に出会えて自分自身も変わったし、もっともっとがんばりたいという気持ちも強くなりました。いろいろな変化を与えてくれた『映像研』のことが本当に大好きです」と語り、齋藤は「きっと皆さんの力で今後の『映像研』がどうなっていくかも決まっていくと思うので、この舞台挨拶ができたから終わりというわけではなく、また何回か劇場に足を運んでいただけたらうれしいです」「皆さんが最強の視聴者として広めてくださっているからこそ3人がここに来られたと思うので、とても感謝しています! 改めてありがとうございました! これからも『映像研』として何か活動できればうれしいので、応援を引き続きお願いしたいです!」と呼びかけて舞台挨拶を締めくくった。