JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

ディズニー&ピクサー「あの夏のルカ」日本版エンドソングでヨルシカ・suisが「少年時代」歌う

「あの夏のルカ」ビジュアル
3年近く前2021年05月31日 20:01

ディズニー&ピクサーの最新作「あの夏のルカ」の日本版エンドソングに、井上陽水「少年時代」が決定。この曲の歌唱をヨルシカのsuisが担当することが発表された。

「あの夏のルカ」は、“シー・モンスター”の世界とイタリアの美しい港町・ポルトロッソを舞台にした作品。海の世界に暮らすシー・モンスターの少年ルカは、絶対に行ってはいけないと禁じられている人間の世界への憧れを抑えきれず、親友のアルベルトとともに海の世界をあとにする。身体が乾くと人間の姿になるという性質を持つシー・モンスターの彼らは、この秘密を人間に知られる恐怖を抱きながらも、目の前に広がる新しい世界に魅了されていく。

本作の日本版エンドソングに決まった「少年時代」について、エンリコ・カサローザ監督は「この曲は、(『あの夏のルカ』のように)あの夏の日へのノスタルジアを呼び起こしてくれるので、とても気に入っている曲なんです」と語っている。また、日本好きのカサローザ監督の熱烈なオファーもあり、トクマルシューゴが楽曲のプロデューサーを務め「少年時代(あの夏のルカ ver.)」としてアレンジを完成させた。

ボーカルを務めるsuisが単独名義で作品に参加するのは今回が初めて。「あの夏のルカ」の日本版エンドソングを担当することが決まったときの心境について「とても光栄に思うと同時に、子どもの頃のようなわくわくを感じ、『今年の夏休みは去年とは違うことをしよう!』と浮足立つ小学生のような気持ちでした」と明かし、「少年時代」については「少年時代の歌詞では特に『私の心は夏模様』のフレーズが大好きです。心は時に夏模様になるものではありますが、この一言で一気に夏に手を引っ張られてしまいます。(実際に歌ってみて)アレンジの没入感にも助けられて、少年たちの世界へとトリップできた気がします」と語った。

suisが歌う「少年時代」について、カサローザ監督は「suis の声はとても美しく、透明感のある声で感情を伝えてくれています」と称賛。トクマルシューゴが手がけたアレンジについては「私の大好きな日本のアーティストのシューゴトクマルが、美しく、何事にも束縛されないような自由な雰囲気のアレンジを与えてくれました」と語っている。

この発表と合わせて、YouTubeでは「あの夏のルカ」の特別映像が公開に。この映像の中で、「少年時代(あの夏のルカ ver.)」を聴くことができる。また、「少年時代(あの夏のルカ ver.)」は、明日6月2日に配信リリースされる。

suis(ヨルシカ)コメント

初めて「少年時代(あの夏のルカ ver.)」のアレンジを聴いたときの感想

まさに思い出の中にいるような臨場感にドキドキしました。潮の香りと星の瞬き、重たいオールを漕いで行った先に何か初めての景色を見るような、思い出だけれど夢の中……というような。不思議な情景を感じました。

ルカとアルベルトのように覗いてみたい新しい世界は

私は人間ですが、逆にシー・モンスターになって海の世界に行ってみたいです。海の生き物と一緒に泳いだり、ウミウシを眺めて一日を過ごしたり、なにより泳ぎ回りながら歌を歌うことができたら最高に幸せだろうなと憧れます。

自分を変えてくれた友人はいるか

美しい友人がいます。「お前の好きそうな道を見つけた」と住宅街の寂れた裏道を案内してくれたことがありました。その時私はどうにも彼女の隣を歩く気になれず、背中を眺めて歩く時間がひどく幸福だったのを覚えています。彼女は人間の美しさを体現したような人で、当時の私の濁った価値観の全てを変えてくれました。

「少年時代(あの夏のルカ ver.)」を聴く人へのメッセージ

夏というものは、多くの人に平等に降り注ぎます。ルカたちの夏、それから皆さまそれぞれの夏を感じていただけたら嬉しいです。

エンリコ・カサローザ監督 コメント

この曲を聴いて、本当に感動しています。「少年時代」のカバーなのですが、ふたりのとても素晴らしい音楽アーティストのコラボなんです。ひとりは私の大好きな日本のアーティスト、シューゴトクマルで、この曲に美しく、何事にも束縛されないような自由な雰囲気のアレンジを与えてくれました。歌を歌ってくれているのは suis といって、ヨルシカのボーカル。とても美しく、透明感のある声で感情を伝えてくれています。この曲は、あの夏の日へのノスタルジアを呼び起こしてくれるので、私もとても気に入っている曲なんです。この曲には時代を超えた、本質的なものがあると感じています。1950年代、60年代のイタリアを描いた「あの夏のルカ」によく似合っています。子供のころの夏の日へのノスタルジアを感じさせてくれます。日本のファンの皆さんも、この映画と、新しいアレンジでお贈りする「少年時代(あの夏のルカ ver.)」とともに楽しんでください。皆さんとこの夏の日々を過ごせることを楽しみにしています。

(c) 2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved

関連記事

再生数急上昇ソング定点観測

原口沙輔「イガク」が「人マニア」に続いて話題席巻 / 福岡移住したくなる?裏命ちゃんの強引過ぎる説得

18日
SPANK HAPPY「ethic c/w フロイドと夜桜(sweet voices mix)」配信ジャケット

“第二期”SPANK HAPPYの未発表曲リリース決定、岩澤瞳の最後のレコーディング音源

22日
group_inou

「group_inouのライブが決定しました。」トクマルシューゴとのツーマン開催決定

約1か月
「今は将来に入りますか。」キービジュアル

ヨルシカsuisがAI役で声優初挑戦、主題歌も歌うZ世代向けオリジナルアニメ公開

約1か月
左からリリー・フランキー、小山田壮平、グソクムズ、羊文学、上白石萌歌。(写真提供:NHK)

小山田壮平、羊文学、グソクムズがNHK「The Covers」初出演

約2か月
影山ヒロノブ「むちゃうマンのテーマ」配信ジャケット (c)ナガノ / ちいかわ製作委員会

アニメ「ちいかわ」で影山ヒロノブが歌唱「これは僕が歌わなきゃと、本能が叫びました」

2か月
NHK 「The Covers」10周年アニバーサリー名曲選の出演アーティスト。

今夜の「The Covers」は10周年名曲選 郷ひろみ&田島貴男、上白石萌歌らのステージ振り返る

2か月
「ヨルシカ LIVE 2024『月と猫のダンス』」キービジュアル

ヨルシカ、有明アリーナでライブ&朗読劇

3か月
アニメ「葬送のフリーレン」キービジュアル (c)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

ヨルシカとmiletが主題歌担当する「葬送のフリーレン」第2クールのノンクレジット映像公開

3か月
ジャンク フジヤマ

ジャンク フジヤマが「テレフォン・ナンバー」歌う、カバーアルバム発売も決定

3か月