Mall BoyzのラッパーであるTohjiとgummyboyが、トラックメイカーのMURVSAKIから提供された楽曲の取り下げ手続きを終えたことを報告。事件に対する見解を改めて示すとともに、活動再開を発表した。
Mall Boyzが活動をともにしていたMURVSAKIは、交際女性の連れ子に対して、わいせつ行為を行った監護者わいせつ罪の容疑で昨年11月に逮捕されたことが文春オンラインの記事により8月末に発覚。この記事ではMall Boyzの対応の問題点も指摘されており、Mall BoyzはMURVSAKIが制作に関与した楽曲の配信停止に向けた対応に集中するため、活動を休止していた。
それから約2カ月を経て、本日11月1日にTohjiは自身のTwitterアカウントを更新し、MURVSAKI提供曲への対応を報告。Tohjiのソロ曲「Snowboarding」「HI-CHEW」「Jetlife」「miss u」「White Dolphins」、gummyboyのソロ曲「STU」については配信を停止し、MURVSAKIとの共作ではあるものの、Tohjiが大半を制作した楽曲である「Oreo」や、MURVSAKIが提供した楽曲ではないものの、リリックにMURVSAKIの本名への言及があるDJ CHARI & DJ TATSUKIの「GOKU VIBES (feat. Tohji, Elle Teresa, UNEDUCATED KID & Futuristic Swaver)」については、被害者と協議の上、それぞれ問題の箇所を差し替えたことを明らかにした。
さらに彼らは該当楽曲の収益を性被害に関する団体に寄付することを発表。自分たちの対応の遅れが被害者を傷付けてしまったことを改めて謝罪しつつ、活動休止期間を終了することを宣言した。TohjiのTwitterアカウントには、事件についての被害者の言葉も掲載されており、「私たち母娘とモールボーイズの間に起こった良いことも悪いことも全てを公にすることで、監護者わいせつ罪による被害の実情が多くの方に認知され、どのような社会であるべきかを問い続け、これから先は誰も傷つくことがないように何か少しでも考えてもらえる機会になることを心から願っています」とつづられている。