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P-MODELなどで活動した福間創が51歳の若さで死去、生前に遺したメッセージ公表

3年近く前2022年01月07日 4:05

音楽家、作曲家の福間創が1月1日に亡くなった。51歳だった。

福間は1994年からテクノポップバンド・P-MODELに在籍し、P-MODEL解体後の2000年代には戸川純のバンド・YAPOOSや、ケラ&ザ・シンセサイザーズのメンバーとしても活動してきた音楽家。2001年からはそれらと並行して、フロアサウンドを軸にした自身のユニット・soyuz projectを始動させたが、2014年11月に解散した。以降はソロで活動を続けてきた。

2014年より脳内にできた未破裂血栓化大動脈瘤を患っていた福間。根治は難しいという状態だったため、病を自身を形成する一部として受け入れ共存していくために2021年は音楽活動を休止し、体のメンテナンスを行ってきた。2021年は4月に1stアルバムのリマスター盤「Flowers(2021Remasterd)」を発表し、2022年に創作を再開すべくゆるやかに準備をしてきたが、1月1日に未破裂血栓化大動脈瘤を要因にこの世を去った。葬儀は本人の希望に従い、昨日1月6日に家族葬にて執り行われたという。

“いつか突然訪れるかも知れないお別れの時”に備え、メッセージを準備していたという福間。公開されたそのメッセージには「僕に関わってくれた人々、責任取れてないことばかりで申し訳ない。以降、知り合いや音楽仲間から連絡があるなら、『知り合ってくれてありがとう』とお伝えください。ありがとうございました」とつづられている。

P-MODELとして福間とともに活動した平沢進は「病と共存しながらその境遇を糧とする音楽家の鏡とも言える福間とは、今後連携を深めるシーンを作って行こうと構想を練っていた矢先だった。本来なら『福間は隣接次元に漏れた』と表現するところだが、彼が抱く彼なりの宇宙観と彼なりの生命観による然るべき領域へと移行したのだと信じる。それならばこれを悲劇の文脈で語るべきではない。福間よ、そちらでも良い創作をしてくれ。じゃ」と自身のオフィシャルサイトにてコメントを発表した。

※記事初出時、見出しと本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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