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「今、私は歌って踊ってる」鞘師里保1stツアーが開幕、中野サンプラザで新たなスタートラインに立つ

「RIHO SAYASHI 1st LIVE TOUR 2022 Reflection」東京・中野サンプラザ公演の様子。(撮影:大塚素久[SYASYA])
3年以上前2022年01月16日 3:07

鞘師里保のライブツアー「RIHO SAYASHI 1st LIVE TOUR 2022 Reflection」が昨日1月15日にスタート。初日の2公演が東京・中野サンプラザホールで行われた。

「RIHO SAYASHI 1st LIVE TOUR 2022 Reflection」は、鞘師が1月12日にリリースしたばかりの2ndミニアルバム「Reflection」を携え、東京、大阪、そして地元広島の3都市を巡る自身初のソロライブツアー。初日公演の会場である中野サンプラザホールでは、昼と夜の2公演が実施され、夜公演の模様はTBSチャンネル1で生中継された。この記事ではツアーの皮切りとなった同日の昼公演の様子をレポートする。

ライブの幕が上がり、幻想的なオープニングパフォーマンスが繰り広げられたあと、ハーフアップ姿の鞘師が颯爽と登場。1曲目「Go-by」の激しいビートに乗せて曲間で不敵な笑みを浮かべながら、4名のダンサーたちと迫力あるステージを展開した。鞘師は「皆さーん、こんにちは!」と客席に弾けるような笑顔を向けると、「今この瞬間、皆さんはライブに来て、私は歌って踊ってるんですね……実感は湧いているけど、夢みたい!」と感慨深そうにコメント。また昨年8月に開催された活動再開後初の有観客ライブ以降、約8カ月ぶりに舞台に立てる喜びを語り、冒頭のパフォーマンスでは客席から沸き起こるどんな音も聞き逃すまいとイヤモニを外していたことを明かした。

その後鞘師は、昨年8月発表の1stミニアルバム「DAYBREAK」や最新作「Reflection」の収録曲を次々と披露。ダンサーたちと息がぴたりと合ったしなやかなダンス、情感豊かで抜群のリズム感が光る歌声、各曲の世界観に即した多彩な演出を懸命に届けながら、曲中で時折ファンの顔を愛おしそうに見つめていた。

ライブ中盤、息を整えながら「最初のほうから激しかったでしょう?」と観客に問いかける鞘師。今回のセットリストは自身で大枠を考えたそうで、「多少の調整はしましたけど、自分で曲順を考えながら『これがベストかな』って。そしたら自分で自分の首を締める形になっちゃったけど(笑)、でも本当に楽しいです」と続けた。そして改めてファンへの感謝を述べつつ、「このご時世ですので、迷った結果会場に来てくれた方や、来場をあきらめざるを得なかった方もいると思います。でも今ここに、そういう皆さんの気持ちが集まっているんだなと思うと、心がホッとしてきました。やっぱり皆さんに会えてうれしいです」とはにかんだ。

続いて、鞘師の「私にとって新境地。チャレンジングなことがしたいなと思ってできあがった楽曲です」という紹介を経て、最新作「Reflection」よりMichael Kaneko作曲の「Melt」がスタート。彼女の繊細な、吐息混じりの歌声とともに、ダンサーたちによるドラマチックなステージが届けられた。また同じく「Reflection」収録の「Baby Me」のパフォーマンス前には、鞘師とダンサーチームによるサビの振り付けレクチャータイムが。やや難易度の高い振り付けをテンポよく解説していく鞘師と、彼女の説明に懸命に付いていこうとするファンたち。音源に合わせて全員で練習したあと、オーディエンスが振りを概ねマスターしたことを確認した鞘師は、「さすが私のファンの皆さん!」とうれしそうに笑顔を見せた。

さらに鞘師は、この日のライブ会場となった中野サンプラザホールについて言及。自らが2011年1月にモーニング娘。メンバーとしてデビューを果たし、2015年12月にはグループメンバーとしてラストライブを行った場所であることを振り返り、自身初のツアー初日に11年前のデビュー時と同じ舞台に立てた喜びを述べた。また「私はソロになりましたけど、皆さんも、一緒に支えてくれるメンバーもいるし、1人じゃない」と切り出した彼女は、「私が届けたいと思うことを受け取ってくれる人がいたり、カッコいいと思うものを同じ気持ちで楽しんでくれる人がいたりするのは、本当に幸せなこと」とコメント。続けて、「そういうものを素直に楽しめるようになるまで、私はすごく時間がかかりましたけど、今はすごく自分に対して素直なんですよ。そういう状態で今皆さんの前に立てていることがすごくうれしいし、皆さんもそれを受け取ってくれているから、ありがたいなって」と、ゆっくりと語った。

その後、彼女は「こうやってツアーが始まって、私はスタートラインに立っているわけです。まだまだ進化していけるところがあると思うので、その道筋を皆さんと一緒にたどっていけたら」と決意を表明し、「Reflection」から「Winding Road」を披露。オーディエンス1人ひとりに歌詞を語りかけるように、壮大なメロディを堂々と歌い上げた。そしてダンサーたちとともにアンコールのパフォーマンスを終えると、「ソロになって初めてのツアー、ドキドキしていたけど、いいスタートが切れたと思います。ありがとうございました! また会いましょう!」と、朗らかな表情でステージをあとにした。

鞘師はこのツアーで、本日1月16日に大阪・Zepp Osaka Bayside公演、23日に広島・BLUE LIVE HIROSHIMA公演を開催。2月15日(月)には、BSスカパー!で1月15日の夜公演の模様および独占インタビュー、密着映像を楽しめる番組「鞘師里保 1st LIVE TOUR 2022 Reflection 完全版」が放送される。

なおライブ会場ではツアー限定グッズが販売されており、会場ごとにカラーが異なるTシャツやステッカーセットといったアイテムのほか、鞘師のオリジナルキャラクター“さやまる”がパッケージにデザインされた「イカ天 瀬戸内れもん味」などもラインナップされている。

RIHO SAYASHI 1st LIVE TOUR 2022 Reflection ※終了分は割愛

2022年1月16日(日)大阪府 Zepp Osaka Bayside
OPEN 17:00 / START 18:00

2022年1月23日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
[昼公演]OPEN 13:45 / START 14:30
[夜公演]OPEN 17:15 / START 18:00

BSスカパー!「鞘師里保 1st LIVE TOUR 2022 Reflection 完全版」

2022年2月15日(火)19:30~

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