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マイベストトラック2021 Vol.5 ラッパー編

2年以上前2022年01月25日 9:02

2022年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2021年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「ラッパー編」として、guca owl、NENE(ゆるふわギャング)、BIM、Mamiko(chelmico)、Meta Flower(LSBOYZ)、森(どんぐりず)(50音順)が選んだ2021年の3曲を紹介する。

構成 / 三浦良純

guca owl

ジョーイ・バッドアス「Land of the Free」

ケンドリック・ラマー「u」

ボブ・ディラン「Blowin' in the Wind」

最近の曲ではないですが、自分の中で印象的な3曲を選びました。
2021年は社会的にも考えることが多かった分、コンシャスな曲に触れる機会がいつもより多くありました。
どの曲もリアルで素晴らしい音楽だと思います。

プロフィール

guca owl(グカール)

1998年11月11日生まれ、大阪府東大阪市出身のラッパー。社会問題に対する皮肉なワードセンスと放浪的な世界観を特徴とし、2019年のシングル「今夜はハダシデ」はバイラルヒットを記録している。混沌とした現代を独特の感性で描く彼の表現力は、ヒップホップ好きの若者だけでなく広い世代から支持を集める。

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WILD SIDE MUSIC - YouTube

NENE(ゆるふわギャング)

HENTAICAMERAMAN「CANDY BEER FOR BUNTA AND NABE」

Akira Arasawa on Instagram

Paris Texas「RHM」

ティーゾ・タッチダウン「SUCKA! feat. Fred Flippstone」

・HENTAICAMERAMAN「CANDY BEER FOR BUNTA AND NABE」

初めて踊りながら泣いた曲。
YouTubeにはないし多分サブスクにもないので聴きたい人は彼(AKIRA ARASAWA)の去年出したアルバムをGETするしかないです。
インスタ貼っておきます。尋ねてみてください。

・Paris Texas「RHM」

このEPはリピートしまくってました。

・ティーゾ・タッチダウン「SUCKA! feat. Fred Flippstone」

癖になる。今でもずっと気になってる。フィーチャリングの友達の方が気になる。

プロフィール

NENE(ネネ)

Ryugo Ishidaとのユニット・ゆるふわギャングとして2017年にデビュー。同年12月に1stソロアルバム「NENE」、2020年7月にはAwich、NIPPSらをゲストに招いた作品「夢太郎」を発表した。2021年には大きな話題を集めたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌「Presence」に客演ラッパーの1人として参加し、ドラマ本編にもカメオ出演した。

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BIM

Paris Texas「HEAVY METAL」

Deb Never & JIM E STACK「Sweet & Spice」

ジャスティン・ビーバー「Peaches ft. Daniel Caesar, Giveon」

バラバラな選曲になっちゃいました。
本当によく聴いた曲達です。
3曲ってホント難しかったー、真剣に振り返れて良かったです。
皆さんのお気に入りはどんな曲達でしたか?
クラブで聴いたって言うよりもやっぱり去年は車の中とかで1人で聴く機会が圧倒的に多かったからこんな感じになったんだなぁ。
2曲目3曲目特に。

プロフィール

BIM(ビム)

THE OTOGIBANASHI'S、CreativeDrugStoreの中心人物として活動するラッパー。2017年に本格的なソロ活動をスタートさせ、2018年7月に初のソロアルバム「The Beam」をリリースした。2020年8月に発表した2ndアルバム「Boston Bag」は後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が立ち上げた音楽賞「APPLE VINEGAR -Music Award- 2021」で大賞に選ばれている。2021年はドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌「Presence」にも参加。作中で3番目の元夫を演じる岡田将生とコラボした。

BIM | SUMMIT
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Mamiko(chelmico)

Spencer.「MyLuv」

スティル・ウージー「That's Life」

ロン・エヴァレット「Pretty Little Girl」

・Spencer.「MyLuv」

ギターのリフが良すぎて、聴き始めてすぐにlikeボタンを押してました。同じループでほぼ展開もなく、2分で終わる潔さ。フックも分かりやすい歌詞で歌いやすいし、バースがひとつしかなくて、そこを盛り上がりのマックスにしているところがドストライクでした。私は特に盛り上げようとか考えてなさそうな曲が基本的に好きです。この人は「いい感じのできたからリリースしちゃお」みたいな感じでいつもシングルでだしていて(多分)(その感じが好き)、2021にアルバムがやっと出たので嬉しい~。よく聴きました。

・スティル・ウージー「That's Life」

本当にStill Woozy大好き。アルバムを出してくれてありがとう。この人は本当に1音目から良すぎることで私の中で定評があるんですが、この曲もそう。メロディも一度聴いたら離れないし、声とトラックの音のバランスが良すぎる。張り上げない声の出し方と、コーラスの入れ方も天才。歌詞と音のバランスも良いし、1:41からのフックの入り方が気持ち良すぎる。家でずっと歌ってました。これのアコースティックバージョンとかあったら是非聴きたいです。

・ロン・エヴァレット「Pretty Little Girl」

実はリリースは1977年のもの。2021年にデジタル・リマスタリングでサブスクにでてきました。Pistachio Studioのtajima halに教えてもらって、それからアルバム単位でリピートしまくり。ありがとうタジマ。当時身内とかに配るくらいしか作っていなかったみたいで、いまこうして聴けていることに感謝。あーいまドラムは左で叩いてるなとか、どんな顔して演奏してるかを勝手に想像してみたり。とても楽しい。で、その中でもこの曲はながら聴きしててもハッとさせられて、ついボリュームを上げちゃう1曲。楽しい中にリラックスがある音で、楽器の音もシンプルだから、声と歌詞がとても入ってくる。歌声が両耳にブレながら入ってくるところも含めて大好き。良い曲、良い歌はどんな録りだって最高なんだな。

プロフィール

Mamiko(マミコ)

友達のRachelと結成したラップユニット・chelmicoとして2014年に活動を開始。ワーナーミュージック内のレーベルunBORDEからメジャーデビューし、これまで「POWER」「Fishing」「maze」という3枚のアルバムをリリースしている。2017年にソロ作「Deep green」をリリースし、STUTS、TOSHIKI HAYASHI(%C)らの作品にもゲストボーカルで参加。2021年8月にソロとして初のフルアルバム「ms」をリリースした。

suzuki mamiko HP
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Meta Flower(LSBOYZ)

Marina Herlop「miu」

セノオGEE「常新」

COCO VOCs「Surgical Tetra」

・Marina Herlop「miu」

PANっていうレーベルが大好きでずっとチェックしてる。
インスタレーションやパフォーマンスと音楽の境界線を感じさせないアーティストが多く、リリースのアプローチや作品の文章化までが素晴らしい。
オーナーのBill KouligasとAmnesia Scannerをアテネで見た事が人生を大きく変えました。
この曲は映像の生命感がとても美しい上に、牛と信頼関係を築くというかなりの時間と体力を感じました。

・セノオGEE「常新」

自分が1番影響を受けたラッパー。
2010年くらいから2017年までの間、スラジュさん事件(ガーナ国籍男性を東京入管が成田から強制送還する際に手錠やタオルなどを使用して制止し亡くなった)を最高裁まで親族と共に戦った人物。
ここ最近になって入管の事件は浮き彫りにされ騒がれているけれど、この人はもっと前から戦っていた。政治家も今になって慌てて票を稼ぐために動き出したが俺から見たらどいつもコイツも話題に便乗したアクティビストまがい。真実に目を通してほしいし、その人の声を聞いてほしい。
以下、事件の詳細
ABUBAKAR AWUDU SURAJさん死亡の件について抗議します

・COCO VOCs「Surgical Tetra」

LSBOYZの仲間なんだけど彼と音楽の話はずっと気が合う。というか、本当に感度がいいんだなこの人って感じ、驚かされる。作品において、何が良くて何が悪いかの判断が物凄くしっかりしてるんだよね。
この曲は彼のパートナーの亡き父親が住んでいた土地のミュージシャンとセッションしているのだけど、その男達の気持ちのセッションがすごくドラマチックに描かれている。

プロフィール

Meta Flower(メタフラワー)

1994年、神奈川県生まれのラッパー、彫刻家。18歳の頃からヒップホップクルー・LSBOYZのメンバーとして活動しており、2020年1月にソロ作品「DADA」、同年12月にクルーとしての1stアルバム「LSBOYZ」をリリースした。彫刻とラップという2つの表現方法を持っており、どちらも「人生」や「人間関係」をテーマとしている。

Meta Flower (@MetaFlower_wf) | Twitter
Meta Flower (@metaflower_w.fl) | Instagram

森(どんぐりず)

グリーンティー・ペン「Nah Ain't The Same」

BUSDRIVER「Right before the Miracle」

Wildcoockie「Serious Drug」

・グリーンティー・ペン「Nah Ain't The Same」

去年1番くらったアルバムから1曲! ボーカルから展開からずっとマジサイコーっす

・BUSDRIVER「Right before the Miracle」

おれがずっと好きな曲! 狂っててマジサイコーっす

・Wildcoockie「Serious Drug」

ぶちあがっていきましょ

プロフィール

森(モリ)

群馬県桐生市出身のラッパー。トラックメイカー / プロデューサーのチョモとの2人組ユニット・どんぐりずとして活動している。2021年にリリースした「NO WAY」は中南米諸国を中心にストリーミングヒットを記録。世界18カ国でSpotifyバイラルチャートにランクインし、チリ、メキシコ、アルゼンチンでは1位を獲得した。音源、映像、アートワークに至るまでセルフプロデュースを一貫し、ファンを増やしている。

どんぐりず(DONGURIZU) - official site

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