KLUTCH(ET-KING)が大麻取締法違反の容疑で書類送検された件について、不起訴処分になったことが発表された。ET-KINGのオフィシャルサイトでは、書類送検から不起訴処分に至るまでの経緯が説明されている。
KLUTCHは2月16日に事務所で近畿厚生局麻薬取締部と大阪府警から捜索令状の説明を受け、尿検査を受けたが異常はなかった。事務所からの押収物はなく、自宅の家宅捜索で携帯電話など数点の押収物があったが疑わしいものはなく、逮捕および拘束されることもなかったという。その後3月23日までの間に近畿厚生局麻薬取締部から任意聴取の連絡があり、KLUTCHはそれに応じていた。のちに書類送検されると認識していなかったため、3月25日に書類送検の件が報道されるまで活動を続けていた。なお書類送検された事実については事務所およびKLUTCHが認識しておらず、テレビ局と新聞社からの問い合わせにより判明したとのことだ。
そして3月29日、事務所は再び報道機関から電話を受け、不起訴処分になったことについてのコメントを求められた。KLUTCHに検察庁から不起訴処分の連絡はその時点でなく、報道機関からの問い合わせでその決定を知ることとなった。KLUTCHは一連の騒動について謝罪しつつ、不起訴処分になった件について「尿検査の結果が陰性だったこと、押収物から検出された大麻成分が微量で第三者の物だったこと等を踏まえて、大阪地方検察庁から3月29日に不起訴処分と判断されました」とコメント。続けて「とはいえ自宅に訪れる友人の中にそういった物を持っている人がいたことは事実です。沢山のお叱りについても真摯に受け止め、自身ともっと向き合い、日々の生活や行動をいま一度見つめ直していく所存でございます」とつづり、活動を自粛することを発表した。
メンバーも謝罪の弁を述べつつ、「仲間として叱るべきところは叱り、支えるべきところは一生懸命にサポートしていきたい」「同時に僕達自身の行動についても振り返り、一層気を引き締めていきたい」「KLUTCHが戻ってこれる居場所としても守り続けていきたいと思っています」とコメント。今後の具体的な活動については、改めてアナウンスされる。