7ORDERの萩谷慧悟と長妻怜央が主演を務める舞台「Little Fandango」が、本日6月10日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕。初日公演を前にマスコミ向けの囲み取材が行われた。
西田大輔が作・演出・プロデュースを務める本作では、アメリカの西部開拓時代、21人を殺して21歳で生涯を終えた“悪童”ビリー・ザ・キッドの伝説を中心に、ニューメキシコ州の街に生きた少年たちの運命と隠された歴史が描かれる。舞台にはダブル主演を務める萩谷と長妻のほか、渡辺みり愛(ex. 乃木坂46)、校條拳太朗、山口大地、内堀克利、村田洋二郎、大海将一郎、吉川友、中村嘉惟人、横井翔二郎、瀬戸利樹、萩野崇、松田賢二が出演する。
ビリー・ザ・キッドとして知られることとなるヘンリー・マカーティ役の萩谷は、自身の役どころについて「すごく影のある役。自分の本質とは真逆にあるような役ですね」と述べ、「僕はすごくおしゃべりなんですけど、マカーティは口数が少ないし一匹狼なので、何か気になると思わせられるように演じていきたいと思います」と意気込む。長妻は独特のボケを挟みつつも「僕はただまっすぐ馬のように走るだけだなと感じてお芝居させていただいています。気持ちの表現、落差が激しい役なのでやりがいもありますし、やってて楽しいです。皆さんの心をどれだけ動かしていけるかがこのキャラクターの醍醐味だと思うので、全力でがんばっていきたいと思います」と熱く語り、「キャストに若い人たちが集まっていて勢いがあって素敵だねって西田さんたちが言ってくれて。でも、僕には弱点が2つあるみたい。油断することと忘れちゃうことが弱点らしくて。忘れないようにがんばりたいと思います!」と元気よく話した。また、昨年乃木坂46を卒業した渡辺は「出演者にすごい方たちがそろっているので、私自身、稽古中もめちゃくちゃ勉強になって、お芝居ってすごく楽しいなと思わせてくれる。女性が少ないので最初はしゃべれなかったんですけど、皆さんが助けてくれて、お優しい方ばかりで感謝しています」と充実した表情でコメントした。
舞台にはガンアクションが取り入れられているということで、萩谷は「西田さんが作られる舞台というのは、アクションだったり殺陣が素晴らしくて。今回は刀がないので、どうやって殺陣を表現するんだろうなと思う方も多いと思うんですけど、いつもと違った殺陣といいますか、銃だったりナイフだったり、近距離だったり遠距離だったり、いろんなところに視点が移るアクションになっています」と見どころを語る。長妻は「銃を回す練習をずっとやってました! だから、落とすことはないんじゃないかな。センスがあるという役どころなので、どういうところでセンスを出せるかなと思ったときに、銃をくるくる回せる人はセンスがありそうかなって。ぜひ意識して見てほしいです」と華麗な銃回しを披露してみせた。
長妻は6月5日に24歳の誕生日を迎え、誕生日当日に行われた舞台の特別番組で出演者たちからメッセージ入りの色紙を受け取った。彼は「前開きのこういうやつで、ちっちゃく紙が貼ってあって!」と身振りを交えて説明し、「1人ひとりのメッセージがうれしかったです。こういう時期に誕生日が迎えられて幸せだなと思いました」と笑顔で語った。6月19日の“父の日”が近いということで、「最近、親孝行をしたことは?」という質問が記者から飛ぶと、萩谷は「父親が趣味でギターを始めて。うまくなったらいいギターを買うと言っていたので、『じゃあ今からいいギターを買うよ』と言って、一緒にアコースティックギターを買いました」とエピソードを語る。長妻も「僕は親に車を買いました。僕は免許を持ってないんですけど。親孝行ということで、新車をプレゼントさせていただきました」と話し、最後に出演者を驚かせていた。
舞台「Little Fandango」は本日6月10日から19日まで東京・EX THEATER ROPPONGI、7月2、3日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。また7月3日の千秋楽の模様が生配信されることが決定した。配信チケットの詳細は舞台のオフィシャルサイトで確認を。
舞台「Little Fandango」
2022年6月10日(金)~19日(日)東京都 EX THEATER ROPPONGI
2022年7月2日(土)~3日(日)大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール