本日8月8日に東京・イイノホールで映画「アキラとあきら」の完成披露舞台挨拶が行われ、キャストの竹内涼真、横浜流星、高橋海人(King & Prince)、石丸幹二、ユースケ・サンタマリア、江口洋介、監督の三木孝浩が登壇した。
「アキラとあきら」はシリーズ累計70万部を突破する池井戸潤の同名小説を三木監督が実写映画化した作品。父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛(アキラ)を竹内が、大企業の御曹司ながら血縁のしがらみに抗う階堂彬(あきら)を横浜が演じる。
優秀な兄の階堂彬にコンプレックスを抱く弟・龍馬を演じた高橋は、自身の役どころについて「仲良く家族で暮らしてきたので、家族の中で利害関係があるとか、兄にコンプレックスを持つとか自分にはなかったんです。だからチャレンジングな役でしたね」とコメント。また「責任感、焦り、悔しさ、いろんな感情をシーンごとに使い分けたり、バランスを考えました。クライマックスではその感情を全部出そうと意識していました」と語った。
さらに高橋が「豪華なキャストの中で毎日緊張していたんですが、流星くんと三木監督が支えてくれたんです。MAX緊張するあるシーンの撮影では、流星くんが『2人っきりにさせてください』って言ってくださって。シーンが終わったあとにハグしてくれたことはずっと覚えてますね」と裏話を明かすと、横浜は「海人くんは気遣いの人だから時間とか気にしちゃうのかなって。だから集中してもらうために2人にさせてもらって。落ち着いてから撮影しようと提案させてもらいました。結果いいシーンになりましたね」と振り返った。
イベント中盤には映画のストーリーにちなみ、登壇者が仕事をするうえで大切にしている信念や大事にしていることを語る場面も。竹内は「コミュニケーションをできる限りたくさん取ることが一番大事かなと思っています」、横浜は「皆さんの心に残る作品を作るために妥協しないことです」と回答。高橋は「自己満足にならないことですかね。僕はアイドルをやっているんですけど、聴いてくれる人、見てくれる人がいる。そういう人の気持ちになるべく寄り添えるようにって考えています」と真摯に答えた。
「アキラとあきら」は8月26日より全国ロードショー。
※高橋海人の高は、はしご高が正式表記。