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ツユが初の全国ツアー完走、ファンへ感謝伝えた東京公演「これからも一緒にいてください」

ツユ(撮影:堀卓朗[ELENORE])
1年以上前2022年11月05日 12:06

ツユが10月30日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で全国ツアー「ツユ LIVE TOUR 2022」の最終公演を開催した。

「ツユ LIVE TOUR 2022」は、ツユにとって初となる全国ツアー。福岡・Zepp Fukuoka公演を皮切りに、大阪、北海道、愛知、宮城、東京の全国6カ所で開催された。この記事では昼夜2部制で行われたツアーファイナルのうち、昼の部の模様をレポートする。

定刻を少し過ぎた頃、ツユの3人がバンドメンバーにKei Nakamura(B)、樋口幸佑(Dr)、あすきー(Manipulator)を従えてステージに登場。行き場のない若者たちの感情を歌った「アンダーキッズ」でライブの幕を開けると、スクリーンに映されたミュージックビデオを背に抜群のコンビネーションを見せつけ、序盤からオーディエンスの心をがっちりとつかんだ。miro(Piano)の流麗なピアノソロを挟んだのち、披露されたのは「太陽になれるかな」と「雨を浴びる」。続く「雨模様」では楽曲タイトルのように雨を連想させるライティングが場内を照らし、礼衣(Vo)の澄んだボーカルと相まって会場は神秘的なムードに包まれた。

miroが「強欲」の演奏を始めると、ステージが真っ赤に染まり、不穏なムードが場内を満たしていく。そしてダークな世界観が印象的な人気曲「デモーニッシュ」につなぐと、激しい展開の中、礼衣が鬼気迫るボーカルを響かせて観客たちを圧倒した。その後、会場の熱気を落ち着けるように「梅雨明けの」「ナツノカゼ御来光」「ひとりぼっちと未来」といったミディアムナンバーをプレイ。ライブ中盤にはツユがスマホゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に提供した楽曲「どんな結末がお望みだい?」のセルフカバーを、MVとともに初披露してファンをよろこばせた。

そしてぷす(G)のテクニカルなギターが光る「秋雨前線」を起点に、「くらべられっ子」「ナミカレ」「泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて」といったキラーチューンを畳みかけてライブはいよいよ終盤戦へ。ここまでMCなしで一気に駆け抜けてきた礼衣が「今日は来てくださってありがとうございます。楽しんでいますか? 私たちの初めての全国ツアーも今日が最終日です。次で最後の曲になります」と短く挨拶すると、「あの世行きのバスに乗ってさらば。」「終点の先が在るとするならば。」をシームレスに演奏。この日一番のエモーショナルな演奏で会場のテンションを最高潮に導き、大きな余韻を残してステージをあとにした。

鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに現れたツユは、まずアーティストと盲目的なファンの関係性を鋭い角度で描いた歌詞と、礼衣のポップなボーカルが絶妙なバランスで溶け合った「いつかオトナになれるといいね。」をプレイ。ツアーグッズやバンドメンバーの紹介が行われたのち、ロックな君とはお別れだ」が披露された。そしてツユの3人は初の全国ツアーを振り返り、miroが「各地のお客さんからもらった気持ちがリレーのように続いているんですよ。東京に戻って来てすごく大きなパワーになってるし、次の公演にもつなげたいので引き続き応援よろしくお願いします!」、礼衣は「最近ツユを知ってくれた人にも、ずっと応援してくれている人にもさらに好きになってもらえるようなツアーができたかなと思っています。新しいことに挑戦してみんなに報告すると思うので、これからも一緒にいてください」、ぷすが「ツユは行けるところまで、僕らが老いぼれるところまでやります!」とコメント。最後は「やっぱり雨は降るんだね」で場内をさわやかな空気で満たし、大盛況の中、初の全国ツアーの幕を降ろした。

Apple Music、Spotify、LINE MUSICなどのサブスクリプションサービスでは、本公演のセットリストで構成されたプレイリストを公開中。またツユは12月28~31日の4日間、千葉・幕張メッセ国際展示場で開催される音楽フェス「COUNTDOWN JAPAN 22/23」の3日目に出演することも決定している。

「ツユ LIVE TOUR 2022」2022年10月30日 Zepp DiverCity(TOKYO) 昼の部 セットリスト

01. アンダーキッズ
02. 太陽になれるかな
03. 雨を浴びる
04. 雨模様
05. 過去に囚われている
06. ルーザーガール
07. テリトリーバトル
08. 強欲(inst)
09. デモーニッシュ
10. 梅雨明けの
11. ナツノカゼ御来光
12. ひとりぼっちと未来
13. アサガオの散る頃に
14. どんな結末がお望みだい?
15. 秋雨前線(inst)
16. くらべられっ子
17. ナミカレ
18. 泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて
19. あの世行きのバスに乗ってさらば。
20. 終点の先が在るとするならば。
<アンコール>
21. いつかオトナになれるといいね。
22. ロックな君とはお別れだ
23. やっぱり雨は降るんだね

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