湯木慧の新曲「魚の僕には」が12月21日に配信リリースされる。
「魚の僕には」は、「人間の弱さ故の支え合う温かさや、人が誰かと出会い愛し愛されることが不確かで奇跡だということ」を魚の目線で表現した楽曲。ピアノとストリングスを主体とした生音にこだわり、歌声と歌詞のメッセージがまっすぐに届くようなサウンドとなっている。今作のアレンジはLittle Black Dressなどの楽曲の編曲を手がける森田悠介が担当した。
湯木は「この曲の中では、魚は人間ではない生き物たちの象徴です。そこから見る人間はすごく弱くて、生まれる時も生まれてからも誰かに助けてもらいながら立てるようになったり食べれるようになったりするのです」と曲について説明。さらに「人間は愛や繋がりがすごく強い生き物なのかなぁ、とメダカを見ながら思いました」とメダカの飼育によって得た思いをつづっている。
湯木慧 コメント
この曲の中では、魚は人間ではない生き物たちの象徴です。
そこから見る人間はすごく弱くて、生まれる時も生まれてからも誰かに助けてもらいながら立てるようになったり食べれるようになったりするのです。
メダカの卵を育てて今家に稚魚がいるのですが、本当に何にもできない状態で生まれるのって人間だけだなぁと思いました。
人が誰かを愛したり誰かと居ることで強くなれるのは人間にとって当たり前のことで生まれてきた時からのごく自然な事なのです。
でも、そんな当たり前の中で生きてきたのに実はそれはものすごく不確かなモノで簡単に死んでしまう事もあるし、心は不確かで一緒にいてもどこかにいってしまったりするのです。
だから人間は愛や繋がりがすごく強い生き物なのかなぁ、とメダカを見ながら思いました。
この曲を聴いて当たり前が当たり前じゃないんだな、と少し強く手を握りなおせるきっかけになったりしたらいいのかなと思うのです。